球界トピックス
１１月９日 マスターズ・リーグ：札幌３−１福岡 大阪２−11名古屋
エキシビジョンマッチ：東京ドーム
全 米 ３２００２１０００ ８
巨 人 ００００００００１ １
[米]○ロペス−ローレンス−ロメロ
[巨]●ヒゲ入来−春風亭半ケツ−ジョーベ博士−ノリダー柏田−鴨志田−酒井
本：ボンズ１，２、ジオンビー１，２
あまりにも遅過ぎた川相投入！ 松井さん壮行試合で屈辱的大惨敗！
名手・川相の必要性を訴える為に命を懸けて国外亡命を決意した今夜の松井さんの巨人におけるラストゲームとあって、その松井さんの決意を汲む為にも、４年前の日米野球でメジャーを震撼させる驚異のテクニックを見せつけた名手・川相が当然、スタメン起用かと思われたが、聖域ショートには日本シリーズ第４戦で攻守に渡って怒涛のインケツぶりを遺憾なく発揮したにも拘わらず、何故かＭＶＰをゲットしたニックンがインターコンチネンタル杯に参加の為、キューバへ遠征して不在だと言うのに川相…ではなく川中が入り、サードにはヘッポコ守備のソーサ元木、セカンドにはガッツな貴公子・仁志、ファーストには斉藤、そして、２番の聖域には若大将・原監督が仲人を務めてやったヒットマン後藤がＤＨで入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。最後の最後まで松井さんをシメる為に嫌がらせをかます茂雄が所詮、アジアの小さな島国の中でのカリスマでしかないのとは対照的に、全米選手の誰もが敬意を評するビッグワン・王さんが低めギリギリの絶妙のコースに投げ込んで喝采を浴びる始球式の後、いよいよプレーボール。松井さんの壮行試合にも拘わらず、川相が起用されない事に落胆の色を隠せない巨人先発・ヒゲ入来に対して、和製オジーと謳われる名手・川相の堅実無比のフィールディングと、コリンズの世界記録を打ち破らんとする芸術的バントを楽しみに海を渡ってきたにも拘わらず、その期待を無惨に裏切られて怒り心頭の全米は初回、一死からヒットで出たアロマー（メッツ）が阿部の捕逸で二進すると、二死後、ボンズ（ジャイアンツ）がライトスタンドへ弾丸ライナーで突き刺さる先制２ラン。更に、続くジオンビー（ヤンキース）が来季はチームメイトになるかもしれないと噂される今夜の松井さんの頭上を越えるバックスクリーンへ一発を叩き込み、この回、３点。その裏、巨人は全米先発・ロペス（オリオールズ）の前にあえなく三者凡退と早くも川相不在の弊害を露呈。いきなり川相不在の弊害を痛感させられ、愕然とするヒゲ入来は直後の２回、リー（マーリンズ）にライト前へ弾き返されると、続くジョーンズ（ツインズ）のファーストゴロでゲッツーか…と思いきや、名手・川相を差し置いて、聖域ショートに居座る川中のキレ味鈍いプレーで一塁はセーフ。川相不在の重さを改めて感じてしまったヒゲ入来は続くピルジンスキー（ツインズ）にレフト前へ運ばれ、一死一、二塁のピンチ。ここでジョーンズが三盗を仕掛けるも、タイミングはアウト…と思いきや、何でもない阿部の送球をタッチを焦ったかソーサ元木が見事に後逸するヘッポコエラー。ボールがレフトへ転々とする間にジョーンズが労せずして４点目のホームイン。更に、エクスタイン（エンゼルス）の一、二塁間へのゴロをガッツな貴公子・仁志が弾き（記録は内野安打）、一、三塁となった所で、アロマーがセンター前へタイムリーを放ち、５点目。その裏、巨人は今夜の松井さんがサードゴロに倒れた後、阿部がセンター前ヒットを放つも、斉藤，ソーサ元木と倒れて、結局、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈。３回もあえなく三者凡退とまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人は続く４回、先頭のヒットマン後藤が四球で出塁。しかし、マッスル千代の富士，今夜の松井さんと連続三振に倒れると、阿部もどん詰まりのレフトフライと凡退し、ヒットマン後藤は一塁に釘付けとまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の５回、４回からマウンドに上がった巨人２番手・春風亭半ケツも川相不在とあって不安感一杯で初回のヒゲ入来同様にボンズ，ジオンビーに連続アーチを食らう有様。その裏、巨人は二死から死球を食らったガッツな貴公子・仁志がすかさず二盗を決めたものの、川中は中途半端なスイングで三振に倒れて、仁志は二塁に釘付けとまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の６回、これまた川相不在で不安感一杯の巨人３番手・ジョーベ博士に対して、全米は先頭のジョーンズがライト線へ二塁打を浴びせると、ピルジンスキーのファーストゴロで三進。