球界トピックス
1月7日
元エクスポズ・吉井を獲得! マック鈴木と逆輸入コンビ結成!
この日、オリックスは昨年、エクスポズを自由契約になった吉井理人投手(37)と、年俸55万ドル(推定)+出来高で1年契約を結んだ事を明らかにした。
ドラフト2巡目で獲得したマック鈴木とのメジャー逆輸入コンビ結成を画策し、早くから吉井の動向を調査していたオリックスはメジャーだけでなく、日本球界も選択肢にある事を確認すると、すかさず身分照会を済ませ、入団にこぎつけた。6年ぶりの復帰となる吉井は、メジャー3球団からもオファーは来ていたとの事だが、いずれもマイナー契約とあって、日本球界復帰へ心が傾いた模様だ。
山崎武、やっぱり島流し! 平井との交換トレード成立!
逆輸入コンビ結成に成功したオリックスが更なる補強を敢行。かねてより、噂に挙がっていた中日・山崎武司内野手(34)を平井正史投手(27)との交換トレードで獲得したのだ。当初、福留(ふくとめ)を交換要員に交渉を進めていたが、読み方こそ違えど、ズル休み首位打者・福留(ふくどめ)がいるとあって、名前がかぶって印象が薄くなる事を危惧した中日側が懸念。そうこうしているうちに山崎武が3年契約の2年目の契約更改を済ませ、トレード話はご破産になったかに見えた。しかし、壊滅的貧打線と石毛監督のアミダ殺法に泣かされ続けたオリックスはネームバリューのある和製大砲を諦めきれず、山田監督のオリックス投手コーチ時代の教え子・平井を交換要員に再度アタックをかけ、ようやく合意に。これにより、山崎武の2年残っている3年契約はオリックスが引き継ぐ事となった。恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカベン パロ野球編」にて、天才児・殿馬のおもちゃのピアノによる「ああ、栄冠は君に輝く」の演奏に励まされたおかげと言う、しょぼい復活劇を描かれる呪いをかけられて以来、長期に渡り、低迷してきた平井だが、これで悪夢のパ・リーグから脱出出来た事で安堵の表情を浮かべ「山田監督には見て貰った事もあるし、やり易い」と新天地での躍進を誓った。
中日・鈴木を金銭トレードで獲得!
この日、近鉄は中日から鈴木郁洋捕手(27)を金銭トレードで獲得した事を発表した。昨オフ、FAで横浜から移籍してきた谷繁の存在により、完全に出番を失ってしまった鈴木は契約更改の席で移籍を志願。ベテラン・古久保がユニフォームを脱ぎ、今まで以上に捕手層が薄くなっていた近鉄はこれを聞きつけ、獲得を打診し、トレードが成立した。移籍が決まった鈴木は「自分にとって、とても良い話だと思う。とにかく試合に出場して充実感を味わいたかったし、チャンスだと思う」と喜びを表した。