球界トピックス

9月28日


東京ドーム:巨人16勝11敗
D  112000100  5
G  06000000×  6
勝:カリメロ9勝8敗
負:山井6勝3敗
S:河原5勝3敗28S
本:マッスル千代の富士17
 
川相不在で怒涛の残塁地獄形成! カリメロ、失意の5回4失点KO!
前日、結果オーライの優勝を決めたとは言え、名手・川相の起用法を大きく誤った事で屈辱のサヨナラ負けを喫した巨人。無様な戦い方を西武偵察陣に嫌と言う程、観察され、チームの雰囲気はこの上なく陰鬱と言う絶対絶命の危機に、これを打破すべく当然、名手・川相がスタメン出場と思われたが、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックンが入り、セカンドにはガッツな貴公子・仁志、サードにはソーサ元木、そして、ファーストにはヘッポコ守備の江藤が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発はカリメロ。またも川相不在のヘッポコ内野陣を背負わされ、愕然とするカリメロは初回、いきなり井端,荒木と連打を浴びて、無死一、二塁のピンチ。川相不在とあって、早くもこの試合の勝利を半ば諦めたカリメロはせめて今夜の松井さんの援護を…と前夜の春風亭半ケツ同様、福留殺しモードへの専念を決意すると、これがセカンドゴロゲッツーとなる最高の結果。しかし、福留殺しに専念した影響で、今季、19の0と完全に封じ込めていた立浪にレフト前へタイムリーを浴びて、先制点を献上。その裏、巨人は中日先発・山井に対して、一死からニックンが右中間突破の二塁打を放つと、続くマッスル千代の富士のショートゴロの間に三進。しかし、今夜の松井さんは見逃し三振に倒れて、ニックンは三塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈いきなり川相不在の重さを痛感させられた上、福留殺しに専念しているカリメロに対して、直後の2回、中日は一死からボンジュール大西が左中間突破の二塁打を浴びせると、続く蔵本が三遊間を破るタイムリーを放ち、2点目を追加。その裏、巨人は一死から江藤,ソーサ元木が連打を浴びせると、ガッツな貴公子・仁志が歩いて、満塁のチャンス。ここでカリメロは空振り三振に倒れると、続く清水もセカンドゴロに倒れて、チェンジ…と思いきや、これを荒木がジャッグル。明らかに荒木のタイムリーエラーと思われたが、記録員が清水の安打記録に肩入れしているのか、何故かヒットのジャッジ。更に、ニックンのピッチャーゴロを山井が弾くと、これまた何故かタイムリーヒットとジャッジされ、ついに同点。更に、マッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ17号グランドスラムを叩き込み、勝ち越しに成功。しかし、今夜の松井さんはセンターライナーに倒れて、福留の差がまたも接近。普通なら、この6点で一気に巨人の流れとなる所だが、川相不在とあって、カリメロは4点のリードでも不安感一杯で、直後の3回、先頭の井端に痛打されると、続く荒木をピッチャーゴロに打ち取りながら、川相不在が故にファースト・江藤との呼吸が合わず、内野安打としてしまう始末。ここで迎えた福留に対し、ツーナッシングと追い込みながら、きわどい所を狙い過ぎた末に四球を与えてしまい、無死満塁。ここで初回同様、福留殺しに集中力を使い果たした直後の隙を立浪に狙われ、レフト前にタイムリーを浴びると、続く谷繁のショートへの凡ゴロに打ち取るも、川相を差し置いて聖域に居座るニックンは緩慢な動きで二塁を封殺するのが精一杯で、この間に荒木が返って、4点目。なおも、一死一、三塁の場面で、スクイズを仕掛けてきた渡辺に対して、完全に意表をつかれたカリメロはストライクを投げ込んでしまうも、これがキャッチャーの小フライとなるヘッポコバント。スタートを切っていた三塁走者・福留も戻れず、ゲッツーと、相手のミスに助けられる形で、このピンチを脱出。その裏、巨人は一死から江藤がセンター前に弾き返すと、続くソーサ元木が歩いて、一、二塁。しかし、ガッツな貴公子・仁志,カリメロと倒れて、二者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く4回には二死からマッスル千代の富士が一、二塁間を破るも、今夜の松井さんの打球は上がり過ぎのセンターフライとなり、マッスル千代の富士は一塁に釘付けとまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。5回には一死から江藤が歩いたものの、ソーサ元木,ガッツな貴公子・仁志と悉く打ち上げて、江藤は一塁に釘付けとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。そして、6回、ワズディンに代わり、ついに登場した名手・川相は食らい付くバッティングで執拗にファールで粘ったものの、最後は抜いたボールにタイミングを外され、無念の空振り三振。しかし、この川相との対決で心身共に激しく疲弊した山北に対して、清水が川相の粘りを無駄にする訳にはいかないとばかりにセンターオーバーの二塁打を浴びせて、球団記録を塗り替える186安打目を記録。しかし、続くニックンがレフトフライと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、これで士気を削がれたマッスル千代の富士もセカンドゴロに倒れて、清水は二塁に釘付け。直後の7回、名手・川相はその儘、守備につくと思いきや、ベンチに下げられた事で、この回からマウンドに上がった3番手・チョコは呆然自失2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況下、最早、福留以外に力を入れる余裕がなくなり、一死から荒木に痛打されると、肝心の福留こそ空振り三振に斬ってとったものの、カリメロ同様、ここで集中力が切れた所を立浪にライト前へ弾き返され、一、二塁のピンチ。続く谷繁にもライト前へタイムリーを浴びて、1点差。その裏、巨人は二死から代打・斉藤がライト前ヒットを放つも、続く代打・ヒットマン後藤はライトフライに倒れて、斉藤は一塁に釘付けとまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く8回も巨人はあえなく三者凡退とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈し、1点差の儘、土壇場9回に突入。またしても川相不在のマウンドを強いられた河原だったが、井端,荒木と何とか打ち取ると、福留にはフルカウントまで粘られたものの、最後は空振り三振に斬ってとり、辛くも逃げ切りに成功。しかし、終わってみれば、中日野手陣の乱れに助けられてのチャンスに、マッスル千代の富士の一か八かの一発狙いがハマった2回の6点のみで、以降は川相不在が故の残塁地獄を形成するばかりまたしても、西武偵察陣の前で醜態を晒してしまい、最早、日本シリーズ4連敗は確実か!?とナインは一様に暗い表情で球場を後にした。この絶体絶命の状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だろう
 左:川相不在の不安感から、5回4失点で無念の降板となったカリメロ

