球界トピックス
8月24日
8回、ピンチバンターに送られる川相 |
初球をいともあっさり決める芸術技 |
茂雄もぐうの音も出ない見事なテクニック |
10回、先頭打者として入念な準備 |
12回にも一塁線へ絶妙の職人技が炸裂 |
大観衆を背に颯爽と引き上げる川相 |
東京ドーム:巨人11勝8敗1分
T 001001001000 3
G 000003000000 3
本:ゼブラ今岡12、アリアス22
名手・川相、堅実無比の犠打連発! 絶大な存在感で逆転負けのピンチを阻止!
前日、名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ事で怒涛の拙攻三昧をかましながら、阪神の自滅攻勢で拾い物の勝利を得た巨人。この釈然としないムードを断ち切る為にも、当然、名手・川相がスタメン出場と思われたが、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックンが入り、セカンドには左脇腹痛から病み上がりのガッツな貴公子・仁志が復帰、江藤がスタメンから外されたにも拘わらず、満身創痍のソーサ元木がファーストに入り、斉藤はライトへ、そして、サードには川中が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、阪神先発・藤川に対して、一死からニックンがセンター前ヒットで出るも、阿部,今夜の松井さんと打ち上げて、ニックンは一塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈。続く2回には一死から、ソーサ元木がレフト前に弾き返すも、ガッツな貴公子・仁志,川中と連続三振に倒れて、ソーサ元木は一塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。立て続けの拙攻を見せつけられ、落胆の色を隠せない巨人先発・上原に対して、阪神は直後の3回、ゼブラ今岡がレフトスタンドへ2試合連続の12号ソロを叩き込み、1点を先制。その裏、巨人は先頭の上原が川相不在の打線がアテにならないとあっては自分が打つしかないとばかりに執念のセンター前ヒットを放つも、清水,ニックンと悉く打ち上げると、阿部は空振り三振に倒れて、上原は一塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を露呈。4回も三者凡退とまたまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人は5回には、先頭のガッツな貴公子・仁志がセンター前ヒットで出塁すると、この所、全くバントを仕掛けない欲張り采配をかましている若大将・原監督は川中にエンドランを指示。しかし、若大将・原監督曰く「エンドランをやらせたら日本一」の川相を差し置いて出場の川中はキャッチャーファールフライに倒れる体たらく。更に、続く上原はピッチャー正面に転がすヘッポコバントをかましてゲッツーを食らう最悪の展開で結局、3人で攻撃終了とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。いつまで経っても川相の出る気配がなく、ストレスが溜まる一方の上原に対して、阪神は直後の6回、アリアスがレフトスタンドへ2試合連続の22号ソロをぶち込んで、2点目を追加。その裏、巨人は先頭の清水,ニックンの連打で無死一、二塁。阿部のライトフライで清水は三塁へ進んだものの、今夜の松井さんは空振り三振に倒れて、二死。またも無得点か…と嫌なムードが漂ったが、続く斉藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間を深々と破るタイムリー二塁打となり、清水が生還。なおも、二、三塁の場面でソーサ元木がショートの頭を超える2点タイムリーを放ち、一気に逆転に成功。なおも、チャンスは続いていたが、ガッツな貴公子・仁志はセカンドゴロに倒れて、ソーサ元木は一塁に釘付けと川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く7回には、一死から打席に入った上原が川相不在では1点のリードくらいでは心許ないとばかりに三塁線を破る執念の二塁打を放ち、藤川をKO。ここて代わった吉野に対して、二死後、ニックンが歩いて、一、二塁となったものの、阿部はショートゴロに倒れて二者残塁とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く8回には、先頭の今夜の松井さんがセンター前ヒット。ここで斉藤に代わり、ついに名手・川相が代打で登場。150%バントと警戒されている中、名手・川相は初球をいとも簡単に一塁線へ打球を殺す堅実無比の芸術的バントを炸裂させ、世界記録へあと9個と前進。自分がいなくなった事で首位を走る現場をシメるべく、ここまで必要以上の事をベラベラとぬかしまくっていた茂雄だったが、あまりにも見事な川相のテクニックに対して、難癖をつければ悪役と化してしまうが、かと言って評価する事など不愉快極まりないとばかりに終始無言を貫く始末。