球界トピックス

12月10日


 大塚、いよいよメジャー移籍へ! ポスティングシステムの手続完了!
今オフ、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を目論んでいる守護神・大塚だが、この日、近鉄は契約可能選手である通知書及びメディカル・レコードを日本コミッショナー事務局を通して、米コミッショナー事務局へ送付した。これを受けた同事務局がメジャー全球団に対して公示し、4日以内に入札を行う予定。これで最高額で入札した球団が近鉄の受諾を得る事で独占交渉権を獲得する事になる。これについて、大塚は「メジャーのFA選手の絡み等もあって、(メジャー挑戦の)発表からかなりの時間が経ってしまったが、やっとここまで来られたと言う感じ。メチャメチャ楽しみだが、少し不安もある。一番高く評価してくれたチームに身を任せたい」とコメントを残した。ポスティングシステムでの亡命に成功した日本人選手は鈴木一朗(マリナーズ),石井一久(ドジャース)がおり、大塚のメジャー行きが実現すると、3人目となる。
 求道者・前田、2000万円アップに一発サイン!
この日、リハビリ三羽烏の一角・求道者・前田が広島球場内の球団事務所で契約更改交渉を行った。左足アキレス腱痛による長きに渡るリハビリモードからの復活を果たし、3年ぶりの規定打席到達で3割20本をクリアし、カムバック賞をゲットした前田に対して、球団側は2000万円アップの1億7000万円(推定)を提示。これに対して、前田は一発サインし「(起用面で足の故障を)配慮しても貰いながらだが、1年間を乗り切れたのはプラスになった。恩返しの為にも、来年は140試合にチャレンジしたい」と来季のフル出場を誓った。
 伊良部クラゲ、入団会見! 背番号「41」に決定!
レンジャーズを自由契約になり、契約金,出来高を含む総額200万ドル(推定)と言う破格の条件での阪神入りが決まった伊良部クラゲが、この日、兵庫県西宮市内のホテルで入団会見を行った。「気持ちが高ぶっている。野球人生の中で、阪神でプレー出来るのはチャンス。7年ぶりの日本の野球なので、どう変化しているか分からないが、一つ一つ勉強して勝つ為にトライしていきたい。。夢は日本シリーズで優勝する事」と抱負を語った伊良部クラゲに対して、同席した星野監督は「投手としての心得など新鮮なものを感じた。エース級のレベルだ。日本一球が速いと言われていた時から7年。色々な配球や球種を覚え、テクニックがある所も見せてくれると思う。今の儘、彼の力を発揮してくれれば、十二分にファンの期待に応えてくれる筈だ」とベタ誉め。起用法についても、レンジャースではストッパーを務めた伊良部クラゲが「先発で起用して貰いたい」と言うと、「優勝争いや、切羽詰まった時は抑えもお願いするかもしれないが、基本的には先発」と伊良部クラゲの意向を尊重する構えだ。尚、背番号は「41」に決定した。