球界トピックス

12月19日


 名手・川相、悪夢の減給地獄脱出! 茂雄の陰謀阻止へ40歳まで現役宣言!
この日、名手・川相が東京・神田錦町の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ長きに渡る茂雄暗黒政権で執拗な幽閉策を受け続けた影響により、早ければ1998年にも達成出来ると思われた日本球界史上初の500犠打の金字塔を4年遅れでようやく達成した球界の至宝は、今季も現場を退いてなお、圧力をかけてくる茂雄の嫌がらせにより、出番を抑えられたものの、堅実無比のフィールディング,芸術的なバント,職人技の右打ち,執拗に食らいつきカットを繰り返し、四球を勝ち取る粘り腰、最後まで決して試合を諦めないあくなき闘争心、バックにいるだけで投手を楽にする絶大な安心感など、精神的支柱としてチームを牽引し、2年ぶりのリーグ優勝へ大きく貢献守備だけで軽く7億は貰っていてもおかしくないと言われる川相だが、ホームラン以外のプレーをどん底まで貶める茂雄の徹底した弾圧政策により、年俸も大きく抑えられ、1997年オフから右下がりの状態が続いていた。しかし、現場を退いた事で若干ながらも茂雄の影響力が落ちた事で球団側は200万円アップの9000万円(推定)を提示。5年ぶりの昇給とは言え、本来、貰うべき金額には遠く及ばない無情の提示ながらも、金より大事なものなど幾らでもある事を分かっている人間の器がでかい川相は当たり前の様に一発サイン前人未踏の世界記録512犠打まであと7と迫っており、例年なら4月中に悠々達成出来る数字だが、川相は来季も茂雄の圧力がかかると睨んでいるらしく「(世界記録に届くのは茂雄の嫌がらせにより)7〜8月(までズレ込む事になる)でしょう。まずは(茂雄の弾圧に屈せずに)140試合ベンチ入りする事だよ」と、世界記録阻止を目論む茂雄が一軍ベンチ入りすら阻もうとする可能性がある事を警戒している様だ。来季で2年契約が切れるが、最低でも40歳まで現役を続ける意向を示しており、たとえ来季中の達成までも阻止されようとも、意地でも茂雄の陰謀を阻止する構えを見せている。また、茂雄のヘッポコ采配により、長きに渡って低迷していたが、若大将・原監督の下、ストッパーとして開花した河原も契約更改交渉に登場。慣れないストッパー業に無我夢中の開幕当初は無敵の守護神ぶりを発揮していた河原だが、徐々に周りが見えてきて川相不在の絶望感を認識し出してから、一発病が顔を出し、ヒゲ入来の白星を悉く粉砕するなど、後半戦は不安な内容が続いた。それでも、川相不在による不振は全て茂雄の所為であると言う認識で球団側は3600万円アップの7500万円(推定)を提示。倍増近い提示に一発サインとなった河原は「(ストッパーは)初めてのポジションで数字的な事はよく分からないが、(水島の呪いに取り憑かれた西武の自滅に助けられたとは言え)日本一になった事が、嬉しかったし、充実感があった」と笑顔を見せた。一方、最多勝に輝き、沢村賞をもゲットした上原は2億の大台突破を狙ったものの、8400万円アップの1億9000万円(推定)の提示に「(希望額と)開きが大きかった。他の人(桑田やカリメロ)を基準にするのは申し訳ないが、成績は勝っている訳だし…。4年間やっていて、こんなものかなと思う」と不満タラタラで保留し、来季の代理人交渉の可能性まで打ち出した。

 まさかの入札球団ゼロ! 大塚、メジャー側の完全無視に茫然自失!
ポスティングシステムでのメジャー挑戦を目論む大塚に対して、近鉄は10日に手続きを済ませていたが、入札の締切期限となったこの日、メジャー側は1球団たりとも入札に参加しなかった事が明らかになった。ポスティングシステムの公示を行いながら、完全に無視されたのは1998年のペレス(当時・広島)以来で日本人選手では史上初。鈴木一朗(マリナーズ),石井一久(ドジャース)とこれまで日本人選手はすんなり高額の入札を受けており、日本で通算120セーブをあげている実績を考えても、当然、どこかしらの入札はあると睨んでいた大塚はまさかの展開に「ショックの一言です。今は何も考えられません」 と茫然自失。一旦、ポスティングシステムに公示してしまった事で、再び公示するには来年の11月1日まで待たねばならず、近鉄を自由契約になって挑戦すると言う方法はあるものの、全球団から入札を見送られた事を考えると、今オフのメジャー行きは困難な状況に陥った。近鉄側も来季は大塚不在のつもりでの補強政策を進めてきており、アテにしていた入札金も入って来ず、守護神残留の可能性が強まったとは言え、複雑な心境を隠せない。足高球団取締役は「どこからもオファーがなく、本当に残念な結果になった。(入札参加が)有力な話はチラチラとは聞いていたが、贅沢税などメジャーも厳しい環境下にあるのでしょう。全く想定していなかった結果です。今後どういう選択があるのか大塚と話したい」と語り、数日後に大塚と話し合いの場を設ける事を示唆した。

 ズル休み首位打者・福留、大幅8000万円増に一発サイン!
今季、初の打撃タイトルとなる首位打者を獲得した福留が契約更改交渉を行った姑息なズル休み政策により、今夜の松井さんの三冠王を阻みながら、チョロっと外野を守って全試合出場もしっかり掠め取るなど、マイナスイメージが先行していた事で大幅ダウンは免れないと思われた福留だが、補殺王に輝き、ゴールデングラブをゲットするなど、かつてはザルと言われた守備面での成長を認められ、8000万円アップの1億2200万円+タイトル料750万円(いずれも推定)で一発サイン。交渉後の会見では「(1億円ブレーヤーに)早くなりたいと思っていた。ちょっと時間がかかり過ぎたが、これが転機になるかは来年次第。大きくなる期待に恥じない様にしたい」と来季へ意欲を見せた。

 今夜の松井さん、亡命先はヤンキースに決定!
名手・川相の必要性を訴える為に命を懸けて国外亡命を決意した今夜の松井さんだが、この日、亡命先の就職先がヤンキースに決まった。総額2100万ドル(推定)の3年契約で、背番号は巨人時代同様の「55」が濃厚だ。ヤンキースと言えば、今オフ、巨人と業務提携を結んだばかり。ナベツネの暴言については「(ナベツネの事を)俺に聞くなっつーの!」と、いつもは穏和な松井さんが唯一、不快感を露わにする話題であり、両者の間には深い確執がある。松井さんが亡命を決意した際、ナベツネは「松井を潰せ!」とほたえるなど、松井さんを裏切り者の売国奴と考えており、亡命先にも圧力をかけてくる危険性は十二分に考えられる為、いかに憧れがあろうともナベツネの息がかかったヤンキースだけは回避するだろうと言う見方が強かった。しかし、近鉄からFA宣言した中村とは対照的に、松井さんは代理人のテレム氏に任せっぱなしだった事でいつの間にやらヤンキースとの交渉を順調に進められてしまった模様だ。