続くソーサ元木は川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりに慎重にボールを選び、四球で歩くと、ガッツな貴公子・仁志がライト前へ痛打。しかし、この打球は伸び過ぎたのが災いし、ライトライナーとなると、代打・左門の一、二塁間を破るタイムリーか…と言う痛烈なゴロをファーストのアリアスがダイビングキャッチで抑える好プレーに阻まれて、この回、無得点。土壇場9回、満を持してマウンドに上がった守護神・河原はこの回から名手・川相がその儘、サードの守備についた事による絶大な安心感を頼りに先頭のアリアスをサードゴロに打ち取ったかに見えたが、強く叩き付けたこの打球は名手・川相のタイミングバッチリのジャンプをもってしても及ばない程に高く跳ね上がり、レフト線へと転がる二塁打に。続く片岡の犠打で一死三塁となった所で打席には代打の神様・八木が登場。何とか2ストライクまで追い込んだ河原だったが、最後はライトへ犠飛を打ち上げられ、アリアスが同点のホームイン。その裏、巨人は河原の代打・宮崎が倒れて、一死となった所で清水がライト前ヒットを放つと、ニックンがヘッポコバントをかましながらも最終的には辛くも犠打を決めて、二死二塁。続く阿部が歩いて、一、二塁の場面で今夜の松井さんが打席に入ったが、ここで「次は江藤、江藤」と執拗に川相をシメていた茂雄はネクストバッターズサークルに名手・川相…ではなく、思惑通りに江藤が入った事で、水を得た魚の様に川相をシメまくって、自ら金満補強で獲得した江藤を猛プッシュ。全国中継を利用した茂雄の川相への嫌がらせ行為に激昂した今夜の松井さんは次に繋ごうなどと言う気が削がれ、「自分で決めるしかない。繋ぐくらいなら凡退する方がマシ」と言う異常な精神状態へと変貌。一方、バルデスは次が名手・川相ではなく、江藤ならば、仮に松井さんを歩かせても勝機はあるとプレッシャーから解き放たれ、積極的にきわどい所をついてくる投球を展開してきた事で、ただでさえ平常な精神状態ではない松井さんはファーストゴロに倒れて、試合は延長に突入。10回からマウンドに上がったM.T.チョンに対して、阪神は二死からゼブラ今岡が歩くと、続くシャア少佐がサードの頭上へ高く跳ね上がるゴロ。これを池谷公二郎氏曰く「送球モーションに入りながらジャピングキャッチする超プレー」を見せた名手・川相がすかさず一塁へ好返球するも、打球の滞空時間が長かったのが幸いし、シャア少佐は間一髪セーフの内野安打。続く平下が歩いて満塁となったものの、ここで川相にひと声かけられた事で落ち着きを取り戻したM.T.チョンの前にアリアスは空振り三振に倒れて、三者残塁。その裏、先頭打者として打席に入った名手・川相は右中間への大飛球を放つも、センター・シャア少佐が懸命の背走でキャッチする大ファインプレーに阻まれ、無念の凡退。続くソーサ元木がセンター前に弾き返したものの、ガッツな貴公子・仁志がゲッツーに倒れて、この回、無得点。直後の11回、この回からマウンドに上がった岡島は川相がバックにいると言う絶大な安心感から3人でピシャリと抑える好投を展開。その裏、巨人は先頭の山田が死球を食らって出ると、岡島に代わり、江藤…ではなく村田がピンチバンターとして登場。しかし、ピンチバンターであるにも拘わらず、村田はキャッチャーへの小フライを打ち上げるヘッポコバントをかまして、一死。ここで山田が二盗を決めると、清水のライトフライで三進。しかし、ここでニックンは空振り三振に倒れるインケツぶりを遺憾なく発揮し、山田は三塁に釘付け。ラストイニングとなった12回、この回からマウンドに上がった河本組長に対して、阪神は3つの四球で二死満塁のチャンス。10回に続いて満塁の場面で打席が回ってきたアリアスだが、川相に喝を入れられて気合いが入った河本組長の前に空振り三振に倒れて、この試合の勝ちが消滅。その裏、巨人は一死から今夜の松井さんが歩くと、てっきり江藤と代えられるかと思われた名手・川相が打席に登場。完璧を求め過ぎたか初球はファールにしてしまったものの、2球目にきっちり一塁線へ転がす職人技の犠打を決め、世界記録へあと8個と前進。一塁が空いた事でソーサ元木が歩かされ、一、二塁となった所でガッツな貴公子・仁志の打球は三遊間深い所へのゴロ。川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりに全力疾走で駆け込んだ一塁に仁志だったが、微妙なタイミングは間一髪アウト。西岡コーチの抗議も報われず、結局、延長12回既定で引き分け。勝てなかったとは言え、再三のピンチを救った名手・川相の存在感の大きさにナインは納得の表情で意気揚々と引き上げており、前夜までの殺伐としたムードが一掃。この雰囲気を持続させる為にも一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だろう。
ペタジーニ、決勝打! 破竹の6連勝でM再点灯阻止! |
延長11回、マイケル、痛恨のサヨナラエラー! |
小久保、逆転3ランで連敗阻止! 渡辺、今季初白星! |
カブレラ、先制41号! 潮崎、5回無安打で6勝目! |
ローズ、2打席連発! 吉岡、決勝犠飛で逆転勝ち! |