ロリンズ（フィリーズ）が歩いて、一、三塁となった所でスパイビー（ダイヤモンドバックス）はショートゴロゲッツーでチェンジ…と思いきや、名手・川相を差し置いて、聖域ショートに居座る川中のキレ味鈍いプレーで一塁はセーフとなり、この間にジョーンズが８点目のホームイン。その裏、巨人は全米２番手・ローレンス（パドレス）の前にあっさり三者凡退とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の７回、今季はロクに一軍で投げていないと言うのに「元メジャー」と言う肩書きのおかげてお鉢が回ってきたノリダー柏田は腐っても元メジャーの貫録を見せつけ、三者凡退に抑える好投を展開。その裏、巨人は先頭の今夜の松井さんがライト前へ痛烈なヒットを放つも、阿部はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く斉藤がファーストへの内野安打で出た所でソーサ元木に代わり、いよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは左門。しかし、左門はファーストライナーに倒れて、斉藤は一塁に釘付けとまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の８回、サードには代打の左門に代わり、今度こそ名手・川相が登場か…と思いきや、守備についたのは福井。これで士気を削がれた巨人はその裏もあえなく三者凡退とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。そして、迎えた土壇場９回、いかに茂雄の圧力があろうとも、松井さんのラストゲームでフル欠場に追い込む訳にはいかないとばかりに若大将・原監督はショートの聖域に名手・川相をようやく投入すると、この回からマウンドに上がった巨人６番手・酒井は川相がバックにいると言う絶大な安心感から全米相手にも物怖じしない伸び伸びとした投球を展開。名手・川相の所へ打たせる頭脳的投球を見せようとするも、微妙にズレて、打球は全てサードへ。しかし、川相がいる事で守備のリズムに乗っている福井はいずれも無難に処理して、三者凡退。その裏、全米３番手・ロメロ（ツインズ）に対して、川相まで回すには４人も出なければならないと言う苦しい展開の巨人は一死からマッスル千代の富士のピッチャー前のボテボテゴロが幸運な内野安打となった所で、今夜の松井さんが登場。巨人の一員としての最後の打席となった松井さんの打球は痛烈ながらもショート正面のライナー。大きく飛び出したマッスル千代の富士を刺そうとしたロリンズ（フィリーズ）が一塁へ悪送球を犯し、この間にマッスル千代の富士は二進。ここで阿部がライト前にタイムリーを放ち、ようやく１点。しかし、代打・村田は空振り三振に倒れて、川相に回す事が出来ない儘、ゲームセット。９回まで名手・川相を起用しないと言う、今夜の松井さんの決意をないがしろにした報いにより、怒涛の拙攻拙守で敗れるべくして敗れた巨人は日本シリーズでは西武が水島の呪いにより勝手に自滅しただけで、決して自分達が強かった訳ではない事を改めて痛感させられる結果となった。しかも、来季は今夜の松井さんにも頼れないとあって、Ｖ２どころかＢクラス転落の危機と背中合わせである事を思い知られた巨人ナインは重苦しい足取りで球場を後にした。こんな無様な試合を繰り返さない為にも来季こそ名手・川相の２番ショートの聖域でのフルイニング出場を祈るばかりだ。尚、ＭＶＰは先制２ランを含む２発３打点のボンズが選ばれ、賞金３０万円をゲット。また、敢闘賞にはタイムリーを含む２安打の阿部が選ばれた。
悠久の若虎・桧山、急遽、ＦＡ権行使を表明！
終局へ向かいつつある阪神粛清人事だが、そんな中、悠久の若虎・桧山がＦＡ宣言する事を明らかにした。当初はＦＡせずに残留の方針を固めていた桧山だったが、球団側の４億円（推定）の３年契約と言う評価に「自分の抱いていたイメージと球団の考えとは違っていた。球団の事も考えてＦＡせずに残留の道を選んだのに、これじゃ寂しい」と不満を漏らし、残留の方針を白紙に戻した格好だ。これに泡を食った球団側は５億円＋出来高（推定）と条件の上乗せを図ったものの、却って不信感を煽る結果となった。移籍前提のＦＡ宣言ではなく、阪神と再交渉する意志はあるものの、名手・川相の必要性を訴える為に国外亡命を決意した今夜の松井さんを失った巨人がキュラソ星人（広島）獲得に失敗した場合に食指を伸ばしてくる事も予想され、ＦＡ戦線にまたひと波乱起きそうだ。