球界トピックス

10月10日



鋭い眼光で藤井を威圧する名手・川相

松井さんに回すべく執拗に食らい付く川相

驚異的な粘りの前に藤井もついに根負け

東京ドーム:巨人18勝10敗
S  001000020  3
G  20100002×  5
勝:ノリダー柏田1勝0敗
負:五十嵐亮8勝2敗4S
S:鴨志田1S
本:今夜の松井さん49,50、城石6、ニックン24
 
今夜の松井さん、怒りの2発で大台50号到達! ルーキー・鴨志田、プロ初セーブ!
結果オーライの優勝を決めたとは言え、連日連夜、西武偵察陣の前で川相不在が故の怒涛の拙攻拙守と言う醜態を晒しまくり、早くもシリーズ4連敗の呼び声も高いとあって、チームの雰囲気はこの上なく陰鬱と言う絶対絶命の危機を脱する為にも、また、福留(中日)が欠場モードに入った事で三冠王へ崖っぷちに立たされた今夜の松井さんを支援する為にも、当然、名手・川相がスタメン出場と思われたが、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックンが入り、セカンドにはガッツな貴公子・仁志、サードにはヘッポコ守備の江藤、そして、ファーストには満身創痍の破戒僧・清原が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、ヤクルト先発・藤井に対して、一死からニックンがライト前ヒットで出塁。続くマッスル千代の富士は空振り三振に倒れて、二死となった所で、今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ49号2ランを叩き込み、2点を先制。一気に畳みかけたい所だったが、続く破戒僧・清原は空振り三振に倒れて、2点止まりと早くも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く2回もあえなく三者凡退とまたも川相不在の弊害を露呈。この日、今季限りでの現役引退を表明し、引退試合として先頭の稲葉をレフトフライに打ち取っただけで退いた武田の後を引き継いだ巨人2番手・ヒゲ入来は相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりに辟易としながらも、立ち上がりからペース配分無視の全力投球モードで2回まで抑えてきたものの、飛ばし過ぎの影響で早くも疲れの色が見え始めた3回、先頭の城石にレフトスタンドへ6号ソロを叩き込まれて、1点を献上。何とか突き放したい巨人はその裏、一死から清水がライト線へ二塁打を放つと、ニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、センターフェンスを直撃するタイムリー二塁打となり、清水が生還。なおも一死二塁の場面だったが、マッスル千代の富士,今夜の松井さんと倒れて、ニックンは二塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を露呈。続く4回には先頭の破戒僧・清原がレフトフェンスを直撃しながら、満足に走れず、シングルに留まると、続く阿部は空振り三振。川相不在の打線ではこの儘、一塁に釘付けになりかねないと業を煮やした代走・鈴木が二盗を決めると、江藤が歩いて、一、二塁となったものの、ガッツな貴公子・仁志,ヒゲ入来と倒れて、二者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。更に、5,6回も立て続けに三者凡退とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。そして、7回も江藤,ガッツな貴公子・仁志と倒れて、あっと言う間に二死。この儘では奇跡の逆転三冠王へ最後の望みを賭ける今夜の松井さんに4打席目が回ってこないと察知した若大将・原監督はヒゲ入来に代えて、ついに名手・川相を投入いつもならば、二死走者なしと言う全く持ち味を生かせない不遇な場面での起用だが、松井さんに4打席目を回すのが使命と言う事で集中力が高まった名手・川相は得意の食らい付く粘りでフルカウントまで持ち込むと、最後は四球を勝ち取る執念の出塁。しかし、清水はファーストゴロに倒れて、この回、無得点。直後の8回、名手・川相はその儘、サードの守備に入ったものの、3番手・ワズディンが絶不調。米野,代打・中井美穂の旦那・古田,稲葉と3連打を浴びて、1点差。一死後、代わったノリダー柏田は岩村をライトフライに打ち取るも、三塁走者の代走・志田が川中のストライク返球,阿部のブロックをかわして、間一髪、生還を果たし、試合は振り出しに。しかし、これで延長に突入すれば、1回でも多く打席に立ちたい今夜の松井さんに5打席目のチャンスも!と思われた矢先、その裏、先頭のニックンが松井さんの希望を無惨に打ち砕くがごとく、バックスクリーンへ24号ソロを叩き込むと言う、相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮して、勝ち越しに成功。ワズディン,ノリダー柏田のチームプレイで生まれつつあった5打席目の可能性をニックンの余計な一発で粉砕された今夜の松井さんは怒り心頭。あまりに気負い過ぎて、キャッチャーフライを打ち上げてしまった松井さんだったが、味方に三冠王のチャンスを粉砕されると言うあまりの不憫さに哀れんでこぼれ出た涙で目が曇ったか、キャッチャー・米野が大きく目測を誤って、キャッチ出来ず。打ち直しとなった松井さんはチームの垣根を越えた米野の友情パワーに応えるかの様に左中間スタンドへこの日2本目となる待望の50号ソロを叩き込み、5点目。9回からマウンドに上がったルーキー・鴨志田はデビュー登板時同様、和製オジーたる絶大な守備力を誇る名手・川相がバックにいると言う絶大な安心感から伸び伸びとした投球で寿司職人ラミレス,ユウイチと打ち取り、あっと言う間に二死を取ると、最後は城石を空振り三振に仕留めて、プロ入り初セーブをマーク。試合後、本拠地最終戦と言う事で優勝セレモニーが開かれたが、松井さんの怒りの2発で溜飲を下げたとは言え、川相不在時の拙攻ぶりは相変わらずとあって、ナインは一様に暗い表情早くも日本シリーズの4連敗を覚悟しているのか、もう今年は胴上げが出来るチャンスはこれが最後かもしれないと思わせる悲壮な面持ちで若大将・原監督の胴上げが行われた。この重苦しいムードを打破する為にも最終戦こそ名手・川相の聖域でのスタメン復帰が期待される所だろう


 アリアス、2打席連発! 織田裕二、4年ぶり10勝!
甲子園:阪神10勝15敗2分
D  000000000  0
T  10100230×  7
勝:織田裕二10勝6敗 負:人斬り抜刀斎12勝6敗
本:アリアス31,32

 金村弟、決勝3ラン! カブレラ不発で二冠もピンチ!
GS神戸:オリックス6勝22敗
L  140000100  6
BW 100000100  2
勝:ミャオ9勝7敗 負:小倉7勝4敗
本:金村弟5

 於保、プロ初打点が決勝二塁打! ローズ、打点単独トップ!
千葉マリン:ロッテ14勝12敗
Bu 002020000  4
M  01003130×  8
勝:小野4勝8敗 負:パウエル17勝10敗