球界トピックス
11月16日
日米野球第6戦 東京ドーム:全日本3勝3敗
全 米 230220012 12
全日本 110300200 7
[米]○バディスタ−ショーエンワイス−ペニー−Sガニエ
[日]●岩隈(Bu)−石井弘(S)−森(L)−小山田(C)
本:エセネオエセ松井(L)1,2、ウィリアムズ1
川相不在で怒涛の拙攻拙守三昧! 屈辱の3連敗でついに逆王手!
4年前の日米野球でメジャーを震撼させる驚異のテクニックを見せつけた名手・川相(巨人)があろう事か茂雄の陰謀によりメンバーから外れた事で連日連夜、残塁地獄を形成する怒涛の拙攻三昧に一級品の戦いが見たいファンからは猛抗議が殺到。これを収める為にも、急遽、名手・川相を緊急登録するか…と思いきや、この日も川相不在と言うファンをないがしろにした「全日本」などと名乗るのはおこがましいベストとは程遠いスタメンとなった。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた全日本の先発・岩隈(近鉄)は川相不在で不安感一杯。これに対して、全米は一死からアロマー(メッツ)がセンター前に弾き返すと、すかさず二盗に成功。続くウィリアムズ(ヤンキース)が歩いた後、ボンズ(ジャイアンツ)のファーストゴロでそれぞれ進塁し、二死二、三塁。ここでジオンビー(ヤンキース)がレフト前へタイムリーを放ち、あっと言う間に2点を先制。その裏、全米先発・バディスタ(ダイヤモンドバックス)に対して、全日本は先頭のエセネオエセ松井(西武)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ1号ソロを叩き込むも、清水隆(巨人)はサードゴロ、中村(近鉄),今夜の松井さん(巨人)は連続三振を喫して、結局、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈。直後の2回、依然として川相不在の不安感が拭い去れない岩隈に対して、全米はジョーンズ(ツインズ),ピルジンスキー(フィリーズ),ロリンズ(フィリーズ)の3連打で無死満塁のチャンス。ここで京都の花札屋に買収された鈴木一朗(マリナーズ)のショートゴロゲッツーの間にジョーンズが返って、まず1点。更に、アロマーが歩いて、一、三塁となった所で、ウィリアムズ,ボンズの連続タイムリーが飛び出し、この回、3点を追加。その裏、日本はガッツ(日本ハム)のヒット、石井タクロー(横浜)の四球で二死一、二塁とすると、清水将(ロッテ)がレフト前へタイムリーを放ち、ガッツが生還。なおも、一、三塁のチャンスだったが、エセネオエセ松井はショートゴロに倒れて、二者残塁とまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く3回には二死から今夜の松井さんがセンター前ヒットで出塁すると、ピルジンスキーの捕逸で二進。しかし、カブレラは空振り三振に倒れて、松井さんは二塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を露呈。立て続けに川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない岩隈に対して、全米は直後の4回、二死からボンズ,ジオンビーの連打で一、三塁とすると、チャベス(アスレチックス)がセンターオーバーのタイムリー二塁打を浴びせ、ボンズが生還。更に、二、三塁の場面で川相不在により動揺の隠せない岩隈が暴投を犯し、ジオンビーは労せずして、7点目のホームイン。その裏、全日本はズル休み首位打者の福留(中日)のセンター前ヒット,石井タクロー(横浜)の四球で一死一、二塁とするも、清水将はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開…と思いきや、ショート・ロリンズが一塁へ悪送球を犯し、この間に福留が返って、3点目。更に、ここで代わった全米2番手・ショーエンワイス(エンゼルス)からエセネオエセ松井が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今度は右打席でレフトスタンドへ2号2ランを叩き込み、スイッチホームランの快挙を達成。更に、清水隆が歩いて、チャンスを作ったものの、中村は空振り三振に倒れて、清水隆は一塁に釘付けとまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈。直後の5回、この回から代わった全日本2番手・石井弘(ヤクルト)もやはり、川相不在とあっては不安感一杯で、いきなりピルジンスキー,ロリンズに連打を浴びて、無死二、三塁のピンチを迎えると、鈴木一朗にはセカンドへのタイムリー内野安打を浴び、1点を献上。更に、一死後、ウィリアムズのサードゴロの間にロリンズの生還を許し、この回、2失点。その裏、あえなく三者凡退とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈した全日本は続く6回、先頭のズル休み首位打者の福留が四球で出塁。しかし、代打・小久保(ダイエー)は空振り三振。清水将のサードゴロで福留は二進するも、エセネオエセ松井も空振り三振に終わり、福留は二塁に釘付けとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く7回には先頭の清水隆がセンター前に弾き返すも、中村はあわやゲッツーのショートゴロ。二死後、カブレラの死球,ガッツのレフト前ヒットで満塁となった所で、ズル休み首位打者の福留がレフト線へタイムリーを浴びせ、二者生還。なおも二、三塁のチャンスに岩村はあえなく空振り三振…と思いきや、ピルジンスキーが後逸したのを見て、岩村は振り逃げで一塁を陥れ、再び満塁のチャンス。一打同点と言う場面だったが、代打・ゼブラ今岡はサードゴロに終わり、三者残塁とまたまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈。直後の8回、全日本3番手・森(西武)に対して、全米は一死からウィリアムズがライトスタンドへ豪快な1号アーチを叩き込み、10点目を追加。その裏、全日本はエセネオエセ松井のレフト前ヒットの後、清水隆が歩いて、無死一、二塁のチャンス。しかし、ここで登場した全米のストッパー・ガニエ(ドジャース)の前に中村は空振り三振。続く今夜の松井さんのあわやゲッツーのセカンドゴロで一、三塁と場面が変わった所でカブレラは空振り三振に終わり、二者残塁とまたまたまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈。土壇場9回、これまた川相不在で不安感一杯の全日本4番手・小山田(広島)に対して、全米は先頭のジョーンズがライト前ヒット。続くピルジンスキーの三塁前のバントを中村がヘッポコエラーをかまし、無死一、二塁となると、更に、ロリンズのピッチャー前のバントを今度は小山田が一塁へ悪送球するヘッポコエラーを犯し、この間にジョーンズが労せずしてホームイン。更に、鈴木一朗が四球を選び、満塁となった所でスパイビー(ダイヤモンドバックス)がライトへきっちり犠飛を打ち上げ、ロリンズが返って、12点目。その裏、全日本は二死から岩村が右中間へ二塁打を放ったものの、代打・松田さん(オリックス)はあえなく三振に倒れ、岩村は二塁に釘付けとまたまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。投手陣がメッタ打ちを食らい、守っては拙守を連発、打っては11残塁の拙攻と正に、川相不在を象徴付ける無様な展開で敗れるべくして敗れた全日本はこれで3連敗となり、逆王手をかけられる始末で、一流同士の対決を見に来たファンをまたしても裏切る事となった。ただでさえ、今夜の松井さんの亡命決定により、日本プロ野球の危機が叫ばれている中、これを打破する為にも今からでも名手・川相を緊急登録して、聖域でのスタメン起用が望まれる所だ。尚、MVPには好リリーフを見せたガニエが受賞し、賞金30万円をゲット。敢闘賞には全米相手に史上初の1試合2ホーマーを左右打席で達成したエセネオエセ松井が選ばれた。