球界トピックス

11月4日


 今夜の松井さん、惜別パレード! 別れを惜しみ、40万人のファンが殺到!
この日、川相不在で無様な拙攻拙守を演じながらも、水島の呪いに取り憑かれた西武が試合巧者らしからぬミスを連発する自滅モードに突入した事に救われ、2年ぶりの日本一を拾う結果となった巨人が東京・銀座で優勝パレードを行った。川相を幽閉する茂雄に激昂したファンが大量の茂雄信者に紛れ込み、混乱に乗じて茂雄暗殺を目論むのではないか!?と危惧された事で大量の警備員が配置されるなど、大騒ぎとなった一昨年とは対照的に、釈然としない形での日本一の上、茂雄が参加しないとあって、ファンはロクに集まらないと予想されていたが、1日、今夜の松井さんが川相幽閉策に心を痛めて国外亡命を決意した事により、松井さんとの別れを惜しむファン40万人(主催者調べ)が殺到した。読売新聞東京本社を出発早々、「ホームラン! ホームラン! 松井!」と大合唱を受けた松井さんは(川相さんが不在では強い巨人の完成などありえない、と言う事を亡命を持って球団に分からせようとした僕の真意を理解してくれて)温かい気持ちで送り出してくれるのが伝わってきて嬉しかった。有難い気持ちで一杯です」と笑顔を見せた。パレード後のミーティングでは若大将・原監督に促され、「10年間、本当に有難うございました。(来年こそ積極的に川相さんを起用すべきだ、と言う)強い気持ちを持って頑張っていきます。(ナベツネと茂雄が諸悪の根元であって、何の罪もない)皆さんの事を考えると決断するのは辛かったけど、色々な事に気遣って貰って感謝しています」とチームメイトに別れの挨拶を告げた。

 自由獲得枠、次々と決定! 法大・後藤は西武、日大・村田は横浜へ! 
この日、V2を狙う西武は法大の後藤武敏内野手(22)を自由獲得枠で指名する事を発表。法大野球部合宿所で入団交渉を行った結果、契約金1億円+出来高5000万円,年俸1500万円(いずれも推定)で合意に達した。2年春の東京六大学リーグで三冠王に輝くなど、高いバッティングセンスに定評のある後藤は横浜高校時代には霊感投手・松坂と共に甲子園春夏連覇を経験した事から「目標も松坂、ライバルも松坂。夢は松坂の後ろを守って、チームを勝利に導く豪快な当たりを打つ事」と、4年ぶりに霊感投手・松坂チームメイトになる事に嬉しさを隠せない様子。西武はその期待の大きさを表す様にかつて破戒僧・清原がつけていた背番号「3」を用意。現在、「3」をつけているマクレーンの来季の去就は微妙だが、残留の際、背番号の変更を希望しているとあって、支障は何もなさそうだ。一方、ぶっちぎり最下位からの脱出を図りたい横浜は日大の村田修一内野手(21)に自由獲得枠を行使する事が決定。背番号は大学時代同様の「25」が濃厚と見られている。東都大学リーグで歴代2位の20本塁打をマークしたスラッガーで即戦力の呼び声も高い村田だが、ポジションは成長著しい古木と同じサードとあって「レギュラーで主軸を打てる様になりたい。古木には高校(夏の甲子園)で負けているので、今度こそ勝ちたい」と早くも古木に宣戦布告を行った。