球界トピックス
9月25日
鋭い眼光で井川を圧倒する名手・川相 |
4球目を痛打し、会心のタイムリー |
職人健在ぶりをまざまざと見せつける |
甲子園:阪神11勝15敗1分
G 100001000 2
T 00003000× 3
勝:井川12勝9敗
負:酒井1勝2敗
井川キラーの本領発揮! 名手・川相、会心の代打タイムリー!
前日、結果オーライの優勝を決めたとは言え、名手・川相の起用法を大きく誤った事で屈辱のサヨナラ負けを喫した巨人。無様な戦い方を西武偵察陣に嫌と言う程、観察され、チームの雰囲気はこの上なく陰鬱と言う絶対絶命の危機に、これを打破すべく当然、名手・川相がスタメン出場と思われたが、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックンが入り、セカンドにはガッツな貴公子・仁志、サードにはヘッポコ守備の江藤に代わり、今季左腕相手にさしたる結果を残していないソーサ元木、そして、ファーストには病み上がりの破戒僧・清原に代わり、斉藤が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、阪神先発・ムーアに対して、一死からニックンが歩くと、マッスル千代の富士が三塁線を破る二塁打。更に、今夜の松井さんが歩かされ、満塁となった所で、ソーサ元木の先っぽに当たるしみったれたセカンドゴロの間にニックンが先制のホームイン。なおも二死二、三塁のチャンスだったが、斉藤はファーストゴロに倒れて、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。巨人の先発は優勝した事により、桑田ではなく、プロ初先発となる酒井が指名されたが、いきなり川相不在の重さを痛感させられた事で動揺したか、一死からシャア少佐をストレートの四球を与えるピンチ。しかし、ここで二盗を仕掛けたシャア少佐を阿部に代わってスタメンマスクの村田が刺した事で幾分、気が楽になったか、片岡を空振り三振に斬ってとり、この回、無失点。直後の2回、巨人は二死から川相不在の打線はアテにならないとばかりに酒井が自らライトオーバーの二塁打を放ち、チャンスメイクしたものの、続く清水は空振り三振に倒れて、酒井は二塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。自ら作ったチャンスが潰えて落胆の色を隠せない酒井に対して、阪神はその裏、二死からアリアスが川相不在の甘い三塁線を狙い打って二塁打とすると、続く藤本は歩いて、一、二塁と一打同点のチャンスを掴むも、SAMの痛烈なライナーがセカンド正面に飛ぶハードラックで二者残塁。直後の3回、巨人は二死からまたも今夜の松井さんが歩かされると、ソーサ元木がレフト前に弾き返して、一、二塁としたものの、斉藤はセンターフライに倒れて二者残塁とまたまた川相不在の弊害を露呈。相変わらずの拙攻ぶりにガックリきた酒井に対して、阪神はその裏、先頭のムーアが歩くと、ゼブラ今岡がレフト前に弾き返して、無死一、三塁と絶好のチャンス。続くシャア少佐が空振り三振に倒れると、片岡は痛恨のファーストゴロ。しかし、これを捕って一塁ベースを踏んだ斉藤が何を血迷ったか、一塁走者・ゼブラ今岡を見向きもせずに本塁へ転送する大チョンボ。川相不在のヘッポコ内野陣に助けられ、チャンスを残した阪神だったが、濱中はセンターフライに倒れて、またもや二者残塁。直後の4回、巨人は一死から村田が三遊間を破ると、酒井がきっちり送って、二死二塁。続く清水は四球を選んで、一、二塁となったものの、ニックンはショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮して、二者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。またもや自ら作ったチャンスが報われず、呆然自失の酒井に対して、阪神はその裏、一死からアリアスがショート右へのどん詰まりのゴロ。しかし、この打球が名手・川相を差し置いて聖域に居座るニックンの緩慢なプレーでセンター前へ抜けると、アリアスは川相不在のヘッポコ内野陣の隙をついて、一気に二塁を陥れる好走塁。続く藤本のセカンドゴロでアリアスは三塁へ進んだものの、SAMはセカンドゴロに倒れて、結局、無得点。直後の5回、巨人は先頭のマッスル千代の富士がライト線へヒットを放つと、ムーアの暴投で二進。更に、今夜の松井さんはこの日3個目の四球を選び、一、二塁。しかし、ここで代わった伊達に対して、名手・川相がピンチバンターとして登場か…と思いきや、その儘、打席へ送られたソーサ元木がピッチャー前に小フライを打ち上げるヘッポコバントを敢行すると、これで士気を削がれた斉藤はファーストゴロ、ガッツな貴公子・仁志は空振り三振に倒れて、二者残塁とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。川相不在を嫌と言う程、思い知らされ、愕然とする酒井に対して、阪神はその裏、先頭の代打・上坂が歩くと、続くゼブラ今岡がライト前に弾き返して、無死一、二塁。続くシャア少佐はピッチャー前にまともに転がすヘッポコバントで上坂は三塁で封殺されると、片岡は空振り三振に倒れて、二死となったものの、ここで濱中がライトフェンス直撃の2点タイムリー三塁打を放ち、一気に逆転に成功。更に、悠久の若虎・桧山が泳ぎながらも、しぶとくセンター前に落とすタイムリーを放ち、この回、3点。直後の7回、阪神は何と左腕エース・井川をリリーフとして投入。これに対して、巨人は先頭の村田がセンターオーバーの三塁打を浴びせると、酒井に代わって、ついに名手・川相が登場。ここで名手・川相は長きに渡って幽閉されていた鬱憤を晴らすがごとく井川キラーの本領を発揮し、センター前へ会心のタイムリー!!!!!! 一気に畳みかけたい所だったが、清水はサード前へヘッポコバントをかまして、川相は二塁で封殺。続くニックンは空振り三振と相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、これで士気を削がれたマッスル千代の富士はセカンドゴロに倒れて、結局、1点止まり。その裏から名手・川相はサードの守備につくと、同じくこの回からマウンドに上ったジョーベ博士は川相がいる事による絶大な安心感に伸び伸びとした投球を展開し、6,7回と阪神打線を3人ずつでピシャリと抑える好投。8回から登板の3番手・アルモンテも和製オジーたる堅実無比の守備力を誇る川相の存在に意気揚々と投げ込み、無失点で切り抜け、2−3の儘、試合は土壇場9回へ突入。しかし、好投を続ける井川の前に巨人は三者凡退に終わり、ゲームセット。あまりにも遅過ぎた川相投入が大きく響き、敗れるべくして敗れた巨人は阪神との今季最後の3連戦で負け越し。川相不在時の怒涛の拙攻ぶりは日本シリーズを控えるにあたり、大きな不安を残すばかりで川相の存在価値を嫌と言う程、思い知らされる形となったが、これを糧にする為にも、一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だろう。
ボンジュール大西、値千金の押し出し四球! |
古木、逆転二塁打! 森中、好救援で2勝目! |
吉岡、先制3点二塁打! 鷹野、ダメ押し2ラン! |
宮地、4安打3打点! ミッチー、初の2桁勝利! |