球界トピックス

1月21日


 ニックン、聖域汚す爆弾発言! 連覇達成へ早くも赤信号!
名手・川相の必要性を訴える為に今夜の松井さんが命を懸けて国外に亡命してしまい、V2へ暗雲漂う巨人に更なる不安要素が発生した。茂雄の圧力により、V2へ最大のキーマンと目される名手・川相を差し置いて、2番ショートの聖域を侵食する事が濃厚のニックン「送るだけじゃなく大きいのも打ちたい。こぢんまりまとまりたくない。僕がバントしたら2番を打つ意味がなくなる」などと、聖域を汚す爆弾発言をかましたのだ。大きいのばかり狙っていたのは、今に始まった事ではなく、二塁走者を悉く封殺に導く、バント技術の未熟さを棚上げし、バントしない事を正当化しようと言わんばかり。偉大なる「2番ショート・川相」の存在を完全否定したと言っても過言ではないこの発言に対して、周囲は非難囂々。松井さんの穴埋めとして獲得したペタジーニもチームの和を乱しかねない存在と危惧されている中、キャンプ前から不協和音が発生してしまい、若大将・原監督の提唱する「ジャイアンツ愛」は早くもヒビだらけだ

 ゼブラ今岡、越年初交渉でようやくサイン! 選手会、竹田常務に抗議文送付!
阪神曰く代理人である岩崎弁護士の都合により、年が明けても契約更改交渉を行っていなかったゼブラ今岡が、この日、甲子園球場内の球団事務所でようやく交渉を行った。3時間近くに渡るロング交渉の末、7850万円アップとなる1億2000万円(推定)で一発サインしたゼブラ今岡は「(契約更改交渉が)遅くなり、待っていて不安もあったが、高い評価をして戴いたし、今年も是が非でも活躍して評価して貰いたいと言う気持ちになった」と満足気。遅ればせながらも、円満解決となったかに思われたが、この期に及んで、とんだ横槍が入ってしまった。15日の労働組合・日本プロ野球選手会と日本プロ野球組織の間で行われた会議の席で、阪神・竹田常務が「ゼブラ今岡自身ばかりか代理人とも一度も対面出来ない」と交渉が長期化した事に不快感を露わにした件に対して、選手会が「事実無根の事を指摘され、ゼブラ今岡の名誉が著しく傷つけられた」として謝罪を要求する抗議文を送付したのだ。選手会はゼブラ今岡及び岩崎弁護士に事情聴取した上で昨年11月末に下交渉を行っていた事実を掴んでおり、松原事務局長も「竹田常務が会っていないと主張している事に疑問を感じる。選手が同席していなくしても交渉は交渉。あたかもゼブラ今岡側の交渉態度に誠意がないとする指摘には納得がいかない。謝罪して欲しい」とコメント。当のゼブラ今岡がさしたる不満を述べていないにも関わらず、余計なお節介をかまされ、とばっちりを受けた竹田常務は下交渉の事実は認めたものの「第1回の交渉には代理人と選手が同席すると言うルールがある。(15日の発言は)ゼブラ今岡本人が交渉のテーブルに着かなかった事を指摘した」と、選手会の言い分こそが事実誤認であると言わんばかりに辛辣な表情を浮かべた。また、選手会が味方についた事で岩崎弁護士はここぞとばかりに「虚偽の説明をされ、不本意で憤りを感じる。初回交渉に選手同席と言うのは2000年当時の暫定的なルール」と、いらぬ反撃をかまし、余計に事態をややこしくする有様。新たな鬱陶しい問題を抱え、とっとと全員の更改を済ませたい球団の憤りがありありと見えたせいか、この日、同じく代理人同席で2度目の交渉に臨んだシャア少佐は前回より100万円の上積みに「正直、納得していない」としながらも、渋々妥協し、300万円ダウンの3700万円(推定)で白旗を上げた

 川崎、ブルペンで30球の投げ込み! 3年ぶりの一軍登板なるか!?
1ヶ月以上に渡るアリゾナでの自主トレを終え、帰国したばかりの川崎がこの日からナゴヤ球場入り。前日、昨年丸々リハビリモードと言う同じ境遇のジョニー黒木(ロッテ)がブルペン入りした事に触発されたのか、雪がちらつく寒さの中、屋内のブルペンで捕手を座らせて約30球の投げ込みを行った。FAで中日に移籍してから、2年も一軍登板がない儘、3年契約の3年目を迎えてしまい、内外からの風当たりが強くなる一方。この日のスタッフ会議後にも高橋投手チーフコーチから「2年間投げていないから(戦力として)計算出来ない」と叩かれたが、流石に、今年も未登板と言う訳にいかない事は重々、承知している川崎は「どこも痛くも痒くもない。去年の今頃に比べればずっといい」と完全復活への確かな手応えに明るい表情を見せた。