球界トピックス

8月29日


広島:広島9勝15敗1分
G  030003110  8
C  000000000  0
勝:ヒゲ入来5勝3敗
負:佐々岡5勝7敗
本:今夜の松井さん38、ガッツな貴公子4
 
今夜の松井さん、先制38号アーチ! 粘投・ヒゲ入来、1年ぶりの完封!
前日、名手・川相の起用があまりにも遅過ぎた事で怒涛の残塁地獄を形成し、屈辱の完封負けを喫した巨人。ヤクルトの猛追を受け、焦るチームの雰囲気はこの上なく陰鬱と言う絶対絶命の危機に、これを打破すべく当然、名手・川相がスタメン出場と思われたが、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックンが入り、セカンドには病み上がりのガッツな貴公子・仁志、ファーストには江藤、そして、サードには満身創痍のソーサ元木が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、広島先発・佐々岡に対して、一死からニックンが歩くも、続く阿部はファーストゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で早くも川相不在の弊害を露呈いきなり川相不在の重さを見せつけられ、愕然とする巨人先発・ヒゲ入来はその裏、先頭のキムタクをショートゴロに打ち取るも、名手・川相を差し置いて聖域に居座るニックンのまずいプレーで内野安打とされると、一死後、二盗を仕掛けたキムタクに対して、阿部が二塁へ悪送球を犯して、三進を許す有様。しかし、緒方,キュラソ星人と何とか打ち取り、辛くもこのピンチを脱出。直後の2回、先頭の今夜の松井さんは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ弾丸ライナーで飛び込む38号ソロを叩き込み、1点を先制。更に、二死後、斉藤が四球を選ぶと、ガッツな貴公子・仁志が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ4号2ランをぶち込んで、この回、3点。川相不在とあっては3点くらいのリードはないも同然と不安感が拭えないヒゲ入来はその裏、二死一、二塁、3回にも一死一、二塁とピンチの連続。苦しい投球が続くヒゲ入来を何とか援護したい巨人だが、3,4,5回と淡泊な攻撃で3人ずつ打ち取られる有様で川相不在の弊害を随所に発揮。3−0の儘、迎えた6回、巨人は先頭の清水がファーストのグラブを弾く内野安打で出たものの、ここでバントの下手さっぷりには定評のあるニックンのピッチャー前へ小フライを打ち上げるヘッポコバントが炸裂。しかし、これをワンバウンドで処理した佐々岡が悠々間に合うタイミングだと言うのに、何を焦ったか二塁へ悪送球を犯し、オールセーフ。一死後、今夜の松井さんが歩いて、満塁と拾い物のチャンスにソーサ元木はセカンドへの凡フライ。江藤も簡単に追い込まれ、不吉なムードが漂ったが、6球目を叩いて左中間にフラフラと上がった打球はセンター・緒方の執念のダイビングもあと一歩及ばないラッキーな2点タイムリーとなると、続く斉藤も三遊間を破るタイムリーを放ち、6点目。なおも一、二塁のチャンスだったが、ガッツな貴公子・仁志は見逃し三振に倒れて二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く7回には一死から清水のセカンドゴロがキムタクの目の前で大きく跳ね上がる幸運なヒットとなると、ニックンはあわやゲッツーのショートゴロと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。スタートをきっていた事で清水は間一髪セーフとなると、阿部のファーストゴロを新井が後逸し、ボールがライトへ転々とする間に清水が労せずしてホームイン(何故か、記録は二塁打)。続く今夜の松井さんが敬遠されて、一、二塁とチャンスは拡大したが、ソーサ元木はサードゴロに倒れて二者残塁とまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く8回には広島2番手・山内に対して、一死から代打・左門がライト前に弾き返すと、続くガッツな貴公子・仁志が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、8点目。なおも一死二塁の場面だったが、ヒゲ入来,清水と倒れて、代走・宮崎は二塁に釘付けとまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈川相不在とあって、立ち上がりからペース配分無視の全力投球を続けてきたヒゲ入来は既に限界を超えていたが、その裏から名手・川相がサードの守備に入った事で突如として息を吹き返し、東出,緒方と連続三振に斬ってとると、キュラソ星人もセカンドゴロに打ち取って、三者凡退に抑える好投。土壇場9回、二死一、二塁の場面で回ってきた川相は得意の粘りを見せた後、二遊間へ痛烈な打球を浴びせるも、ショート・東出の好守に阻まれて無念の凡退。その裏、ヒゲ入来は先頭の求道者・前田を名手・川相の所へ打たせる頭脳的投球を展開するなど、簡単に二死をとりながら、野村を歩かせると、西山にヒットを浴びて、一、二塁のピンチ。しかし、ここで川相にひと声かけられ落ち着きを取り戻したヒゲ入来は代打・町田を空振り三振に斬ってとり、1年ぶりの完封勝利。最後の最後で名手・川相が登場した事により、辛くも逆転負けの危機を免れた巨人だが、ヤクルトの勢いは止まらず、依然として安穏とはしていられない状況。ヤクルトの猛追など、ものともせずにVロードを驀進する為にも一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だろう

 ペタジーニ、決勝2ラン! ヤクルト、驚異の10連勝!
神宮:ヤクルト15勝7敗
YB 001100000 2
S  10200120× 6
勝:山部4勝2敗 負:吉見7勝6敗
本:ペタジーニ36

 中日、猛爆17安打! 谷繁、とどめのグランドスラム!
甲子園:阪神8勝12敗2分
D  000021450 12
T  000000001  1
勝:紀藤3勝3敗1S 負:井川11勝6敗
本:谷繁20