球界トピックス

9月26日


 森監督、怒りの辞任会見! 後任人事に山下大輔氏が本命視!
この日、横浜市内の球団事務所で記者会見が開かれ、森監督の退団が発表された表向きは「退任」だが、実際には「解任」である事は明白だ。昨年の勝ち頭・ゴーグル,司令塔・谷繁を失った今季は開幕から最下位を独走。序盤は井川(阪神)とハーラーダービーを争い、最近では今夜の松井さん(巨人)とバットマンレースを争うなど、無類の弱さを露呈してきた横浜。だが、たとえチームが低迷しようとも、3年契約の2年目で契約はまだ残っている状態。吉見,古木を初め、若い芽も台頭してきており、森監督に辞める気など毛頭なかった。これに対して、世間体を気にして「解任」を避けたい球団側は森監督の来季のスタッフ編成案や補強案を悉くはね除けるなど、執拗な嫌がらせを敢行。しかし、西武監督時代、堤オーナーから「やりたければどうぞ」などと、暴言を吐かれて、怒りの5連覇を果たした森監督がその程度の嫌がらせに屈する筈もなく、最早、自ら辞意を表明させる事は不可能と察知した球団側はついに観念して、クビを言い渡した模様だ。無念の森監督は「怒鳴るなよ。怒られるのは俺はもういいよ」とやりきれない口調で切り出すと「(大堀球団)社長と色々な話をして、今日限りでユニフォームを脱ぐ(と言うか脱がされる)事になりました。ファンに申し訳ない成績(だったが、球団側から嫌がらせを受けた事)で一番心を痛めています(契約が切れる前に辞めさせられたので)僅かな期間でしたが、お世話になり、有難うございました」と皮肉たっぷりの捨て台詞を吐き、僅か1分余りで逃げる様に退席。「あとは社長に聞いてくれ」と一切の質問を受け付けないなど、不本意な退団劇への憤りを隠せなかった。27日からは黒江ヘッドコーチが代理監督を務めるとの事だが、オフには森監督同様解任が濃厚。後任人事に関しては、大堀球団社長は明言を避けたが、元ヘッドコーチの山下大輔氏が本命視されている。

 星野監督、恐怖の粛清人事幕開け! 遠山ら中継ぎ6投手に戦力外通告!
星野政権十八番の粛清人事が始まった。この日、遠山,伊藤,成本,弓長,西川,川俣のベテラン中継ぎ陣が来季の戦力外である事を通告されたのだ。中日監督時代から、星野監督は大量の血を入れ替える補強政策を積極的に行ってきた。今年、開幕から飛ばしてきた阪神が後半に入って凋落した原因の一つと言われるのが矢野のリタイアだが、その矢野も中日時代に粛清されて、阪神へ飛ばされた過去を持つ。昨オフは前監督のノムさんの辞任が遅れた事もあり、補強政策が殆ど完了しつつある段階での就任とあって、粛正人事は展開されなかったが、「来年いない選手? いっぱいおるやろ」と今オフは生え抜きも外様も容赦なく放出する事を早くから示唆していた。今回の6人の戦力外通告はこれから繰り広げられる大粛清の序章に過ぎない。夏場には故障者が大量に出た事もあり「レギュラーはゼブラだけ」と言い放っており、FA宣言が予想される中村(近鉄),キュラソ星人(広島)や、退団の可能性が高まっているペタジーニ(ヤクルト)にも食指を伸ばしているとあって、野手陣も総じてウカウカとしていられない状況。果たして、何人の選手が来季も阪神のユニフォームを着る事が出来るのか!?