球界トピックス
9月29日
2回の第1打席でいきなり初球バント |
一塁線へきっちり転がす芸術技が炸裂 |
仕事を果たし、黙々と引き上げる川相 |
第2打席で犠打のサインに目をやる川相 |
またも初球で決める堅実無比の職人技 |
確実に打球を殺し、世界記録へあと6個 |
東京ドーム:巨人16勝12敗
D 101000020 4
G 000020000 2
勝:野口2勝1敗
負:上原17勝5敗
S:ギャラード1勝1敗33S
本:今夜の松井さん46
名手・川相、スタメンで職人技の犠打連発! 鴨志田、1回無失点の上々デビュー!
前日、中日内野陣のミスに助けられ、辛くも勝ちを拾ったとは言え、川相不在時に怒涛の拙攻三昧を繰り広げるなど日本シリーズへ大きな不安を残した巨人。無様な戦い方を西武偵察陣に嫌と言う程、観察され、チームの雰囲気はこの上なく陰鬱と言う絶対絶命の危機に、流石にヤバいと察知した若大将・原監督は7番サードと言う持ち味を発揮しづらい所ながらも、名手・川相を久々のスタメン起用。これにより、試合前から意気上がる巨人の先発は上原は久々に川相をバックに投げられる喜びから、つい浮かれ気分になってしまったのか、初球、いきなり井端に死球を食らわせる波乱の立ち上がり。続く荒木を打ち取ると、今夜の松井さんと首位打者を争う福留を空振り三振に斬ってとり、二死としたものの、前日のカリメロ同様、福留に気を使い過ぎた直後の立浪にライトフェンス直撃のヒットを浴びると、谷繁には一、二塁間突破のタイムリーを浴びて、先制点を献上。1点を追う巨人は2回、中日先発・野口に対して、一死から阿部がストレートの四球を選ぶと、名手・川相が初球をきっちり打球を殺す堅実無比の犠打を決めて、世界記録へあと7個と前進。ここでガッツな貴公子・仁志が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないと二遊間へ痛打するも、これを死球の井端に代わり、ショートに入っていた森野の好プレーに阻まれて、阿部は二塁に残塁。直後の3回、中日は先頭の森野がセカンドへの内野安打で出ると、この3連戦ノーヒットの福留が一、二塁間をしぶとく破り、一、三塁のチャンス。ここで立浪のファーストゴロで福留が二塁で封殺される間に森野が返って、2点目。2点を追う巨人は4回、一死から阿部がセンター前へ弾き返すと、またも名手・川相が初球をきっちり一塁線へ転がす芸術的な犠打を決めて、世界記録へあと6個と前進。川相との対決で全身全霊を注ぎ込んだ事で激しく疲弊し、制球が乱れ始めた野口からガッツな貴公子・仁志,上原と四球を選び、満塁となった所で清水が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないと痛打するも、これをライト・福留と交錯しながらもボールを離さないセカンド・神野の好プレーに阻まれて、三者残塁。しかし、続く5回、一死からマッスル千代の富士がショートへの内野安打で出ると、ここまで2打席連続の見逃し三振に倒れ、既に1安打している福留に煽られている今夜の松井さんが右中間スタンドへ46号2ランを叩き込み、試合は振り出しに。立ち上がりこそ不安だったが、和製オジーたる堅実無比の守備力を誇る名手・川相がバックにいると言う絶大な安心感に尻上がりに調子を上げていた上原だったが、8回、先頭の森野が一、二塁間を破られると、福留にもライト線へ二塁打を浴びて、無死二、三塁のピンチ。ここで立浪にもピッチャー返しされるも、上原右手を出して止める気迫のプレー。弾かれた打球をショート・ニックンがすかさずバックアップし、立浪は一塁でアウトとするも、なお二、三塁と言うピンチに、谷繁の三遊間への痛烈なゴロを名手・川相が素早い反応でキャッチ。好スタートで本塁を狙う三塁走者・森野に対して、逆モーションになりながらも、懸命に送球した川相だったが、森野の好スライディングで阿部のブロックをかわされて、勝ち越し点を献上。更に、渡辺にセンターへの犠飛を打ち上げられ、この回、2点。土壇場9回、上原に代わって、ルーキー・鴨志田がプロ初登板。同じくルーキーの真田と違い、名手・川相がバックにいると言うとてつもなく恵まれた環境での初マウンドとなった鴨志田は3人でピシャリと抑える上々のデビュー。その裏、満を持して登板の中日守護神・ギャラードに対して、先頭の名手・川相が口火を切るか!?と思われたが、ここで何と若大将・原監督が仲人を務めてやったヒットマン後藤が代打で登場。川相を退けて打席に立たされた事で顔面蒼白のヒットマン後藤はセカンドへの凡ゴロを打たされると、川相への後ろめたさから一塁へ必死のヘッドスライディングを見せたものの、間に合わず、まず一死。2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況に陥った巨人は、続く代打・斉藤がショートへの内野安打を放つも、代打・左門は見逃し三振。続く清水もセンターライナーに倒れて、斉藤は一塁に釘付けと川相不在の弊害を露呈し、ゲームセット。最後の勝負どころで名手・川相を外してしまうと言う暴挙により、むざむざ反撃の芽を摘み取り、敗れるべくして敗れた巨人はまたしても日本シリーズへ大きな課題を残す形に…。川相がいる間も中日野手陣の好プレーに阻まれた部分もあったとは言え、チグハグさの残る攻撃を展開するなど、やはり、川相の本領は聖域2番でこそ十二分に発揮されると言う事が改めて如実になったと言っていい。早くも日本シリーズ4連敗は必至と囁かれる下馬評を覆す為にも、名手・川相の聖域でのスタメンフル出場が待たれる所だろう。
8回、大量7点の猛攻! 井川、タナボタ13勝目! |
町田、先制&ダメ押し弾! 石川、新人王へ赤信号! |
J.マッケンジー、サヨナラ打! 寺原、5勝目! |
水口、先制3号! パウエル、今季4度目の完封! |
小林雅、27連続SP! オリックス、最下位確定! |