球界トピックス

12月21日


 中村、メッツの勇み足に強い不信感! 急転、近鉄残留が決定!
FA宣言し、去就が注目されていた中村の近鉄残留が決定した。メッツのフィリップスGM曰く、既に中村とは基本条件で合意に達しており、メディカルチェックも済ませるまでに至っていたとの事で、前日20日には米ニューズデー紙やメジャーの公式HPで入団合意の情報が流れていた。しかし、近鉄との2度目の交渉を終えた段階で最終結論を発表する意向を示していた中村はこの勇み足とも言えるメッツ側の情報リークに強い不信感を抱く事となり、まずメッツが選択肢から消滅。阪神と近鉄の2択となった上で20日の夜に近鉄・梨田監督との会食が実現した。近鉄球団としての正式交渉とは違う枠ながら、梨田監督は5時間にも及ぶ熱意溢れる説得を敢行。最後は「メジャーでやりたい夢をバファローズで日本一に…と言う風に変えてくれ」の言葉が決め手となり、中村は近鉄残留を決意し「日本一になるまで、球団が許す限り近鉄にいたい」と語った。阪神を選択肢から外した理由は「やはり自分のスタイルはエリートじゃない。泥臭い所を忘れたくなかった。星野監督に温かい言葉を貰ったが、気持ちに嘘をつけなかった」と、ハナから阪神と交渉する必要はなかったのでは?と疑問視される様なもの。散々じらされ、辟易とさせられた挙げ句にフラれる結果となった阪神・星野監督は「体が一つしかないと前から言っていた。男が悩んだ末に決断したんだから、それを尊重してやらんと。(電話で中村が)申し訳ありませんと言うから、そんな事は気にするなと言ってやった」と、平静を装っていたものの、内心は穏やかではなかったのは言うまでもない。中村の獲得に失敗した事で阪神はアリアスの残留を正式に決定。中村の保険扱いされ、残留の返答を待たされていたアリアス側の不満を払拭すべく、延滞料を加算する事で合意に達した。  

 小林雅、5500万円増! ジョニー黒木を抜く球団最高年俸!
この日、守護神・小林雅が千葉マリンスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉を行った。今季は日本新の33試合連続セーブポイント,リーグ新の17試合連続セーブを樹立するなど、絶対的なストッパーとして君臨した活躍を高く評価する球団側は5500万円アップの1億5500万円(推定)を用意。報道陣からは2億突破を予想する声も多く、評価が低いのでは?と言う見方もあったが、23%減となったジョニー黒木を上回る球団最高年俸を提示に小林雅は「4年間で一番いい査定だった。完璧に近い部分が多かった」と笑顔の一発サイン。「来季も同じ様に投げられれば(2億の大台に)行くんじゃないですか。最大の目標は優勝。防御率も限りなくゼロに近づけたい」と来季に向けての抱負を語った。