球界トピックス
11月1日
激震! 今夜の松井さん、FAでの国外亡命を決意!
2年ぶりの日本一を飾った巨人に激震が走った。不動の4番・今夜の松井さんがFA権を行使して国外亡命する意向を示したのだ。視野に捉えたかに思われたシーズン55本塁打,三冠王も獲らず仕舞い、更新中の連続試合出場記録もリプケンどころか衣笠にすら遠く及ばない状況で全てを投げ捨てて、国外亡命を図る理由は一つしか考えられない。守備だけで軽く7億は稼げると言われる世界屈指の職人・名手・川相を擁しながら、一線を退いてもなお現場に圧力をかけて幽閉し続ける終身名誉監督の陰謀により、無様な戦いを繰り広げ続ける巨人に絶望したからだ。都内のホテルで開かれた記者会見で松井さんは「最後の最後まで(幽閉されてやりきれない川相さんの姿を見るのは)苦しかったが、(亡命を)決断した以上、命を賭けてやりたい。(完全無策一発依存の野放し野球に手放しで喜んでいない)ファンには申し訳ない気持ちで一杯だが、(亡命した事により、川相さんを起用しなければ巨人はダメになると言う事が首脳陣に伝わって)行って良かったと思われる様に頑張りたい。原監督には2度、『一緒にこれからも強いジャイアンツを作って行こう』と言う気持ちを戴きまして、僕としては(川相さん不在では『強いジャイアンツの完成』などありえないと思うと)心苦しかったですね。向こうでも(川相さんから教わった)ジャイアンツ魂を向こうでも発揮したい」と沈痛な面持ちで語った。亡命先にアメリカを選んだのは五輪に選手派遣しない方針を固めているからと思われ、アテネ五輪での戦力としてアテにしていた茂雄は最後の最後でしっぺ返しを食らうハメになったと言っていいだろう。日本球界最後の砦と言われた今夜の松井さんの国外亡命は今後の亡命者続出を助長する可能性が高く、日本球界が完全にアメリカの植民地と化すと言う悪夢のシナリオがいよいよ現実のものとなってきた。この悪夢を阻止する為にも、来年こそ、身を呈してチームに殉じる、正に、日本野球の象徴とも言えるグレイトプレイヤー・名手・川相のスタメン定着を祈るばかりだ。果たして、巨人退団を賭けてまで川相の必要性を説いた松井さんの心意気は伝わるのか!?
今夜の松井さん,カブレラの両主砲がMVP!
この日、東京・銀座のセ・リーグ事務局で、MVP,新人王,ベストナインを選出する記者投票が行われた。セ・リーグのMVPには本塁打,打点の二冠に輝きながら、川相の必要性を説く為に国外亡命を決意した今夜の松井さん(巨人)が満票に僅か1票(+無効票1票)足りないだけと言うぶっちぎりの大差で2年ぶり3度目の受賞。一方、パ・リーグのMVPは王さん,ローズに並ぶシーズン55本塁打をマークしたカブレラ(西武)が同僚のエセネオエセ松井を抑えての初受賞。また、セ・リーグの新人王は12勝をマークした石川(ヤクルト)が5回から登板して白星を稼ごうなどとセコい真似をかまして大きく評価を落とした吉見(横浜)に大差をつけて、受賞。一方、「該当者なし」が33票も集める本命不在のパ・リーグの新人王は3年目ながら受賞資格を有し、9勝をマークした元・甲子園優勝投手の正田(日本ハム)が選ばれた。セ・リーグベストナインは優勝チームの巨人からはMVPをゲットした今夜の松井さん(8度目),最多勝,沢村賞をゲットした上原(2度目)、松井さんのMVP満票受賞を阻止した阿部(初受賞),茂雄の執拗な幽閉策から解き放たれ、球団安打記録を塗り替えた清水(初受賞)の4人が選ばれたが,茂雄の陰謀により幽閉され続けた影響から名手・川相は無念の落選となった。その本命不在のショートからはヘッポコ守備のニックン(巨人)とは桁違いの安定した守備を見せた井端(中日)が初受賞。中日からはもう一人、今夜の松井さんの三冠王を阻止して首位打者に輝いた福留がこれまた初受賞となった。V2を逃したヤクルトからは死球攻勢を受けても報復攻撃をしない若松監督の方針に激昂し、退団濃厚のペタジーニ(4度目),初の3割をマークするなど自己ベストの成績を残した岩村(初受賞)が選出。昨年は受賞者ゼロに終わった阪神からは唯一、ゼブラ今岡が悲願の初受賞。尚、広島,横浜は受賞者ゼロとなった。一方、パ・リーグの優勝チーム・西武からはMVPのカブレラ(初受賞)を初めに、水島の呪いを打破し、正捕手の座を守り続けた伊東(10度目),9番打者ながら驚異の得点圏打率で優勝に貢献した高木浩(初受賞),トリプルスリーを達成したエセネオエセ松井(6度目),リーグトップの犠打をマークするなど繋ぎ役に徹した小関(初受賞),33ホーマーを放ち、指名打者で日本人として13年ぶりの選出となったベンちゃん(初受賞)と両リーグ最多の6人が受賞。近鉄からは打点王のローズ(4度目),中村(5度目)の両主砲と、最多勝,最多奪三振,最高勝率に輝いたパウエル(初受賞)の3人が選ばれ、オリックスからは唯一、盗塁王に輝いた松田さん(3度目)が受賞を果たした。ダイエー,ロッテ,日本ハムからの選出はなく、僅か3球団からして選出されなかったのは10年ぶりの珍事。