球界トピックス

9月12日


 川島コミッショナー、IOC竹田会長と会談! 五輪野球除外案阻止へ必死のあがき!
野球を五輪種目から除外しようと目論むIOC(国際オリンピック委員会)プログラム委員会の提案に対し、この日、都内のホテルにて、プロ野球・川島コミッショナーがJOC(日本オリンピック委員会)の竹田会長と会談を行い、IOC委員への働きかけを求めるなど、撤回への全面協力を要請。6、7日にスイスのモントルーで行われた国際野球連盟(IBAF)の緊急全体会議でも、五輪における野球存続について協議し、11日には西武のオーナーでもある堤JOC名誉会長にも同様の要請を行うなど、尽力してきた川島コミッショナーは「(削除案が最終決定となる)IOC理事会まであと2カ月ぐらいしかない。JOCも今回の件を重要視している姿勢が見えた」と、とりあえず、打てる手は全て打ったと言う手応えを表した。しかし、ただでさえ、参加国が少数に限られている上、世界の王さんならばともかく、たかだか小さな島国の中高年世代限定のカリスマヒーローが代表の編成を仕切っている様なスポーツとあって、IOCの反応は一様に冷たいのが実情だ。アメリカもマイナー選手だけで金メダルを勝ち取ってしまった事で躍起になって阻止するつもりは毛頭ない模様。果たして、この儘、野球は五輪から消えてしまうのか!?

神宮:ヤクルト16勝11敗
T  000100000  1
S  00000200×  2
勝:坂元2勝8敗 負:藤田1勝4敗 S:高津0勝1敗29S
本:ペタジーニ37
 ペタジーニ、逆転2ラン! 坂元、スクランブル先発登板で111日ぶり白星!
この日、ヤクルトの先発は大凡が左の山部を予想し、事実、ヤクルト側もそのつもりだった。しかし、実際に先発マウンドに上がったのは、この日、一軍登録されたばかりの坂元。通常、メンバー交換を行っている渡辺チーフコーチが体調不良で不在となったのを初め、様々な要素が加わり、メンバー表に山部ではなく坂元の名前が誤って記入されている事に誰も気付かぬ儘、提出されてしまったのだ。あがりの予定だった事で試合前にはたっぷり夕食を済ませてしまうなど、すっかりくつろぎモードの坂元だったが、試合開始20分前に急遽、呼び出されるスクランブル登板。先発投手は最低1人の打者には投げなければいけないとあって、サッと引っ込めて、山部と交代させる予定もあったが、1,2回と三者凡退に抑える好投を見せた為にその儘、続投が決定。4回に上坂に先制タイムリーを許したものの、6回、首脳陣との確執からサボタージュをかますなど荒れていた事で、最近すっかり当たりの止まっていたペタジーニが10試合ぶりとなる37号2ランを放ち、逆転。坂元は7回途中でマウンドを譲ったが、石井−高津と繋いで逃げ切りに成功。内容は悪くないながらも7連敗とすっかり白星から見放されていたと言うのに、準備もロクにしていないこんな日に5月24日以来の2勝目を飾ると言うのだから、おかしなものだ。尚、高津はササキ様(現マリナーズ)に次ぐ、史上2人目の通算250SPを達成し、今季も29SPて河原(巨人),ギャラード(中日)と並ぶトップタイに浮上。一方、敗れた阪神は今季初の5位転落となった。