球界トピックス

12月20日


 溜まりに溜まった鬱憤! 清水、倍額アップへ越年交渉も辞さず!
茂雄の弾圧政策から逃れ、若大将・原監督に1番として固定された事で球団新記録の191安打をマークした清水が契約更改交渉に臨んだが、球団側の7200万円アップの1億8000万円(推定)の提示に保留した。清水は毎年毎年3割前後の打率をあげ、チーム屈指の勝負強さを発揮しながら、顔が嫌いなどと言うこの上なく理不尽な理由で茂雄の嫌がらせ攻勢に遭い続けており、茂雄に洗脳されるかの様に球団側も非情とも思われる惨い提示を繰り返して来た。1999年には.295をマークしながら、「本塁打が少ない(8本)」と難癖をつけられ、僅か600万円のアップ。本塁打を量産出来ない選手に存在価値はないなどと茂雄に洗脳された球団側を納得させるには、最早、一発に走るしかないと焦った清水は翌年、開幕当初から一発を狙い過ぎた事で大きく調子を崩してしまい、打率はプロ入り最低の.271まで落ち込む始末。昨年も.324を叩き出しながら、執拗な茂雄の嫌がらせで規定打席到達を阻止され、高い得点圏打率にも「高い数字だが、中身は違う」などと言われて、非情の現状維持(その後、800万円の上積み)を提示されるなど、清水の球団側への不信感は積もりに積もっていた。昨年の額をベースにするならば、今回の提示は決して悪くはないが、ここ数年の理不尽な提示の分も取り戻したい清水は倍額アップを狙っており「自分の考えるものと差があった。(これだけ結果を残しても)こんなものかと言う事ですね。納得させられるのではなく、納得して押したい。(決着は)来月になるかもしれない」と怒りを隠せず、越年交渉も辞さない構えを見せている。一方、その清水により1番の座を追われたガッツな貴公子・仁志は守備面でこそ再三のピンチを救う活躍を見せたが、名手・川相ですら常に努力を欠かさずに守り続けてきた「聖域」2番のプレッシャーにより打撃不振に陥った事が響き、1000万円ダウンの1億7000万円(推定)でサイン。また、2度目の交渉となったソーサ元木は前回から200万円の上積みを勝ち取り、800万円ダウンの1億1200万円(推定)でサインした。

 下柳、来季も高田道場入り! 乱闘要員として準備着々!
あまりの恐ろしさから鈴木一朗(マリナーズ)に国外逃亡を決意させた「死神ボール」が星野監督に高く評価され、日本ハムから移籍してきた下柳だが、来年も格闘家・高田延彦の「高田道場」にて合同自主トレを行う事を明らかにした。親交の深い桜庭和志と共に、2000年から行っているこの合同自主トレだが、勿論、その狙いは乱闘での完全勝利ウイニングショットである死神ボールの性質上、相手打者の怒りを買う事の多い下柳は常に乱闘に巻き込まれる可能性を想定しているのだ。まして、来季は星野監督,西本投手コーチと言う内角を抉る殺人投球コンビの下で働く事になり、同じく殺人投球が売りの織田裕二と破戒僧・清原抹殺を争うだけに、内角攻めにはより一層磨きをかけなければならない状態。また、自分が関与していない場面でも乱闘が多発する可能性のあるチームだけに「戦力」として準備を整える必要がある様だ。毎年毎年、「乱闘になった時は蹴りをぶちかませ」(桜庭)、「身体能力が高いから蹴りにパワーがある」(高田)などと、野球選手に対してとは思えないアドバイスばかり貰っている下柳だが、残念ながら、日本ハム時代にはその成果を発揮する場面は訪れなかった。果たして、乱闘発生率の極めて高い星野政権下で来季こそ高田道場仕込みの殺人キックが炸裂するのか!?

 入札ゼロの大塚、国内移籍の可能性も! 梨田監督は残留を希望!
ポスティングシステムによるメジャー挑戦を目論みながら、メジャー全球団に完全無視されて入札を得られなかった大塚について、この日、足高編成部長と梨田監督が話し合いを行った。梨田監督は「大塚本人の意向を尊重したいし、フロントに任せたい」としながらも、「残留してくれれば、戦力として有難い」と現場の最高責任者としては残留を希望。一方、球団側としては大塚不在を想定した補強を進めてきた事で是が非でも残留を望むと言う事はなく、自由契約扱いにして、大塚独自にメジャーの移籍先を模索させる以外に、国内トレードも選択肢の1つとして考えている模様だ。当の大塚は依然として入札ゼロのショックに打ちのめされているとの事で、球団側は大塚の精神状態が落ち着くのを待って、今後についての話し合いを行う予定だ。

 TERU、6年ぶりの古巣復帰が決定!
中日から戦力外通告されたTERUが、この日、阪神と交渉を行い、年俸2500万円(推定)で合意となり、その儘、入団発表を行った。背番号は「32」。6年ぶりの古巣復帰となるTERUは矢野同様、星野監督の中日時代の粛清人事により島流しに遭わされた上での再会となるが「自分が変わった所を見せたい。星野監督とは(中日時代に)4年間やらせて貰ったし、何を求められているかも把握している」とコメントを残した。