球界トピックス

８月２５日

東京ドーム：巨人12勝８敗１分
Ｔ　　０００１０００００　　１
Ｇ　　１０２００１１５×　１０
勝：真田２勝２敗
負：ムーア９勝10敗
本：ニックン18、片岡９、今夜の松井さん36
　真田、悲願の川相効果で粘りの２勝目！　今夜の松井さん、ダメ押し36号！
前日、名手・川相の絶大な存在感により逆転負けの危機を免れた巨人。たとえ白星を掴めずともやる事をやっての結果に大いに盛り上がっていたチームの雰囲気を持続するべく、若大将・原監督は７番サードと言う本領を発揮出来ない所ながらも、名手・川相をスタメン起用。この日の先発投手・入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田はここまで悉く川相と擦れ違ってきており、一度として同じフィールドに立てない儘、白星を逃し続けた事で選手生命に拘わるのではないかと危惧される程の精神的ダメージを蓄積する一方だったが、ついに和製オジーたる絶大な守護力を誇る名手・川相をバックに置いてのマウンドが実現した事に大感激。生憎、この日は江川卓氏曰く「今までで最悪の調子」で初回、いきなり先頭のゼブラ今岡にライト前へ弾き返されるも、続くシャア少佐をファーストゴロ、平下をショートゴロに抑えると、最後はアリアスを名手・川相へのフライに打ち取る頭脳的投球を展開して、このピンチを脱出。その裏、巨人は阪神先発・ムーアに対して、一死からニックンがバックスクリーン右へ１８号ソロを叩き込み、１点を先制。続く２回、二死走者なしで後ろは８，９番と言う持ち味を生かしようのない状況で回ってきた名手・川相は得意の粘りを見せたものの、最後はセンターフライと無念の凡退。本領発揮出来ない役割を強いられている川相を不憫に思い、落胆の色を隠せない真田は直後の３回、先頭のＳＡＭを歩かせると、ムーアに右中間を破られ、無死二、三塁。ゼブラ今岡をピッチャーゴロに打ち取ったものの、続くシャア少佐に死球を食らわせ、一死満塁のピンチ。しかし、川相の前で無様なピッチングは出来ないと気を引き締めた真田は平下を空振り三振，アリアスをキャッチャーファールフライに打ち取る気迫の投球でこのピンチを脱出。その裏、山田，真田と倒れて二死をとられた巨人だが、川相がいる事で粘りのある打線は清水，ニックンの連打で二、三塁のチャンスを掴むと、阿部が左中間を真っ二つに破る２点タイムリー二塁打を放ち、３点目を追加。リードが開いた事で一瞬、気が緩んだか、真田は直後の４回、先頭の片岡にライトスタンドへ９号ソロを叩き込まれて、１点を献上。その裏、またしても二死走者なしで後ろは８，９番と言う持ち味を生かしようのない状況で回ってきた名手・川相は得意の粘りを見せた末、左中間への鋭いライナーを浴びせるも、レフト・平下が懸命に背走してジャンピングキャッチするファインプレーに阻まれて、無念の凡退。またしても本領発揮出来ない役割を強いられた川相を不憫に思った真田だったが、３回表の反省から、慎重な投球で簡単に二死を取ると、シャア少佐には痛烈なゴロを浴びるも、三遊間を破るかと言うこの打球を名手・川相が素早い反応で抑えて、三者凡退。２点リードの儘、迎えた６回、巨人は先頭の今夜の松井さんが右中間スタンドへ３６号ソロを叩き込み、４点目を追加。しかし、ソーサ元木，ガッツな貴公子・仁志と倒れて、３たび二死走者なしで後ろは８，９番と言う持ち味を生かしようのない状況で回ってきた名手・川相はショートフライと無念の凡退。３たび本領発揮出来ない役割を強いられた川相を不憫に思った真田はまたも気落ちしかけて、先頭の田中シュータにレフト前へ弾き返されたものの、続く代打・上坂を大きな信頼を寄せている名手・川相の所へ打たせる頭脳的投球でゲッツーをとると、ＳＡＭを空振り三振に斬って取り、このピンチを脱出。その裏、川相がいる事で繋がりのある巨人打線は一死から真田の代打・福井がセンター前へ弾き返すと、清水もライト前ヒットで続き、一、二塁。ここでニックンがライト前へタイムリーを放ち、５点目。８回からマウンドに上がった岡島は絶大な安定感を誇る川相がバックにいる事でピシャリと抑える好投を展開。その裏、巨人はこの回から代わった舩木に対して、ソーサ元木の四球，ガッツな貴公子・仁志のヒットで無死一、三塁のチャンスを掴み、初めて持ち味を生かせる場面で打席が回ってきた…と思われた名手・川相だったが、よりにもよって、ここで代打・斉藤を出される始末。これを見て阪神サイドは当たり前の様に左腕・面出を投入してきたが、斉藤はストレートの四球で歩き、無死満塁。ここで代打・江藤が川相の存在を支えに粘りの投球で投げ抜いた真田に白星をつけてやりたいとばかりにライト前へタイムリーを放つと、ファームで何度も真田の女房役を務めてきた代打・小田が初めて川相の恩恵を受けた真田の力投に報いてやりたいとばかりにレフト前へ痛打。これを藤原が強引にダイレクト捕球に行って後逸し、打球が転々とする間に小田は三塁を陥れ、一気に３点を追加。更に、ここまで３安打と大当たりの清水がセンター前へタイムリーを放ち、１０点目。土壇場９回、巨人３番手・チョコは２度と川相に頼れないと言う絶望的な状況ながらも、大量９点のビハインドに意気消沈の阪神の反撃を断ち切り、ゲームセット。名手・川相の絶大な存在感で投打が噛み合い、勝つべくして勝った巨人だが、ヤクルトも勝った事でマジック再点灯はまたもやお預け。真田がプロ入り初の川相効果を受けて、１ヶ月ぶりの２勝目をマークした事でチームのムードはこの上なく明るい状態で、これを持続する為にも今後も名手・川相のスタメン起用が続く事を祈るばかりだ。

