球界トピックス

10月21日


 霊感投手・松坂、復活に手応え! 巨人、紅白戦中止でますますピンチ!
ただでさえ、川相幽閉により、4連敗の可能性を囁かれるなど圧倒的に巨人不利と見られている日本シリーズだが、宮崎合宿最終日となったこの日、予定していた紅白戦が2日連続の降雨により、またも中止となり、実戦練習の出来ない儘、合宿の打ち上げを余儀なくされた。若大将・ 原監督は「紅白戦がなくても選手は個々のやるべき事を分かっている。とにかくシリーズで4勝する為にここに来た。そういう意味ではいい階段を一歩一歩上がっている」と強がったものの、ヘッポコバントに定評のあるニックンが積極的にバント練習をしなくてはならない事を自覚しているとは思えないと考えるだにゲンナリした表情。それならば、素直に名手・川相を起用すればいいものを茂雄の圧力がかかっているのか、そう簡単にはいかない様だ。一方、西武はコスモスリーグでの近鉄を相手にペナント同様のスタメンオーダーで臨み、復活を賭ける霊感投手・松坂も先発登板。一軍半…と言うよりは二軍に近いメンバーの近鉄打線ではあったが、松坂は150kmを3度マークするなど、抜群の球威で3回を2安打7三振で無失点とまずまずの内容。打線の方は3番手・愛敬から集中打を浴びせて逆転勝ちしたものの、パンジャキラー・前川の前に5回を1安打に抑え込まれるなど、相変わらずの左腕に対する不安を残す結果となった。とは言え、シリーズを目前に控えたこの時期に実戦をこなせたのは収穫で、巨人にとって不利な材料がまた一つ増えたと言っていいだろう。この劣勢を覆す為にも名手・川相の聖域でのスタメン起用が待たれるばかりだ