 14年目の平井、20年目の古久保、ベテランが次々と引退表明!
前日、今季限りでの現役引退を表明したロッテ・平井光親外野手(35)がこの日、千葉マリンスタジアムで記者会見を行った。今季は両膝痛に苦しみ、一軍出場の機会もなかったが「14年間ロッテ一筋でプレーした事を誇りに思う。外野席のファンの声援がいつも温かかった事が思い出深い」と苦しさから解放されたかの様に安堵の表情を浮かべた。1989年、愛知工大からドラフト6位で入団した平井は持ち前のシュアな打撃で、1991年には規定打席ギリギリのバントヒットで首位打者を掠めとるなど、主軸として活躍。晩年は故障に悩まされ、昨年は左膝を2度にも渡り、手術を行うなど、復活に執念を燃やしたが、左膝をかばった影響から右膝まで痛めて、引退を余儀なくされた。14年間の通算成績は1066試合で打率2割7分1厘、39本塁打、293打点。10月18日の千葉マリンでの最終戦(近鉄戦)を引退試合とする予定となっている。一方、近鉄でも、また一人のベテランが引退を決意。20年目の古久保健二捕手(38)が今季限りでユニフォームを脱ぐ事を明らかにしたのだ。平井同様、生え抜きの儘、引退となった事で「バファローズで20年間プレー出来た事に誇りを持っているし、応援して頂いたファンの皆さんには本当に感謝の気持ちで一杯」と語った古久保は来季から二軍バッテリーコーチに就任する予定との事。1983年に太成高からドラフト6位で近鉄入りした古久保は地味な存在ながらも、近鉄投手陣を支え続け、正捕手不在の昨年も終盤に入って、経験豊富な配球術が評価され、12年ぶりのリーグ優勝に貢献。20年間での通算成績は943試合でし、打率2割4厘、38本塁打、186打点(通算成績はいずれも28日現在)。

 多村、先制タイムリー! ホルト、1安打完封!
横浜:横浜10勝16敗1分
T  000000000  0
YB 00101000×  2
勝:ホルト6勝9敗 負:川尻5勝4敗

 城石、とどめの3ラン! 藤井、2年連続10勝目!
広島:広島9勝12敗2分
S  000001051  7
C  000010010  2
勝:藤井10勝8敗 負:黒田9勝9敗 S:石井6勝2敗2S
本:城石5

 エバンス、決勝打! 守護神・豊田、35セーブ目!
福岡ドーム:ダイエー10勝16敗
L  4000010001  6
H  0001022000  5
勝:星野2勝0敗 負:吉田7勝4敗3S S:豊田6勝1敗35S
本:エバンス14、松中28、小久保31

 伏兵陣で一発攻勢! 好投・シールバック、8勝目!
大阪ドーム:近鉄13勝13敗
F  022023000  9
Bu 002001000  3
勝:シールバック8勝7敗 負:高村8勝9敗
本:木元5、石本2、林5、吉岡25

 シェルドン、先制3ラン! ユウキ、完封で6勝目!
千葉マリン:ロッテ13勝12敗
BW 300000000  3
M  000000000  0
勝:ユウキ6勝1敗 負:小野3勝8敗
本:シェルドン25