　寿司職人ラミレス、先制打！　ヤクルト、破竹の７連勝！
広島：広島９勝10敗２分
Ｓ　　４１２０００２００　　９
Ｃ　　１００００２０００　　３
勝：ホッジス14勝４敗　負：黒田８勝７敗
本：城石３、キュラソ星人19、岩村18

　人斬り抜刀斎、８回零封！　谷繁、ダメ押し二塁打！
ナゴヤドーム：中日13勝７敗
ＹＢ　０００００００００　　０
Ｄ　　０１０００１００×　　２
勝：人斬り抜刀斎８勝４敗　負：グスマン２勝３敗　Ｓ：ギャラード１勝１敗26Ｓ

　松中、先制二塁打！　好投・田之上、５勝目！
福岡ドーム：ダイエー14勝８敗
Ｍ　　０１０００００００　　１
Ｈ　　２０００２０００×　　４
勝：田之上５勝７敗　負：長崎０勝１敗
本：初芝13、出口２

　カブレラ、決勝42号！　西武、６連勝でＭ25！　
ＧＳ神戸：オリックス４勝17敗
Ｌ　　０２０２０２０２０　　８
ＢＷ　０１１４０００１０　　７
勝：ミッチー６勝１敗　負：徳元１勝１敗　Ｓ：豊田５勝１敗26Ｓ
本：宮地２、シェルドン19、進藤４、ベンちゃん22，23、相川４、カブレラ42

　吉岡、先制打含む４打点！　宮本、プロ初白星！
大阪ドーム：近鉄12勝９敗
Ｆ　　００１１０００００　　２
Ｂｕ　０３２１２０００×　　８
勝：宮本１勝１敗　負：隼人７勝６敗
本：中村30、林３、吉岡18

　トムの解雇を正式発表！　本人は現役続行を希望！
この日、近鉄は昨オフ、日本ハムから獲得したトムの解雇を正式に発表した。日本ハム時代は本塁打王２回、打点王１回に輝き、強力いてまえ打線の更なる強化へ大きな期待をかけられたトムだったが、オープン戦から疲労性腰痛を訴えるなど、故障続きで調子が上がらず、３４試合で.221　６本　１４打点の不振ぶりで、５月２０日以降、ファーム暮らし。ファームに落ちてからも、偏頭痛を起こすなど、体調不良が続いていた。広報を通じて「成績が残せず、不本意な形でチームに迷惑をかけて残念だった」とコメントを残したトムは２８日にカナダへ帰国予定だが、日本での現役続行を希望しているとの事。