球界トピックス

12月18日


 小坂、「弁当の呪い」承認されるもプロ入り初の減給!
小坂が千葉マリンスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。4年連続のゴールデングラブを狙っていた小坂だったが、呪いの弁当効果により、開幕3戦目にして、バークハート(ダイエー)の殺人スライディングを食らい、右足腓骨骨折で2ヶ月の戦線離脱を余儀なくされた。復帰後は骨折の影響から、打撃では精彩を欠きながらも、守備では遊撃手部門リーグ新の守備率を叩き出したが、ゴールデングラブはエセネオエセ松井(西武)に奪われる始末。ケガの原因として、弁当の呪いと言う立証しえないファクターが認められるかが争点になると思われたが、フクーラ弁当の製作中止を決めるなど、球団側も弁当の影響に理解を示している様で僅かに550万円ダウンの9450万円(推定)を提示。これに対して、小坂は一発サインしたものの、「下がった以上、納得はしていない。ケガも配慮してくれたが、個人的には沈んでいます」と、入団以来初となるダウン提示に沈痛な面持ちだった。

 人斬り抜刀斎、大幅アップで大台突破! 山崎武は現状維持を保留!
この日、名古屋市内の球団事務所で人斬り抜刀斎が契約更改交渉を行った。今季の人斬り抜刀斎はローテの柱として、昨年から倍増の12勝をマーク。また、シーズン終了間際まで桑田(巨人)と熾烈な防御率争いを演じ、茂雄の陰謀で名手・川相がフル欠場に追い込まれ、粘りも繋がりもないヘッポコ巨人打線を相手に、当然の様にノーヒットノーランを達成するなど、内容の良さも光った。これを高く評価する球団側は5700万円アップの1億1000万円(推定)を提示。倍額以上の昇給で大台を突破した事で一発サインした人斬り抜刀斎は「ホッとしたのと、これから責任が大きくなるなと言う思いがある」と1億円プレーヤーの名に恥じない活躍を誓った。また、球界屈指のセットアッパー・岩瀬は3500万円アップの1億4000万円(推定)で満足の一発サイン。一方、オリックスへの島流しが噂されていた山崎武も果たして、トレード話は水に流れたのか、契約更改交渉に登場。今季は打率.192、2本と言う惨憺たる成績に終わったものの、昨オフにFA宣言し、3年契約を結んでいた事で現状維持の1億2000万円(推定)でサインするだけと思われたが、「ハンコを押すだけの形だったけど、気持ちの整理がつかなかった。今年は16年間で一番厳しいシーズンだったし、色々話して押すべきではないと…。頭をすっきりさせてから押したい」と保留。昨年の段階で金額が確定しているだけに、この保留は不可解で、トレードに関する話し合いがあったのでは?と言う見方も挙がっている。

 井川、生え抜き投手で球団史上初の大台到達!
今季、最多奪三振のタイトルを獲得した井川が西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行った。開幕戦で茂雄の陰謀で名手・川相がフル欠場に追い込まれ、粘りも繋がりもないヘッポコ巨人打線を相手に、当然の様に1失点完投勝利を果たし、開幕7連勝の狼煙を上げたのを初め、川相不在とは言え仇敵・巨人から5勝をマークした事で大喜びの球団側は一気に6200万円アップの1億円(推定)を提示。昨年は14勝をあげながら、不本意な査定でモメた井川だったが、これには納得の一発サイン。生え抜きの1億円投手は球団史上初の快挙となった。

 減額上限超える50%ダウン! 飯田、衝撃の査定も無念の一発サイン!
今季で4年契約が切れた飯田が東京・新橋のヤクルト本社で契約更改交渉に臨んだ。今季は僅かに33試合の出場に留まった事で球団側は協約の減額上限の25%を大幅に上回る50%ダウンとなる5000万円(推定)+出来高を提示。これには流石にショックを受けながらも、一発サインした飯田は「ここ3,4年は試合に出ていないので<とにかく試合に出たい。出られないとどうしようもないし、新たにレギュラーを取って年俸を上げたい」と辛辣な表情を浮かべた。