球界トピックス

9月17日 S−C(神宮)、M−Bu(千葉マリン):雨天中止


東京ドーム:巨人19勝7敗
YB 000001002  3
G  100001002× 4
勝:河原5勝3敗26敗
負:斎藤タカシ1勝2敗19S
本:古木2
 
若大将・原監督、悪夢のご乱心采配! 結果オーライのサヨナラ勝ちでM9!
前日、最後の最後で名手・川相が投入された事で辛くも逃げ切った巨人だが、川相不在時には相変わらずの拙攻三昧で残塁地獄を形成するなど、無様な攻撃を展開。この儘では、いつマジックが消えてもおかしくないと、チームはこの上なく険悪ムードと言う絶対絶命の危機に、これを打破すべく当然、名手・川相がスタメン出場と思われたが、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックンが入り、セカンドにはガッツな貴公子・仁志、ファーストには江藤、そして、サードには川中が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発・ヒゲ入来は川相不在とあって不安感一杯。これに対して、横浜は先頭の石井タクローがセンターオーバーの二塁打を放ち、いきなり先制のチャンス。しかし、田中一のヘッポコバントで石井タクローが刺されると、続くマイケルの打席で三振ゲッツーとなる最悪の展開で結局、3人で攻撃終了。その裏、巨人は横浜先発・グスマンに対して、先頭の清水がファーストへの内野安打で出塁。ここで本来ならば、名手・川相がきっちり犠打を決めて、世界記録へ前進する所だが、実際に聖域に居座っているのはバントの下手さっぷりには定評のあるニックン若大将・原監督も送りたいのはやまやまながら、下手に小フライでも打ち上げられて、ゲッツーでも食らってはたまらんと、やむなく強攻策を指示すると、これがレフト線への二塁打となる結果オーライで無死二、三塁。続くマッスル千代の富士のセカンドゴロで清水は本塁憤死となったものの、前夜の仰天アーチで気を良くしている今夜の松井さんがライト前にタイムリーを放ち、1点を先制。なおも、一、二塁と追加点のチャンスだったが、阿部,江藤と倒れて、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。直後の2回、簡単に二死をとったヒゲ入来は小池もサードゴロに打ち取り、三者凡退…と思いきや、名手・川相を差し置いてサードに入っている川中が一塁へ悪送球川相不在の内野陣の不安定さを改めて思い知らされたヒゲ入来だったが、何とか気持ちを切らさずに福本を打ち取り、このピンチを脱出。しかし、川相不在で粘りに欠ける巨人打線は2回以降、完全に沈黙し、4回まで一人の走者も出せない有様。5回には一死からガッツな貴公子・仁志が歩くと、ヒゲ入来が送って、二死二塁としたものの、清水はセカンドゴロに倒れて、仁志は二塁に釘付けとまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈相変わらずの拙攻ぶりにイライラが募る一方のヒゲ入来は直後の6回、石井タクロー,マイケルとヒットを許し、二死一、三塁のピンチを迎えると、ロドリゲスの打席で痛恨の暴投を犯して、やらずもがなの1点を献上。追い付かれた巨人はその裏、一死からマッスル千代の富士がレフト前に弾き返すと、今夜の松井さんはストレートの四球を選び、一、二塁。更に、二死後、江藤が三遊間を破って、満塁となった所で川中に代わり、名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのはヒットマン後藤。しかし、ヒットマン後藤は押し出し四球を選んで、マッスル千代の富士が労せずして勝ち越しのホームイン。なおも満塁のチャンスだったが、ガッツな貴公子・仁志はセカンドゴロに倒れて、三者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。直後の7回、前の回の走塁でまた足を痛めてしまったマッスル千代の富士が大事をとって退くと、サードに入る筈だったヒットマン後藤がライトへ回り、そして、空いたサードにはついに名手・川相が登場川相不在のマウンドを強いられて、毎回の様に走者を背負う苦しい投球を展開し、既に、限界寸前のヒゲ入来だったが、絶大なる川相への信頼感により、一気に息を吹き返し、伸び伸びとした投球で3人でピシャリと抑える好投を展開川相が入った事により意気上がる巨人はその裏、ヒゲ入来の代打・宮崎が四球を選ぶと、清水が詰まりながらもレフト前に落とすヒットを放ち、無死一、二塁。