球界トピックス

8月6日



久々のスタメンで闘志を燃やす川相

初回、先制の口火を切る絶妙のバスター

塁上に渋くたたずむ名手・川相

2回、センター前へ会心のタイムリー

外角低めの難しい球をそつなく捌く川相

10回、執拗にファールで粘る川相

4球連続ファールの末、6球目をとらえる

一、二塁間を破り、今季初の猛打賞

川相の猛打爆発にスタンドも大喝采

横浜:横浜3勝13敗
G  21000000013  7
YB 00110001010  4
勝:河原4勝2敗21S
負:木塚1勝2敗2S
S:チョコ2勝1敗1S
本:グラン9
 
名手・川相、聖域スタメンで炎の3安打! 阿部、走者一掃の決勝三塁打!
4日、名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれた事で屈辱的大惨敗を喫した巨人主力が次々とリタイアしていく野戦病院状態の中、五体満足な大戦力・川相がいつまでもないがしろにされる事でチームの雰囲気は陰鬱となる一方この絶体絶命の危機を打開する為にやらなければいけない事にようやく若大将・原監督も気付いたか名手・川相を2番ショートの聖域でスタメン起用これにより、試合前から意気上がる巨人は初回、横浜先発・吉見に対して、先頭の清水がセンター前ヒットで出塁。ここで久々の聖域に座った名手・川相が難なく世界記録へ前進する犠打…と思いきや、裏をかく絶妙のバスターでサードへの内野安打! ここで阿部が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライト前へタイムリーを放ち、電光石火の先制点をゲット。更に、一死後、江藤も川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにレフト線を破るタイムリー二塁打を浴びせて、川相が返って、この回、2点。その裏、巨人先発・桑田は久々に川相を背にしてのマウンドに小気味いい投球を展開し、横浜を3人でピシャリと抑える最高の立ち上がり。直後の2回、先頭の永池がサードのグラブを弾く内野安打を放つと、続く桑田は追い込まれながらも、落ちる球にしぶとく食らい付く打撃でセンター前に弾き返し、一、二塁。清水はバントを決められず、走者が入れ替わった所で、名手・川相がセンター前へ会心のタイムリーを放ち、3点目を追加。2回までパーフェクトに抑え込まれていた横浜は3回、一死から中村がレフト前に弾き返すと、吉見が送って、二死二塁。しかし、石井タクローはサードゴロに倒れてチェンジ…と思いきや、これがソーサ元木の目の前でイレギュラーし(記録はエラー)、一、三塁とチャンス拡大。ここで金城がセンター前にタイムリーを放ち、ようやく1点をゲット。直後の4回、巨人は一死からまたも桑田がレフト前ヒットで出塁。しかし、清水に続いて、名手・川相までもが打ち上げてしまい、桑田は一塁に釘付け。その裏、横浜は先頭のロドリゲスがレフトフェンス直撃の二塁打を浴びせると、守備には定評のある桑田のまさかの牽制悪送球で三進。自らのミスによるピンチを招き、逆境に燃える桑田の前に小川,グランと連続三振に倒れたものの、内川がライト前にしぶとく落とすタイムリーを放ち、1点差。直後の5回、巨人は阿部が死球を食らって出ると、続く今夜の松井さんが痛打。しかし、この痛烈なライナーはファースト・小川のダイビングキャッチに阻まれ、阿部も戻れずにゲッツーとなるハードラック。江藤もショートゴロに倒れて、結局、この回、無得点。桑田はその裏の一死一塁に続き、6回にも二死一、二塁のピンチ。しかし、持ち前の粘り強さを発揮する桑田は代打・井上を名手・川相の所へ打たせる頭脳的投球で抑え、このピンチを脱出。一方、吉見も負けじと巨人に追加点を許さない粘りの投球を展開。3−2と巨人1点リードの儘、迎えた8回、巨人2番手・岡島が鈴木なおのり,ロドリゲスと左打者を封じて、あっと言う間に二死。ここで右の小川を迎えるも、いい流れで投げている岡島がこの儘、いくかと思いきや、何を思ったか若大将・原監督は今季初登板となる木村にスイッチ。しかし、これが大誤算。木村は小川に二塁打を許すと、続くグランにもセンターオーバーのタイムリー二塁打を浴びて、桑田の白星を粉砕。土壇場9回、巨人は堀田,永池とイースタン紛いの7,8番が倒れた所で木村に代わり、ニックンが代打で登場。しかし、インケツパワーが溜まっていないニックンは見逃し三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、三者凡退。その裏からマウンドに上がった河本組長に対して、横浜は先頭の相川がセンター前ヒット。代打・田中一のバントは河本組長の素早い処理により、相川が二塁で封殺されたものの、続く石井タクローのバントをまたも二塁封殺を欲張った河本組長がワンバウンド送球。これをこの回から名手・川相をセカンドに追いやってまで、聖域ショートに居座ったニックンが後逸する間に田中一は一気に三塁を陥れ、一死一、三塁とサヨナラのチャンス。続く金城は空振り三振に倒れた所で、巨人ベンチは鈴木なおのりを敬遠する満塁策でロドリゲスとの勝負を選択。怒りに燃えるロドリゲスだったが、ここはファーストゴロに倒れて三者残塁となり、試合は延長に突入。迎えた10回、この回から登板の横浜2番手・竹下に対して、巨人は一死から名手・川相がファールファールで執拗に粘った末に一、二塁間をしぶとく破るヒットで出塁。続く阿部が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライト前へ弾き返して、一、三塁となると、今夜の松井さんは敬遠されて、満塁。ここで右の横山が出てきた所で若大将・原監督は何を血迷ったか走塁センス溢れる名手・川相を引っ込めて、代走・川中を投入目の前で敬遠された事よりも、川相が引っ込められた事に激昂した江藤は川相なくとも川相の作ったチャンスは無駄に出来ないとばかりにセンター前へタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。しかし、続くソーサ元木はピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で川相不在の弊害を露呈。その裏、1点リードしたとは言え、もう2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況でのマウンドとなった守護神・河原は不安感一杯。これに対して、横浜は一死からグランがレフトスタンドへ9号ソロを叩き込み、再び試合は振り出しに。更に、内川,田中一のヒットで一、三塁とすると、石井タクローが敬遠されて、二死満塁となったものの、代打・七野がファーストゴロに倒れて、三者残塁。直後の11回、横浜4番手・木塚に対して、巨人は一死から代打・ヒットマン後藤がヒットで出塁。ここで打席に入ったニックンはバントの構えをしながら簡単にストライクを見逃す有様下手するとゲッツーを食らうと察知した若大将・原監督はやむなく強攻策に切り換えると、叩き付けた打球が高く跳ね上がったのが幸いする内野安打となり、更に、続く清水も一、二塁間を破って、一死満塁のチャンス。ここで本来ならば、スタメンで聖域に入っていた名手・川相の打席の筈だったが、途中から2番に入っていた川中はあえなく空振り三振。ここで阿部は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、センターフェンスを直撃する走者一掃のタイムリー二塁打となり、一気に3点を勝ち越し。なおも二死二塁の場面だったが、今夜の松井さんはサードゴロに倒れて、阿部は二塁に釘付けと川相不在が故のツメの甘さを露呈。その裏からマウンドに上がったチョコは川相不在ながらも3点のリードに守られて、辛くも凌いで、ゲームセット。スタメンで聖域に入り、猛打賞の活躍を見せた名手・川相の活躍で勝つべくして勝った巨人だが、川相が理不尽に下げられた事で無駄に試合を長引かせるなど、相変わらず、課題を残す内容に巨人ナインも喜びは半減走攻守に渡って、多大な影響力を持つ名手・川相をフル出場させる意義が改めて如実になった訳だが、これを糧にする為にも、今後、名手・川相が2番ショートでフル出場起用される事を祈るばかりだ


