球界トピックス

12月13日


 霊感投手・松坂、初のダウン提示! ベンちゃんは大台突破に笑顔満面!
この日、霊感投手・松坂が所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2500万減の1億1500万円(推定)とプロ入り初のダウン提示を受けた。開幕戦から6連勝と好スタートをきった松坂は4年連続最多勝は確実かと思われたが、5月には右肘痛,8月には右足内転筋痛と2度に渡ってリタイアし、結局、最初の6連勝から白星が伸びず終い。万全でない状態で無理矢理、登板した日本シリーズでも2敗を喫するなど、踏んだり蹴ったり。このダウン提示に一発サインした松坂は「高い給料を貰っているし、それに見合った仕事を出来なかったからダウンは当然」と沈痛な面持ちで語った。一方、日本シリーズでこそ大不振に陥ったものの、シーズンでは3割30本をクリアする活躍でリーグ優勝に貢献したベンちゃんは6000万円アップの1億円(推定)の提示に満足の一発サイン。また、前回、現状維持の8000万円(推定)の提示を保留したハンニバルは2度目の交渉でも上積みを貰えず、「僕も代表も泣きながらサインした。子供の魂も取られたね」と渋々ながらも白旗を上げた。

 中村、一夜で前言撤回! 国内球団の絞り込みを先送り!
前日、阪神との交渉予定の17日には国内球団を1つに絞ると発言していた中村だったが、執拗に次回交渉での決着を希望する阪神・星野監督の「(17日で決める事にしたのは)俺が怒ってると思って心配になったんだろう」と言う発言にカチンときたか、この日は一転して「17日には(決めるのは)はっきり言って難しい。返事を出す訳にはいかない。筋道を通す為に阪神サイドと会うが、その後に近鉄と再度会う約束をしないと。そこで答えを絞るのが筋道」と前言を撤回した。20日に交渉の場を設けようとしていた近鉄は17日で決められてはたまらないと慌てふためいていたが、今回の中村の発言に一安心。「近鉄側には待つと言って戴いたのに、阪神側の事情で勝手に動く訳にはいかない。迫られて返事を出すならFAを取った意味がないし、FA自体を自分自身は楽しみたいと思っている」と言う中村の発言に対して、星野監督は「それがそうならしょうがないやろ」と憮然とした表情を浮かべた。

 貧打線解消へ! 新助っ人野手2人の獲得を発表!
この日、オリックスは新助っ人として、カブス所属のルーズベルト・ブラウン外野手(27=177cm,91kg 右投左打),ロッキーズ所属のホセ・オーティズ内野手(25=177cm,83kg 右投右打)を獲得した事を発表した。いずれも契約金込の総額100万ドル(推定)の1年契約。壊滅的貧打線でぶっちぎりの最下位に沈んだオリックスは日本新のシーズン3本のスイッチホームランを放った青波の長瀬だけでなく、ローテの一角として防御率上位に食い込んだヤーナルをも解雇し、来季は助っ人野手3人体制で臨む方針を固めており、残留となったシェルドンと共にスタメン定着の期待を寄せている。いずれも来年1月下旬に来日し、宮古島春季キャンプには初日から参加する予定だ。

 野村、2000万円ダウン! リハビリ三羽烏、揃い踏み昇給ならず!
リハビリ三羽烏の一角・野村が広島市民球場内の球団事務所で契約更改交渉を行った。同じくリハビリ三羽烏の緒方,求道者・前田はリハビリモードからの復活を果たし、久々の昇給となったものの、野村は今季も左太腿痛等に苦しみ、85試合の出場に留まった事で球団側の提示は2000万円ダウンの1億5000万円(推定)。これに対して、野村は「結果が全ての世界。結果を残してグラウンドに立たないといけない」と納得の一発サインで来季の復活を誓った。