球界トピックス

12月8日 マスターズ・リーグ:福岡9−4札幌 大阪8−1東京


 高井、高卒新人球団史上最高額で入団決定! 背番号は「16」!
ドラフト1巡目で指名された高校球界No.1左腕と目される高井雄平投手(東北高)が、この日、都内のホテルで両親と共に丸山編成部長らと入団交渉を行い、ついに合意に達した事が明らかになった。ドラフト前には「巨人以外なら、社会人行き」と実質上の巨人逆指名を打ち出していた高井だったが、日本ハムこそ緊急撤退したものの、近鉄とヤクルトが強行指名し、競合抽選の末、ヤクルトが交渉権を獲得。指名直後は「気持ちは曇り」と重苦しい表情を見せていた高井に対して、ヤクルトは粘り強く交渉し、この日、ようやく説得に成功した。高卒選手では球団史上最高額となる契約金1億円+出来高5000万円,年俸1200万円と言う最大限の評価に加え、昨年まで石井一(現ドジャース)のつけていた背番号「16」を与えるなど、球団側の期待の大きさが窺えると言っていい。決断に苦悩する日々を過ごしていた高井だが、入団が決まった事について「今の気持ちは晴れです。今日をもって快晴です」と指名直後の曇った気持ちを一掃した晴れやかな笑顔を見せた。朗報を受けた若松監督は早速、ホテルに駆けつけると、高井と初の顔合わせに「小柄と聞いていたが、会った瞬間、大きいと思った」単に、自分が小柄(168cm)であるから、殆どの選手は大きく見えるに過ぎないと言う事をすっかり忘れてしまう程の興奮ぶり「(一軍の浦添)キャンプに連れていく」と1年目から英才教育をする方針だ。尚、ヤクルトはこれでドラフト指名全10選手の入団が決定し、12日にも入団発表を行う予定。