球界トピックス

10月13日


 合宿初日からバント特訓! ニックン、相変わらずのヘッポコバント連発!
「世界最高の2番打者」を擁しながら、「プロ野球史上最もヘッポコバントを連発した2番打者」とさえ謳われ、再三再四打線を分断したニックンを起用し続け、バント失敗率.284と言うリーグ最低の数字を叩き出しながら、結果オーライの展開で2年ぶりのリーグ優勝を拾ってしまった巨人が、この日、日本シリーズに向けての合宿を開始。流石に、短期決戦では1つのミスが命取りになりかねない…と言う事を察知したのか、若大将・原監督は初日から霊感投手・松坂対策も兼ねて、打撃マシンを球速150kmの高めに設定してのバント特訓を敢行。篠塚総合コーチのニックンとか、公式戦でも高め(に限らず、あらゆるボール)を失敗したケース(と言うか、失敗ばっかりだが)がある。高めの見極めを含めた事」と言う目論見で始めた特訓だが、世界随一のテクニシャンである名手・川相にして「速い上に高めに設定してあるから難しいね」と手こずる程のこの球をニックンが決められる筈もなく、案の定、小フライを連発。若大将・原監督は「選手に意識づけさせる為にも毎日やらせます」と豪語するも、日頃からバント練習を疎かにしている連中がシリーズまでの僅か10日間の合宿でモノに出来る見込みは薄そうだヘッポコバントを連発する毎にナインは川相の偉大さを思い知らされるばかりで、バント特訓に時間を裂く以前に名手・川相をスタメンフル出場させ続ける事が先決なのでは?と言う声が日増しに高まる一方だ

 野村、笑顔の引退登板! 藤井、2安打の活躍も最後は号泣!
この日、今季限りでユニフォームを脱ぐベテラン2選手の引退試合が行われた。横浜スタジアムでは巨人キラーとして名を馳せた左腕エース・野村が先発登板。長男・泰貴君の始球式と側転のパフォーマンスでリラックス出来た野村は先頭の志田に対して、ウイニングショットのフォークで空振り三振に斬ってとり、有終の美を飾った。これで通算998個目。球団側は1000個目を狙わせよう…と配慮を施したそうだが、「もっとビンビン投げられれば(1000奪三振の)チャンスはあったけど、こういう状態だから…。(引退試合で)点を取られて敗戦投手になるのも嫌だし…」と、これを自ら拒否して打者一人だけで降板した。試合後の引退セレモニーではかつての同僚・ササキ様(マリナーズ)が駆けつけ、花束を贈呈。ナインに胴上げされ、3度宙に舞うと、最後はライトスタンドまで駆け寄り、大観衆に応えながら、終始、明るい笑顔でグラウンドを後にした。一方、グリーンスタジアム神戸では阪急時代からの生え抜きでは最後の生き残りとなる藤井が4番DHでスタメンフル出場第2打席で二塁打を放つと、最終打席となった第4打席ではライト前に弾き返し、高見沢のヒットで同点のホームインと、王手をかけていた日本記録の通算15本目の満塁弾こそ打てなかったものの、まだまだやれるとファンに名残を残す大活躍。最後はファーストの守備に登場したものの、試合は惜しくも逆転負け。試合後の引退セレモニーでは「最高のファンの中でプレーできた。感謝したい」と言葉を詰まらせながら、号泣するなど、野村とは対照的に涙のフィナーレとなった。尚、今オフから、野村は横浜の二軍投手コーチ,藤井はサーパスの打撃コーチ就任が予定されている

 5回、一挙6点の猛攻! 後藤、1失点の好投!
横浜:横浜10勝17敗1分
S  000000010  1
YB 00006001×  7
勝:後藤2勝1敗 負:戎0勝1敗

 礒部、決勝2点打! 近鉄、逆転勝ちで2位確定!
GS神戸:オリックス8勝19敗1分
Bu 000000112  4
BW 000001010  2
勝:山本4勝1敗 負:牧野0勝1敗 S:大塚2勝1敗22S