球界トピックス
11月15日
日米野球第5戦 東京ドーム:全米2勝3敗
全日本 000000000 0
全 米 00012001× 4
[日]●藤井(S)−ミッチー(L)
[米]○ウルフ−フェターズ−ロメロ
本:スバイビー
川相不在で怒涛の拙守三昧! 打線も完全沈黙で屈辱の完封負け!
4年前の日米野球でメジャーを震撼させる驚異のテクニックを見せつけた名手・川相(巨人)があろう事か茂雄の陰謀によりメンバーから外れた事で連日連夜、残塁地獄を形成する怒涛の拙攻三昧に一級品の戦いが見たいファンからは猛抗議が殺到。これを収める為にも、急遽、名手・川相を緊急登録するか…と思いきや、この日も川相不在と言うファンをないがしろにした「全日本」などと名乗るのはおこがましいベストとは程遠いスタメンとなった。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた全日本は全米先発の「米製マッスル千代の富士」ことウルフ(フィリーズ)に対して、初回、あっさり三者凡退と早くも川相不在の弊害を露呈。続く2回には先頭の今夜の松井さん(巨人)が歩くも、カブレラ(西武)はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く小久保(ダイエー)がセンター前に弾き返すも、ベンちゃん(西武)はセンターへの凡フライとチグハグな攻撃で結局、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈。更に、3,4回ともあえなく三者凡退と立て続けに川相不在の弊害を露呈する有様。一方、全日本先発・藤井(ヤクルト)は川相不在とあってペース配分無視の全力投球モードで3回まで4三振を奪う力投を展開。4回裏も先頭のロデューカ(ドジャース)をショートゴロに打ち取り、まず一死…と思いきや、これをエセネオエセ松井(西武)が一塁へヘッポコ悪送球をかまし、ロデューカは一気に二塁へ。正に川相不在を痛感させるプレーでピンチを背負った藤井は一死後、ボンズ(ジャイアンツ)に左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を浴びて、先制点を献上。直後の5回、全日本は淡泊な攻撃で三者凡退とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。川相不在の重さを改めて思い知り、落胆の色を隠せない藤井は、その裏、先頭のスパイビー(ダイヤモンドバックス)にレフトスタンドへ1号ソロをぶち込まれ、2点目を献上。更に、一死後、エクスタインのセカンドゴロを今度はゼブラ今岡(阪神)がヘッポコエラー。またしても川相不在のバックに足を引っ張られて愕然とした藤井は京都の花札屋に買収された鈴木一朗(マリナーズ)に右中間突破のタイムリー二塁打を浴び、痛恨の3点目を献上。3点を追う全日本だが、川相不在とあっては粘りにも繋がりにも欠け、6回もあえなく三者凡退とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。7回には2番手・フェターズ(ダイヤモンドハックス)から先頭の松田さん(オリックス)が四球を選ぶも、続く中村(近鉄)はサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。今夜の松井さんもレフトフライに終わり、結局、3人で攻撃終了とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。8回もカブレラ,石井タクロー(横浜)が三振に倒れるなど、三者凡退でまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。7回からマウンドに上がっている全日本2番手・ミッチー(西武)も川相不在の拙攻ぶりに辟易としたのか、その裏、先頭の鈴木一朗にライト前へ弾き返されると、谷繁(中日)のパスボールでむざむざ二進を許す体たらく。ロデューカのセーフティ気味のバントの後、ウィリアムズ(ヤンキース)を歩かせ、一死一、三塁となった所でバレル(フィリーズ)にはあっさりレフトへ犠飛を許し、4点目を献上。更に、ハンターのサードゴロを中村がヘッポコエラーをかまし、一、二塁とピンチを広げたものの、リー(マーリンズ)を何とかセンターフライに打ち取り、辛くもピンチを脱出。迎えた土壇場9回、全米抑えのロメロ(ツインズ)に対して、全日本は一死から谷繁が四球を選ぶと、二死後、松田さんがファーストへの内野安打で繋ぎ、一、二塁のチャンスを作るも、中村はファーストゴロに倒れて、二者残塁と最後の最後まで川相不在の弊害を露呈した儘、ゲームセット。川相不在で僅か2安打と打線が沈黙、守っては怒涛の拙守三昧で敗れるべくして敗れた全日本は屈辱のシャットアウトを喫し、一流同士の対決を見に来たファンをまたしても裏切る事となった。ただでさえ、今夜の松井さんの亡命決定により、日本プロ野球の危機が叫ばれている中、これを打破する為にも今からでも名手・川相を緊急登録して、聖域でのスタメン起用が望まれる所だ。尚、MVPには6回1安打無失点のウルフが受賞し、賞金30万円をゲット。敢闘賞には川相不在のバックに足を引っ張られ、6回を自責点1ながら、悲運の敗戦投手となった藤井が選ばれた。