球界トピックス

7月30日


東京ドーム:巨人12勝6敗
D  000400000  4
G  12011100×  6
勝:桑田6勝6敗
負:バンチ7勝7敗
S:河原3勝2敗20S
本:マッスル千代の富士14、谷繁15、バンチ2、ソーサ元木4
 
桑田、執念のスリーバントスクイズ炸裂! 斉藤、勝ち越しタイムリー!
28日、名手・川相がフル欠場に終わったものの、今夜の松井さんの怒りの一発で辛くも勝ちを拾った巨人だが、またしても川相不在のマウンドで白星を消されたルーキー真田に多大な精神的ダメージを与えてしまうなど、陰鬱としたムード。ガッツな貴公子・仁志に続いて、破戒僧・清原が左太腿裏の肉離れで登録を抹消と、2大反乱分子が揃って一軍から消えたこの日、当然、名手・川相がスタメンで聖域に座ると思われたが、2番ショートの聖域には川中が入り、セカンドには満身創痍のソーサ元木,ファーストには手首を痛めている江藤が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、中日先発・バンチに対して、二死からマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ14号ソロを叩き込み、1点を先制。例によって、逆境に強いなどと言う理不尽な理由でまたもや川相不在のマウンドを強いられた巨人先発・桑田は初回、二死一塁、2回、二死二塁と苦しい立ち上がりながらも、身上の粘りの投球でピンチを悉く脱出。その桑田を何とか援護したい巨人はその裏、斉藤,江藤の連打で無死一、二塁のチャンス。ここでソーサ元木はヘッポコバントをかました末に見逃し三振に倒れる体たらく川相不在の弊害を露呈したものの、続く阿部がセンター前にタイムリーを放ち、斉藤が生還。なおも一、三塁の場面で打席に入った桑田は川相不在では自分が決めるしかないとばかりにカウント2−2から落ちるボールに対して体勢を崩しながらもスリーバントスクイズを敢行。本塁はきわどいタイミングとなったが、三塁走者・江藤が谷繁のタッチをかいくぐる好スライディングを見せて、3点目。なおも二死二塁の場面だったが、清水は簡単に打ち上げて、阿部は二塁に釘付けと川相不在が故のツメの甘さを露呈川相不在とあって不安感は拭えない桑田は3回にも二死一、二塁のピンチを迎えるが、ここも辛くも脱出。その裏、巨人は2番からの攻撃となったが、所詮、2番が川相でない以上、お世辞にも好打順とは言えず、あえなく三者凡退とまたまた川相不在の弊害を露呈川相不在の巨人なら幾らでも付け入る隙はあると闘志の衰えない中日は直後の4回、キューバの至宝・リナレス議員がセンター前に弾き返すと、一死後、ショーゴーがレフト前にヒットを放ち、一、二塁。ここで谷繁がレフトスタンドへ15号3ランを叩き込んで、一気に同点とすると、何と続くバンチも左中間スタンドギリギリに飛び込む2号ソロを放ち、勝ち越しに成功。更に、二死後、荒木の死球,福留のこの日3本目のヒット,立浪の四球で満塁としたものの、ここで猛攻の口火を切ったリナレス議員がセンターへのハーフライナーに倒れて三者残塁。1点のビハインドとなった巨人はその裏、二死からソーサ元木がライト前へハーフライナーを放つと、強引にダイレクトキャッチを試みたピンキー井上が後逸する間にソーサ元木は一気に二塁へ。ここで阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトフェンスを直撃するタイムリー二塁打となり、ソーサ元木が同点のホームイン。なおも二死二塁の場面だったが、桑田は空振り三振に倒れて1点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く5回には一死から川中がバンチのエラーで出ると、マッスル千代の富士の四球の後、バンチが暴投を犯して、二、三塁。一塁が空いた為に今夜の松井さんは敬遠されて、満塁。この拾い物のチャンスに斉藤は一、二塁間を破るタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。なおも一死満塁のチャンスだったが、ここで江藤はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、1点止まりとまたまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。再びリードを貰ったものの、依然として川相不在で不安感一杯の桑田は先頭の井端にセンター前へ弾き返されると、続く荒木に犠打を許した所で、ついに無念の降板。代わった2番手・チョコも川相不在の不安感から制球が定まらず、福留を歩かせてしまったものの、続く立浪の強烈な打球がサード真正面に飛ぶツキに恵まれ、ゲッツーでこのピンチを脱出。その裏、巨人は先頭のソーサ元木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドギリギリに飛び込む4号ソロを叩き込み、6点目を追加。二死後、清水の打席を迎えた所で中日はバンチから左の山北にスイッチすると、ネクストバッターズサークルには川中に代わって名手・川相…ではなく黒田が登場。これにより、次が川相でないならば、清水を出しても何とかなると気が楽になった山北の前に清水はあえなく空振り三振に倒れて、結局、1点止まりとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く7回には先頭の川中に代わり、名手・川相…ではなく、黒田ですらなく、ケガ人のニックンが登場。しかし、所詮、訳有りで補欠に甘んじているニックンはあえなく空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。これで士気を削がれたマッスル千代の富士,今夜の松井さんも倒れて、結局、三者凡退とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。8回には一死から江藤が歩くも、ソーサ元木はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開でまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。しかし、土壇場9回、ついに名手・川相がセカンドの守備に登場すると、満を持してマウンドに上がった河原はその絶大なる安心感に生き生きとした投球を展開し、中日の反撃を断ち切り、ゲームセット。最後の最後で名手・川相が登場した事により、辛くも逆転負けの危機を免れた巨人はこれで4連勝。しかし、川相不在時の大拙攻ぶりは相変わらずで、逆境に強い桑田ですら防御率1位争いから大きく後退する失意のKO劇を演じてしまうなど、課題は山積みで、巨人ナインはまるで首位から陥落したかの様な重苦しい足取りで球場を後にした。この最悪のムードを打破する為にも、一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だろう

 代打の神様・八木、逆転グランドスラム!
甲子園:阪神13勝5敗1分
YB 002000000  2
T  00000400×  4
勝:井川11勝5敗 負:福盛0勝1敗 S:バルデス3勝2敗15S
本:代打の神様3

 西山、今季初アーチが先制弾! 黒田、完投で6勝目!
神宮:ヤクルト6勝9敗1分
C  003000001  4
S  000000001  1
勝:黒田6勝5敗 負:坂元1勝8敗
本:西山1、求道者・前田10、ペタジーニ27

 鳥越、先制三塁打! 寺原、復活登板で4勝目!
GS神戸:オリックス9勝7敗
H  020101011  6
BW 000001200  3
勝:寺原4勝2敗 負:ヤーナル5勝10敗 S:渡辺0勝1敗1S
本:進藤3、塩崎2、松中17

 森、4失点の大乱調! 西武、今季初の3連敗!
西武吹き抜けドーム:西武13勝8敗
F  100300013  8
L  020003000  5
勝:建山2勝0敗 負:森3勝6敗1S S:井場1勝2敗10S
本:ガッツ25、田中幸11

 水口、先制犠飛! パウエル、8回零封で12勝目!
大阪ドーム:近鉄11勝6敗
M  000000000  0
Bu 00000210×  3
勝:パウエル12勝5敗 負:小野2勝5敗 S:大塚6S