球界トピックス

12月12日


 愛に目覚めた井端! 大台届かずも一発サイン!
不動の1番として、サイクル安打を放つなどの活躍を見せ、茂雄の陰謀で幽閉された名手・川相(巨人)を抑えて、ショートのベストナインに選ばれた井端が名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行った。大台1億突破を狙っていた井端だったが、前日慰問した児童福祉施設で金より大事なものがある事を悟ったのか、3000万円の9400万円(推定)に一発サイン「交渉が1日早かったらサインしてなかった。粘るつもりだったけど、世の中やっぱりお金より愛だなと。来年、3割打って、一気に大台を超えればいい」と笑顔で語った。一方、リハビリモードにより、5試合の登板に終わり、大幅ダウンを食らった野口は2度目の交渉で上積みを勝ち取り、1400万円ダウンの1億2600万円(推定)でサインした。

 金田、涙の保留! 契約でも足を引っ張る貧打線!
パ・リーグの最優秀防御率に輝いた金田が、契約更改交渉に臨んだ。防御率が証明する通り、投球内容は良かったものの、壊滅的な貧打線に足を引っ張られ、4勝9敗に終わった事が響いたか、球団側の提示は2000万円アップの7000万円(推定)に留まり、1億を希望していた金田は怒りの保留。交渉後の会見では「思った以上に低く、ショックだし、寂しい。先発投手の役割を果たしてくれたと言われたが、プロ野球選手として、言葉ではなく金額で評価して欲しかった」と、涙ぐんで無念さを表した。一方、金田に次ぐリーグ2位の防御率をマークした具は3年契約の最終年を2000万円アップの1億3000万円(推定)で合意に至った。

 勝利の方程式、崩壊! 森は一発サインも、豊田は保留!
4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した森,豊田の抑えコンビが揃って契約更改交渉に登場。セットアッパーとして、リーグ新の32ホールドをマークした森は4800万円アップの1億1000万円+出来高2000万円(推定)の提示に「希望額には届かなかったが、話し合いの中で妥協点を見つけた。嬉しくはない」と渋々ながらも一発サイン。一方、絶対的なストッパーとして、リーグ新の38セーブ,44SPをマークした豊田は4000万円アップの1億4000万円(推定)を不服として、保留。交渉後の会見でも「かなり開きがあったんでどうしようもなかった。折れる気はない。(ストッパーは)中途半端な気持ちで出来るポジションじゃない」と不満を隠せなかった。