球界トピックス

12月24日


 殺人投球・下柳、死の背番号「42」に決定!
この日、阪神は新加入選手の背番号を発表。バルデスに代わる新助っ人・ウィリアムスが「54」となった他、日本ハムから移籍の中村豊は「0」,ジュビロ野口は「27」、そして、下柳は「42」をつける事となった。昨年、破戒僧・清原(巨人)抹殺を目論む織田裕二が「18」から「4(死)」へ変更した事で話題になったが、同じく殺人投球が売りで、「死神ボール」をウイニングショットに持つ下柳に死に番をつけさせる辺り、あからさまに他球団への宣戦布告をしていると言っていい。シャレにならない背番号の左右の殺人投球コンビにより、果たして、来季は何人の打者が犠牲となるのか!?

 清水、1000万円の上乗せで妥協! 破戒僧・清原は出来高ゼロ!
茂雄暗黒政権時のあまりにも理不尽な査定による鬱憤が溜まっている清水が神田錦町の球団事務所で2度目の契約更改交渉を行った。球団側は前回より1000万円上乗せした8200万円アップの1億9000万円(推定)を提示。2億を希望し、越年覚悟の徹底抗戦を示唆していた清水だったが、この提示に「キリのいい所(2億)まではいかなかったが、歩み寄って戴き、納得している」と妥協し、ハンを押した。一方、4年契約の2年目となる破戒僧・清原は年俸は現状維持の4億5000万円(推定)据え置きの為、今回の交渉は出来高についての話し合いとなったが、2度に渡るリタイアにより、プロ入り最少の55試合の出場に終わった事で設定されたノルマを何一つクリア出来なかった清原は出来高ゼロにも文句一つ言わずに一発サイン。「これだけケガに苦しんだシーズンはなかった。来年は試合に出て貢献したい。(順調なら来季中に達成可能な2000本安打について)試合に出ないと安打も出ない。いいコンディションで1年間試合に出られれば、達成出来ると思う」と抱負を語った。また、左踵痛の為、1ヶ月半に渡って戦線を離れた事で3年連続のフル出場を果たせなかったマッスル千代の富士は公傷が認められ、2000万円アップの2億2000万円(推定)の提示に一発サインとなった。

 山崎武、現状維持でサイン! パ・リーグへの島流しはご破算か!?
オリックスを初めとするパ・リーグへ島流しになる噂に包まれていた山崎武が2度目の交渉に臨んだ。昨年、3年契約を結んでおり、年俸は現状維持の1億2000万円(推定)となる事が確定していたにも拘わらず、前回は「気持ちの整理がつかなかった。色々話して押すべきではないと…」と、不可解な理由で保留。トレード話に時間をかけていたのでは?と言う疑惑も挙がったが、この日は結局、現状維持であっさりサインし、どうやら島流しはチャラとなった模様だ。今季はプロ入り最悪のシーズンに終わったと自らを評する山崎武は交渉後の会見で「今年の分を取り返す事しか考えていない。まず試合に出る事。出られれば本塁打も打てる」と来季の復活を誓った。

 オツ、パ・リーグ投手最高額の2億3000万円!
7年連続2桁勝利をマークしたオツが所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行った。日本シリーズでこそ、東京ドームに弱いからと4戦目まで起用されない無体な扱いを受けたが、チーム最多の15勝でリーグ優勝に貢献した事を評価する球団側は5500万円アップの2億3000万円(推定)を提示。パ・リーグの日本人投手では最高年俸となるこの数字にオツは「希望(2億5000万円)には届かなかったが、気持ちよく年を越したかったので判を押した」と一発サイン。「(リーグ投手最高額で)気分が悪いと言う事はないね。霊感投手・松坂の倍額? どうせすぐ抜かれるよ」と照れ笑いを見せた。

 金田、2度目の交渉! 2500万円アップで渋々サイン!
パ・リーグ最優秀防御率に輝いた金田が2度目の契約更改交渉に臨んだ。前回は2000万円アップの7000万円(推定)に納得がいかず、交渉後には悔し涙を流した金田はこの日も2時間半に渡るロング交渉を展開。その結果、前回より500万円上乗せされた7500万円(推定)+出来高1000万円の提示となり、「気持ちはすっきりした部分もある。球団も歩み寄ってくれたし、早く野球に集中したかったので…」と、渋々ながらも、ようやくサイン。防御率の高さに反して、4勝しか出来なかった事を反省し「来年は勝てる投手として1年間(ローテで)回りたい」と語った。