球界トピックス

11月19日


 激震! ペタジーニ、悪夢の巨人入り決定! 茂雄暗黒政権の再来か!?
名手・川相の必要性を訴えるべく、今夜の松井さんが命を懸けて国外亡命を決意した事で(この期に及んでも川相を使わないならば)Bクラス転落の危機に瀕していた巨人だが、交渉決裂でヤクルトからの退団が決まっていたペタジーニの獲得を発表した。マネーゲームに参戦不能な広島を除いたセ・リーグ4球団ばかりか、メジャー数球団が争奪戦を繰り広げていたが、例によって、巨人が金満パワーを炸裂させ、年俸は史上最高となる600万ドル(=約7億3200万円 推定)、契約金+出来高を加えると総額30億円(推定)にも上る2年契約と言う破格の条件で合意にこぎつけた模様。この4年間、常に松井さんと打撃タイトルを争っていたペタジーニは数字的には松井さんの穴を埋めうる存在ではあるが、問題はポジション。一塁には満身創痍でフル出場は期待出来ないとは言え、破戒僧・清原がおり、同時出場となれば、必然的にライトを守る事になる。この事に関して、ペタジーニは承知しているとの事だが、来日後は殆ど外野経験がない上、膝にも故障を抱えているだけに、不安要素は大きい。名手・川相こそ外野でも全くソツのないプレイを見せ、流石の職人ぶりを見せつけたもののマルちゃん,ソーサ元木,ニックンら、ど素人に外野を守らせて、大きな破綻を来した事は記憶に新しい何より、今季、台頭した斉藤が再び控え要員に甘んじる事は間違いなく、この上、中村(近鉄)まで獲得して、江藤もベンチウォーマーと化した日には、正に、茂雄暗黒政権の再来と言っていい。「ジャイアンツ愛」を打ち出し、生え抜き路線を掲げていた若大将・原監督だが、ナベツネ&茂雄の暗黒タッグの前にその方針は儚く打ち砕かれる事になりそうだ自分が抜ける事で今まで以上に川相が必要不可欠な状況を作り出そうとした今夜の松井さんだったが、その想いも巨人フロントには全く受け入れられる事はなかった様だ。川相を使うと言う最もシンプルで確実この上ない方法ではなく、安易によその大砲を引っ張ってくる相変わらずの金満体質は戦力の一極集中化を進めるばかりで、日本球界に崩壊の一途を辿らせると言っても過言ではない。ペタジーニ争奪戦に敗れた中日・山田監督は「覚悟は決めていたが、やっぱりこうなったかと言う感じ。自由競争だから文句のつけ様はないが、最後に1チーム(巨人)だけが笑う…。(と言うシステムの見直しを)考える時期に来ている」、阪神・星野監督も「(巨人に)敗れたとは思ってない。同じ値段で敗れたなら、阪神に魅力がなかったのかと思うが、あれだけ(大金を)積まれりゃ行くやろ」と巨人の金満攻勢に不快感を示した。