しかし、インケツ続きのニックンが相変わらず打球を殺せぬヘッポコバントを敢行して、宮崎は三塁で封殺。ここで打席にはマッスル千代の富士の打順に入っていた名手・川相。たとえ一塁が空いて松井さんが敬遠される事になろうとも、堅実無比の犠打が炸裂し、世界記録へ前進か…と思いきや、若大将・原監督は何を血迷ったか強攻策を指示。これに対して、川相は得意のおっつけるバッティングで一、二塁間へ痛打したものの、ファースト・ロドリゲスの超美技に阻まれて、ゲッツーとなるハードラックバントの下手さっぷりには定評のあるニックンにバントをさせて、世界一の職人技を誇る名手・川相にバントをさせないと言う不可解な采配に重苦しいムードの中、8回からマウンドに上がった巨人2番手・岡島に対して、横浜は一死から代打・相川がセカンドへの内野安打を放つも、石井タクローの打球はファースト正面のライナーとなり、相川は戻れず、ゲッツーとなり、結局、無得点。その裏、1点ビハインドながらマウンドに上がった横浜守護神・斎藤タカシに対して、巨人は二死から江藤が歩くと、ヒットマン後藤が死球を食らって、一、二塁。ここでガッツな貴公子・仁志に代わり、斉藤が代打で出るもファーストゴロに終わり、二者残塁。7回裏の不可解な采配の余韻を残す陰鬱な展開の中、土壇場9回、巨人のマウンドには予定通り守護神・河原が登場。しかし、河原は一死からマイケルに痛打されると、二死後、代打・古木にライトスタンド3階席をも越える特大2号2ランを叩き込まれ、一気に形成逆転。その裏、巨人は一死から清水がセンター前ヒットで出塁。ここでまたもニックンがピッチャー前にまともに転がすヘッポコバントを敢行あまりにも打球が殺せていないヘッポコバントに斎藤タカシは迷わず二塁へ転送するも、ニックンのヘッポコバントを予期していた清水が好スタートを切っていた事でオールセーフとなり、一、二塁。ここで今度こそ名手・川相が堅実無比の芸術的犠打を炸裂させて、世界記録へ前進か…と思いきや、若大将・原監督は何を血迷ったか、左門を代打に投入。左門はボール球に手を出して追い込まれるなど苦しい展開となったが、川相を引っ込めてまで投入されながら凡退してはチームは完全に崩壊すると言う危機感から、ライト前に弾き返して、一死満塁。ここで今夜の松井さんは空振り三振に倒れたものの、2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況では延長に持ち込んでも勝ち目はないと察知し、ここで決めるしかないと言う思いを強くした阿部がライト前に弾き返すと、これを強引にダイレクトキャッチに行ったマイケルが後逸する間に、清水に続いてニックンも返り、サヨナラ勝ち。これで巨人のマジックは1つ減って、ついに1桁の9となったものの、若大将・原監督のご乱心なのか、はたまた茂雄の圧力なのか、不可解極まりない采配でむざむざ陥った窮地を結果オーライで無理矢理帳消ししたに過ぎないとあって、巨人ナインに喜びの表情は見えず、重苦しい足取りで球場を後にした。いつマジックが消えてもおかしくない無様な試合が続くこの絶対絶命の危機を打破する為にも一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だろう

 神野、決勝2点打! ギャラード、30セーブ目!
ナゴヤドーム:中日14勝8敗2分
T  110010000  3
D  00000302×  5
勝:岩瀬4勝2敗 負:谷中5勝8敗 S:ギャラード1勝1敗30S

 松中、決勝24号! 吉田、好救援で6勝目!
福岡ドーム:ダイエー13勝12敗
BW 100000100  2
H  00000201×  3
勝:吉田6勝2敗3S 負:川越3勝13敗 S:岡本4勝1敗5S
本:五島7、松中24

 西武、乱打戦制し、M2! カブレラ、ダメ押し52号で暫定三冠王!
西武吹き抜けドーム:西武16勝10敗
F  110033000  8
L  40041001× 10
勝:ミッチー8勝1敗 負:正田6勝10敗 S:豊田6勝1敗31S
本:ベンちゃん32,33、田中幸15、エセオネエセ松井32、中村1、ガッツ30、カブレラ52