球界トピックス
11月17日 マスターズ・リーグ:名古屋1−7札幌
名残を惜しむ様にゆっくりと最後の打席に入る今夜の松井さん |
||
2−1からの4球目を叩くもセカンドゴロに終わり、有終の美を飾れず |
||
|
|
|
|
|
日米野球第7戦 東京ドーム:全米4勝3敗
全日本 010000100 2
全 米 10100101× 4
[日]●上原(G)−人斬り抜刀斎(D)−井川(T)
[米]○コローン−大家−ロペス−フェターズ−Sガニエ
本:チャベス1
川相不在で屈辱の4連敗! 今夜の松井さん、日本最終戦も飾れず!
4年前の日米野球でメジャーを震撼させる驚異のテクニックを見せつけた名手・川相(巨人)があろう事か茂雄の陰謀によりメンバーから外れた影響から連日連夜の拙攻拙守三昧で3連敗を喫し、逆王手をかけられた全日本。4連敗を避ける為にも、急遽、名手・川相を緊急登録するか…と思いきや、この日も川相不在と言うファンをないがしろにした「全日本」などと名乗るのはおこがましいベストとは程遠いスタメンとなった。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた全日本は初回、全米先発・コローン(エクスポズ)に対して、先頭のエセネオエセ松井(西武)が歩くと、続く清水隆(巨人)がライト前に弾き返し、無死一、二塁と先制のチャンス。しかし、続く中村(近鉄)は空振り三振に倒れると、今夜の松井さん(巨人),カブレラ(西武)も凡退し、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。一方、全日本先発は・上原に対して、川相不在の全日本ごときに負け越しを喫する訳にはいかないと怒り心頭の全米はまず、京都の花札屋に買収された鈴木一朗(マリナーズ)が左中間を破る二塁打を放つと、何とアロマー(メッツ)が初回から送りバントを敢行し、勝利へのこだわりを見せると、続くウィリアムズ(ヤンキース)がライト前にタイムリーを放ち、1点を先制。直後の2回、全日本は先頭のガッツ(日本ハム)がセンター前に弾き返すと、一死後、ゼブラ今岡(阪神)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間を破るタイムリー二塁打となり、ガッツが同点のホームイン。なおも一死二塁のチャンスだったが、谷繁(中日),エセネオエセ松井と倒れて、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く3回には清水隆,中村と連続三振。今夜の松井さんがセンター前に弾き返したものの、カブレラはライトフライに倒れて、松井さんは一塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を露呈。立て続けに川相不在の拙攻ぶりを見せつけられ、落胆の色を隠せない上原に対して、全米はその裏、ロデューカ(ドジャース),エクスタイン(エンゼルス),鈴木一朗の3連打で無死満塁とすると、アロマーのセカンドゴロゲッツーの間にロデューカが返って、勝ち越しに成功。1点を追う全日本は直後の4回、先頭のガッツがセンター前ヒットを放つも、川相不在では一つでも先の塁を強引に狙わなくては…と言う焦りからか、続くズル休み首位打者・福留のセカンドライナーで大きく飛び出し、ゲッツーを食らう最悪の展開。続くゼブラ今岡もセカンドゴロに終わり、結局、3人で攻撃終了とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く5回にはあえなく三者凡退とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈した全日本は6回、全日本は一死から今夜の松井さんが四球を選ぶも、カブレラはセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開…と思いきや、これをスパイビーがエラーし、一、二塁とチャンス拡大。しかし、ガッツはどん詰まりのセカンドフライ,ズル休み首位打者の福留は空振り三振に終わり、二者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。その裏、全日本2番手・人斬り抜刀斎に対して、全米は一死からボンズ(ジャイアンツ),ジオンビー(ヤンキース)の連打で一、三塁。ここでヒンスキー(ブルージェイズ)がセンターへ浅いフライを打ち上げるも、代走に入っていた三塁走者・チャベス(アスレチックス)がタッチアップで本塁へ突入。アウトカウントを勘違いしていたのか、捕球した松井さんの送球がワンテンポ遅れ、チャベスは悠々ホームイン。直後の7回、この回から全米のマウンドには2番手・大家(エクスポズ)が登場。第3戦の時と同様、日本にいた際は横浜の一軍半クラスでしかなかった大家に対して畏怖を感じないのか、全日本は先頭のゼブラ今岡がセンター前ヒットで出塁。一死後、エセネオエセ松井がセンター前に弾き返すと、続く清水隆もバットを折りながら、セカンド後方にポトリと落とすヒットを放ち、満塁のチャンス。ここで中村が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のセンターフライとなり、ゼブラ今岡が返って、1点差。ここで代わったロメロ(ツインズ)から松井さんがまたもや四球を選んで、再び満塁となったものの、カブレラはどん詰まりのセカンドゴロに倒れて、三者残塁とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く8回、先頭のガッツが四球を選ぶと、ピンチバンターとして登場した松田さん(オリックス)がきっちり送って、一死二塁。ここで代わったフェターズ(ダイヤモンドバックス)に対して、ゼブラ今岡のショートゴロで代走・石井タクロー(横浜)は三塁へ進んだものの、清水将はファーストフライに倒れて、石井タクローは三塁に釘付けとまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。その裏からマウンドに上がった全日本3番手・井川(阪神)も川相不在とあっては不安感一杯で、一死からチャベスにバックスクリーン右へ一発を叩き込まれ、点差は2点に。土壇場9回、今夜の松井さんに回す為にも、何とかあと一人出したい全日本は全米のストッパー・ガニエ(ドジャース)に対して、先頭のエセネオエセ松井がセカンドへの内野安打で出塁。続く清水隆の打球はセカンドへのゴロとなり、最悪のゲッツーか!?と一瞬、大観衆から悲鳴が聞こえたが、どん詰まりとなったのが幸いし、二塁には投げられず、一死二塁。続く中村のセンター後方への大飛球はハンター(ツインズ)のスーパープレイで好捕され、二死となった所で、満を持して今夜の松井さんが登場。しかし、日本最後の打席となった今夜の松井さんはカウント2−1からの4球目を叩くも、差し込まれてのセカンドゴロに終わり、ゲームセット。川相不在が大きく響き、怒涛の拙攻三昧で敗れるべくして敗れた全日本は屈辱の4連敗で負け越しと、国外亡命を図る今夜の松井さんを最悪の形で送り出す事となり、ファンからは大きなため息が漏れる事となった。ただでさえ、今夜の松井さんの亡命決定により、日本プロ野球の危機が叫ばれている中、川相不在によるレベル低い野球を見せつけてしまった事でファンの野球離れはますます進行するのではないかと、関係者は戦々恐々。来季の日本球界を憂いながらも亡命の決意が変わらない今夜の松井さんは、試合が終わっても一向に帰ろうとしないファンの「松井さんコール」に応える様に再びベンチ裏から姿を現すと、手を振って、大観衆に別れを告げた。尚、MVPには4安打を放った鈴木一朗が受賞し、賞金30万円をゲット。敢闘賞には2安打のガッツが選ばれた。また、打っては打率.385 2ホーマー、守ってはスーパープレイを連発してファンを魅了したハンターがシリーズ通してのMVPに輝き、賞金400万円をゲット。敢闘賞にはエセネオエセ松井が選ばれた。