球界トピックス
11月11日
日米野球第2戦 福岡ドーム:全日本2勝0敗
全 米 200000000 2
全日本 00241010× 8
[米]●バーリー−バディスタ−ガニエ
[日]○人斬り抜刀斎(D)−石井弘(S)−小林雅(M)
本:ボンズ、小久保(H)、カブレラ(L)2
今夜の松井さん、驚異のKO打法炸裂! ボンズ、豪快2ランも空砲!
4年前の日米野球でメジャーを震撼させる驚異のテクニックを見せつけた名手・川相(巨人)があろう事か茂雄の陰謀によりメンバーから外れた上、その茂雄がいけしゃあしゃあと始球式に現れて、解説席でご満悦に浸っている事ですっかりモチベーションの下がりきった全米を相手に、14残塁と言う無様な試合を展開しながら、急遽、名手・川相を登録する様な事はせず、「全日本」などと名乗るのはおこがましいベストとは程遠いスタメンとなった全日本。その全日本の先発マウンドに上った人斬り抜刀斎(中日)に対して、全米は初回、一死からエクスタイン(エンゼルス)がレフト前に弾き返すと、二死後、前日3三振の屈辱を味わわされたボンズ(ジャイアンツ)がバックスクリーンへ怒りの2ランを叩き込み、あっと言う間に2点を先制。一方、全米先発・パーリー(ホワイトソックス)に対して、全日本はその裏、あえなく三者凡退と早くも川相不在の弊害を露呈。続く2回には一死からカブレラ(西武)がレフト前ヒットで出るも、続くガッツ(日本ハム)はあわやゲッツーのショートゴロ。間一髪、一塁に生き残ったガッツだったが、川相不在では強引にでも先の塁を狙うしかないと焦ったか、バーリーの牽制に引っかかって刺される大チョンボで結局、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈。しかし、続く3回、先頭の小久保(ダイエー)がセカンド・スパイビー(ダイヤモンドバックス)のグラブを弾くヒットで出ると、続くズル休み首位打者の福留(中日)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破るタイムリー三塁打となり、小久保が生還。更に、一死後、エセネオエセ松井(西武)も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のセンターフライとなり、福留が同点のホームイン。続く4回には先頭の中村(近鉄)がレフト線へ二塁打を浴びせると、続く今夜の松井さん(巨人)の火の出る様な打球がバーリーの左肩を直撃。大事をとって、降板を余儀なくされたバーリーに代わり、急遽、マウンドに上がった事で準備不足のバディスタ(ダイヤモンドバックス)に対して、カブレラのサードゴロで中村が憤死したものの、続くガッツが前進守備のセカンドの横を抜くタイムリーを放ち、2点を勝ち越し。更に、小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ豪快な2ランを叩き込み、この回、4点目。この後、ズル休み首位打者の福留の内野安打,エセネオエセ松井の四球で二死一、二塁と追加点のチャンスを作ったものの、清水隆(巨人)はどん詰まりのピッチャーゴロに倒れて、二者残塁とまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く5回には二死からカブレラが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン左へ2号ソロを叩き込むと、続くガッツも内野安打でチャンスを作ったものの、小久保はサードゴロに倒れて、ガッツは一塁に釘付けとまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈。6回もあえなく三者凡退とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈した全日本は7回、ヒットで出た清水隆が中村,今夜の松井さんの内野ゴロで三塁まで進むと、またもカブレラがレフト前にタイムリーを放ち、8点目。なおも、チャンスの場面にガッツは空振り三振に終わり、カブレラは一塁に釘付けとまたまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈。8回には今季、驚異の52セーブをマークした全米3番手・ガニエ(ドジャース)の前にあえなく三者凡退とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。一方、ボンズの豪快アーチで溜飲を下げてしまったか、前日同様、川相不在の全日本相手にモチベーションの上がらない全米は人斬り抜刀斎−石井弘(ヤクルト)のリレーの前に追加点をあげられず、土壇場9回にはササキ様(マリナーズ)の日本記録を更新する33試合連続SPを打ち立てた小林雅(ロッテ)の前に簡単に二死をとられると、未だに無安打の鈴木一朗(マリナーズ)が最後の打者としてファーストゴロに終わり、ゲームセット。花形満直伝の今夜の松井さんのノックアウト打法により、バーリーが文字通りKOとなり、準備不足のバディスタをがマウンドに上がると言うツキに恵まれ、辛くも勝ちを拾った全日本だが、結果オーライの勝利や、モチベーションの上がらない全米の体たらくに福岡ドームを訪れた大観衆からはブーイングの嵐が飛び交う事となった。ただでさえ、今夜の松井さんの亡命決定により、日本プロ野球の危機が叫ばれている中、これを打破する為にも今からでも名手・川相を緊急登録して、聖域でのスタメン起用が望まれる所だ。尚、MVPには一発を含む3安打2打点のカブレラが選ばれ、賞金30万円をゲット。敢闘賞にはバックスクリーンへ豪快な先制2ランをぶち込んだボンズが選ばれた。
マッスル千代の富士、史上初の入団以来5年連続ゴールデングラブ!
