球界トピックス

8月22日



気合い満々で打席に入る名手・川相

追撃へ拍車をかける会心のライト前ヒット

隙あらば二塁を狙わんとする名手・川相

延長11回、先頭打者として粘りを見せる

スライダーに体勢を崩されながらもカット

執拗に食らいつく驚異の粘り腰

決して諦めない執念のバッティング

粘った末の10球目、ついに四球で出塁

川相のしぶとさに愕然とする斎藤タカシ

東京ドーム:巨人15勝6敗
YB 30010100001  6
G  03100001000  5
勝:福盛1勝1敗
負:チョコ2勝3敗1S
S:斎藤タカシ1勝1敗18S
本:今夜の松井さん34,35、阿部13、石井タクロー5、マイケル2
 
名手・川相、攻守に渡る大活躍! 今夜の松井さん、豪快アーチ2発!
前日、辛くもサヨナラ勝ちを収めたとは言え、名手・川相がフル欠場に終わり、怒涛の拙攻三昧を展開するなど、ムードは最悪の巨人この絶体絶命の危機を打開する為にやらなければいけない事にようやく若大将・原監督も気付いたか、名手・川相を7番セカンドと言う持ち味を生かし切れない所ながらも、スタメン起用これにより、試合前から意気上がる巨人だったが、先発・ヒゲ入来は絶不調。川相がバックにいると言う事を心の拠り所にして、初回は何とか0点で切り抜けたものの、続く2回、ロドリゲス,小川と連打を浴びると、一死後、マイケルにレフト前へタイムリーを浴びて、先制点を献上。続く中村にもレフト前へ弾き返されたものの、ここで本塁を狙った中村を清水が好返球で刺して、二死。吉見を歩かせて満塁となるも、続く石井タクローをショートゴロに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、名手・川相を差し置いて聖域に居座るニックンが二塁へとんでもない大悪送球をかまし、ボールが転々とする間にマイケル,中村の生還を許して、この回、3失点。しかし、名手・川相がいる事で3点のビハインドごときでは士気の下がらない巨人はその裏、横浜先発・吉見から、まず先頭の今夜の松井さんがライトスタンドへ弾丸ライナーで飛び込む34号ソロ。二死後、名手・川相が得意のおっつけるバッティングでライト前へ弾き返すと、プロ初スタメンとなる山田が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりに左中間突破の二塁打を放ち、二、三塁。ここでヒゲ入来が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにセンター前へ執念の2点タイムリーを放ち、あっと言う間に同点。続く3回には一死から阿部がライトスタンドへ13号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。しかし、川相がいる事で気持ちは前向きながらも、体がついて来ず、依然として球が走らないヒゲ入来に対して、横浜は直後の4回、石井タクローがライトスタンドへ史上83人目の1500本安打となる5号ソロを叩き込み、試合は再び振り出しに。その裏、巨人は先頭のソーサ元木がレフト前へ弾き返して、無死一塁。ここで打席には名手・川相とあって、当然、軽々とバントを決めて、世界記録へ前進…と思いきや何を欲張っているのか、はたまた後続がアテにならないと思っているのか、若大将・原監督は一向にバントのサインを出さずそうこうしているうちに追い込まれてしまった名手・川相はショートゴロゲッツーに倒れる無念の凡退7番などと言うまるで持ち味を生かせない所に置かれた弊害が大露呈してしまった事で落胆の色を隠せないヒゲ入来は6回、マイケルに2号ソロを叩き込まれて、ついに勝ち越し点を献上。その裏、巨人は一死から今夜の松井さんが歩かされると、二死後、ソーサ元木がヒットで繋いで一、二塁。ここで前の打席で理不尽な強攻策を強いられて失意の川相が登場。強靱な精神力を誇る川相は雑念を振り払い、コンパクトなスイングでセンター前へ火の出る様なライナーを放つも、痛烈過ぎて打球が伸びてしまったのが災いし、センター・田中一に抑えられて、無念の凡退。続く7回、先頭の山田がレフトフェンス直撃の三塁打で出ると、代打・福井が歩いて、無死一、三塁。続く清水がキャッチャーファールフライに倒れるも、吉見の暴投で代走・宮崎が二塁を陥れ、二、三塁。ここで本来ならば、聖域に座る何でも出来る男・名手・川相が確実に仕事をする所だが、現実として2番に居座るニックンは中途半端なスイングで空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。これで士気を削がれた阿部もライトフライに倒れて、結局、無得点。直後の8回、巨人3番手・M.T.チョンはロドリゲス,小川とセカンドへ打たせる頭脳的投球を展開。決して簡単ではないこれらの打球を名手・川相は軽快な動きでいともあっさり捌いて、沈滞ムードのチームを盛り上げると、これで意気上がったM.T.チョンはグランを空振り三振に斬ってとり、この回、無失点。その裏、この回から代わった横浜2番手・竹下に対して、先頭の今夜の松井さんがバックスクリーン左へこの日2本目となる35号ソロを叩き込み、三たび同点。土壇場9回、巨人は斉藤,左門と攻勢をかけるも失敗。二死後、清水がセンター前に落として、繋いだものの、川相を差し置いて2番に居座るニックンはまたも空振り空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮して、試合は延長に突入。迎えた11回、前の回からマウンドに上がっている巨人4番手・チョコに対して、横浜は小川,中村の連打で二、三塁とすると、代打・中根が敬遠されて、無死満塁。ここで石井タクローが詰まりながらも、しぶとくセンター前へ運ぶタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。なおも無死満塁だったが、金城は空振り三振,鈴木なおのりはピッチャーゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。その裏、横浜はこの日、右肩痛から復帰し、一軍に登録された守護神・斎藤タカシを投入。これに対して、先頭の名手・川相は執拗に食らい付き、ファールで粘りに粘った末の10球目についに四球をゲットする本領発揮の職人技が炸裂。しかし、何を欲張っているのか、若大将・原監督は斉藤,代打・川中と漠然と強行させる茂雄のごとき無策采配をかまして、あっと言う間に二死。続く清水が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにピッチャーの頭上を超える執念の内野安打を放ち、望みを繋いだものの、ここで名手・川相を差し置いて聖域に居座るニックンがファーストフライを打ち上げる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮して、ゲームセット。またも名手・川相の起用法を大きく誤る若大将・原監督の茂雄紛いの采配が炸裂し、敗れるべくして敗れた巨人はマジックが消滅。ここに来て、若大将・原監督の采配に大きな歪みが生じ始めているのは、果たして、本人の所業か、はたまた茂雄の圧力かは謎に包まれているが、この儘では、マジックどころか自力Vも消滅しかねないと戦々恐々のナインは重苦しい足取りで球場を後にした。この絶体絶命の危機を脱する為にも一刻も早い名手・川相の聖域でのスタメン復帰が待たれる所だろう


 緒方、逆転二塁打! 長谷川、初の2桁勝利! 
大阪ドーム:阪神11勝9敗
C  000110400  6
T  200001002  5
勝:長谷川10勝6敗 負:金沢4勝4敗1S S:小山田1勝0敗22S

 城石、決勝打! 高津、好救援で25セーブ目!
神宮:ヤクルト13勝8敗1分
D  100000000  1
S  20000000×  2
勝:藤井8勝6敗 負:山井4勝2敗 S:高津0勝1敗25S