球界トピックス

12月14日 マスターズ・リーグ:札幌1−3名古屋


 井口、来オフのポスティングシステムでのメジャー挑戦を明言!
この日、福岡市西区の姪浜中学校でトークショーを行った井口が「その(メジャーの)輪の中に入って、自分がどれぐらいやれるのかを知りたい」と、来オフ、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目論んでいる事を明言元々、今オフに中内オーナーからも了承を取り、メジャー行きを果たす予定だった。しかし、右肘,右肩を痛めていた影響もあってか大不振に陥り、昨年の30本 44盗塁から、18本 21盗塁と大幅に成績ダウン。「こんな成績では恥ずかしくて挑戦出来ない」と今オフのメジャー移籍は踏み止まっていた。10月には右肘,右肩の手術を行い、経過は良好との事で、来季の目標をトリプルスリー達成と掲げた井口は堂々とした成績を引っ下げて、改めてメジャーに挑戦したい意向だ。

 野崎球団社長、暗に年内結論を要求! 中村、メッツの条件に不服!
17日に中村と交渉を行う予定の阪神だが、野崎球団社長は中村が17日までに国内球団を絞り込めない発言をした事について、17日までの結論希望はあくまで星野監督の勝手な主張である事を強調。球団としては早期結論を求めない意向を示したが「国内を絞り込むのが、いつになるかは確認したい。どこで区切るかは考えていないが、メジャーか阪神なら越年しても構わない」暗に年内中に国内球団を絞り込む様に要求した。一方、中村はこの日、メッツから総額500万ドル(推定)の2年契約と言う条件提示を受けたが、同じく獲得に動いている今夜の松井さんに対しては倍額の1000万ドルを用意しているとも言われており、更に、阪神,近鉄と比べても大きく下回ると言う評価の低さに憤慨。代理人の茂田氏は「日本(阪神,近鉄)の金額が凄いので、どう近づけるか、どう上乗せしていくか」と、阪神との交渉前までに年俸吊り上げを要求する構えだが、メッツ側は中村獲得に失敗しても、大型トレードを暖めているなど、対応策を練っており、選手の年俸総額が1億1500万ドル超となった時に発生する贅沢税の兼ね合いもあり、この短期間で条件の上乗せをする可能性は少ないと見られている事から、交渉決裂となる可能性も出てきた。

 新助っ人・シーツ獲得へ! ザル内野陣補強へ守備力に期待!
キュラソ星人にFAで逃げられ、ロペスを解雇、ディアスも条件面で折り合わずに退団と攻撃力の大幅ダウンが懸念されている広島が、新助っ人としてデビルレイズ所属のアンディ・シーツ内野手(31=188cm,87kg 右投右打)を獲得する事が明らかになった。デビルレイズがウインター・ミーティングの開かれているテネシー州ナッシュビルで広島への譲渡を発表したもので、16日に松田オーナーが正式契約を結ぶべく渡米する予定だ。メジャー通算7年で356試合に出場し、打率.216 19本のシーツは今季は41試合で打率.248 4本の成績。山本監督が「補強の一番のポイントは守り」と語った様に、シーツにはクリーンアップ候補としての存在以上に、東出,新井のヘッポコ三遊間に代表される様にリーグワーストの89失策を喫したザル守備陣を何とかして欲しいと言う期待が懸かっている。内野ならどこでもこなせると言うシーツだが、東出のセカンドコンバートに伴い、ポジションはショートが有力。このショートでは最近3年間で70試合で僅かに2失策と安定した守備を残しており、守備面では期待に応えそうな予感だ。