この日、東京都内の三井物産本社で「三井ゴールデングラブ賞」の開票が行われ、18人の受賞者が発表された。セ・リーグは(水島の呪いにより勝手に自滅した西武のおかげで)日本一に輝いた巨人からはマッスル千代の富士が史上初となる入団以来5年連続5度目の受賞となった他、最優秀防御率に輝くなど完全復活した同賞大常連の桑田が4年ぶり8度目の受賞、今夜の松井さん,ガッツな貴公子・仁志がいずれも3年連続3度目の受賞、そして、保守部門史上最年少受賞となった阿部を加えて5人が選出された。大本命と目されていた名手・川相(巨人)が茂雄の陰謀により幽閉され続けた事により、本命不在となった遊撃手部門では故障で終盤戦リタイアしていた宮本(ヤクルト)が僅差で井端(中日)を抑えて、3年連続5度目の受賞。ヤクルトからは他にペタジーニと岩村がいずれも3年連続3度目の受賞となった。残る一枠はズル休み首位打者の福留(中日)が初受賞となり、阪神,広島,横浜のBクラス勢からの選出はゼロ。一方、パ・リーグは優勝チームの西武からは3年連続受賞の霊感投手・松坂が後半戦、姿を消した事でオツが4年ぶり2度目の受賞となった他、初受賞の高木浩,小関、そして、開幕早々、対抗馬の小坂(ロッテ)が骨折でリタイアした事でぶっちぎりでエセネオエセ松井が4年ぶり3度目の受賞を飾るなど、計4人が選出。捕手部門では水島の呪いを打破する活躍を見せたベテラン・伊東(西武)を抑えて、J.マッケンジー(ダイエー)が3年連続3度目の受賞。三塁手部門では中村(近鉄)が4年連続4度目の選出。日本ハムからは4年連続4度目のガッツ,5年ぶり2度目の井出の2人が受賞。最下位・オリックスからは唯一、松田さんが2年連続の受賞となったが、ロッテからは誰も選ばれなかった。
亜大・木佐貫、自由獲得枠での巨人入りを正式表明!
既に、規定上限の契約金1億円+出来高5000万円,年俸1500万円(いずれも推定)の条件で交渉がまとまり、自由獲得枠での入団が内定していた亜細亜大の木佐貫洋投手(22)が広島入りが内定している永川勝浩投手(21)と共に、記者会見を行い、正式に巨人入りを表明。速球とスライダーを武器に、東都大学リーグの春秋連覇に貢献し、即戦力として期待されているが「投げろと言われれば、いつでも投げるつもり(だが、新しい物好きで一度気に入ったら、潰れるまで酷使し、潰れてからは見向きもしない茂雄暗黒政権ではないので、安心している)。出来れば先発したい」とコメントを残した。
ペタジーニの退団が決定! セ・リーグ4球団で大争奪戦必至!
平和主義の若松監督が死球の報復行為を拒絶した事で度々サボタージュをかましたペタジーニに対して、来季はサボタージュの違約金規定を設けようとしたヤクルトだったが、結局、交渉は決裂し、今季限りで退団となる事が決定。日本での実績抜群のペタジーニに対して、巨人,阪神ばかりか、中日,横浜までが獲得に動いており、マネーゲームには参戦出来ない広島を除くセ・リーグ4球団で激しい争奪戦が繰り広げられる事になりそうだ。