 黒田、完封で7勝目! 阪神、打線沈黙で4位転落!
倉敷:広島8勝8敗
T  000000000  0
C  00001000×  1
勝:黒田7勝5敗 負:藤田0勝1敗

 寿司職人ラミレス、同点&決勝弾! 五十嵐亮、7勝目!
ナゴヤドーム:中日7勝10敗
S  01031000001  6
D  10001110100  5
勝:五十嵐亮7勝1敗1S 負:山本昌3勝5敗
本:寿司職人ラミレス16,17、岩村15、小野3、立浪11

 4連敗で自力V消滅! ダイエー、ついに借金生活!
千葉マリン:ロッテ6勝12敗
H  000000000  0
M  01003000×  4
勝:高木2勝0敗 負:田之上3勝7敗

 ベンちゃん、2打席連発! キラー・前川を粉砕!
大阪ドーム:近鉄9勝8敗
L  100102000  4
Bu 000003000  3
勝:後藤3勝1敗 負:前川4勝9敗 S:豊田4勝1敗21S
本:ベンちゃん15,16

 青波の長瀬、決勝2ラン! ヤーナル、8回零封!
東京ドーム:日本ハム10勝6敗1分
BW 000200000  2
F  000000000  0
勝:ヤーナル6勝10敗 負:清水0勝2敗 S:萩原2勝1敗1S
本:青波の長瀬22


 
7月の月間MVP発表!
この日、7月の月間MVPが発表された。セ・リーグは巨人勢が独占した形で、投手部門はリーグ唯一の4勝(0敗)をあげ、防御率2.32と好成績を残した上原がルーキー時代以来となる3年ぶり2度目の受賞、打者部門は自己最多タイの月間11本塁打を放つなど、.379 24打点と大爆発した今夜の松井さんが昨年9月以来6度目の受賞を果たした。一方、パ・リーグの投手部門は8試合で無失点の8セーブと獅子奮迅の活躍でリーグ新となる連続試合セーブ記録をマーク(更新中)した小林雅(ロッテ)が昨年6月以来2度目の受賞。打者部門は5試合連続を含む9本塁打に加え、リーグトップの.390、19打点をマークするなど、それまでの不振ぶりが嘘の様に突如、ブレイクしたシェルドン(オリックス)が初受賞となった。