球界トピックス
10月24日
伊藤、現役続行へ赤信号! 1年半ぶりの実戦も僅か9球で降板!
手術マニアとして誉れ高いガラスのエース・伊藤が、この日、昨年7月に受けた右肩手術からの復活を賭けて、コスモスリーグの近鉄戦に中継ぎとして登板した。約1年半ぶりの実戦となったが、2人目の打者を迎えた所で右肩がズレた様な違和感を訴え、僅か9球で早々と降板。ただでさえ完全に回復していない状況で、15度を下回る肌寒さと言う悪条件も重なったが、今季で2年契約が切れる事で球団側からはここで実戦登板出来ないなら戦力外と見なす旨、通告されていた事で余儀なくされた背水のマウンドは右肩亜脱臼(の疑い)と言う更なる故障を呼び起こす最悪の結果となった。しかし、現役続行へのラストチャンスとも思われるアピールの場が無惨に砕け散った伊藤は「今年最後だったから、残念。何とか投げられると思っていたけど…。まだ(引退すると言う)気持ちの整理はついていない」と無念の降板に顔面蒼白。伊東投手コーチは「可哀想な面もある。今日の投球じゃ判断出来ないし、個人的には来年のキャンプまで待ってあげたい」と同情を寄せたが、若松監督は「伊藤の去就は球団に一任している」と、来季の戦力としてアテにはしていない様子。かつての新人王もいよいよ引退へカウントダウンとなりそうな気配だ。