球界トピックス

7月27日


神宮:ヤクルト8勝10敗
G  030210000  6
S  000002000  2
勝:上原12勝3敗
負:藤井6勝5敗
本:今夜の松井さん22,23、福井4
 
名手・川相、スタメン効果覿面! 今夜の松井さん、豪快2発含む4安打!
前日、8番と言う不遇な打順ながらもスタメン起用された名手・川相の活躍で快勝を収めた巨人若大将・原監督もVロードを驀進するには、やはり川相の力が必要不可欠だと言う事がようやく分かったのか、この日はインケツ続きのニックンを外して名手・川相を2番ショートの聖域でスタメン起用! これにより、試合前から意気上がる巨人に対して、ヤクルト先発・藤井は川相を絡めた攻撃で点を取られたらズルズルと流れを持っていかれると察知し、初回からペース配分無視の全力投球モードで三者凡退に打ち取る気迫の投球を展開。その裏、巨人先発・上原は先頭の真中のセンター返しの打球に思わず右手を出してしまうと、これが打球を失速させる程に指先を掠めた事で巨人ベンチは顔面蒼白となるも、折角、川相がバックにいるマウンドをそう簡単に降りられるか!とばかりに上原は続投を志願。これに対して、ヤクルトは続く宮本がきっちり送って、一死二塁。しかし、稲葉の打席で絶妙のタイミングで二塁ベースのカバーに入った名手・川相を見た阿部が自慢の強肩で真中を刺すと、稲葉も名手・川相へのライナーを打たされる上原の頭脳的投球の術中にハマって、結局、3人で攻撃終了。直後の2回、巨人は先頭の今夜の松井さんが右中間スタンドへ3試合連続となる22号ソロを叩き込み、1点を先制。更に、ソーサ元木,福井のヒットで二死一、二塁とすると、ここで右手の指を痛めている筈の上原がライトフェンスを直撃する2点タイムリー二塁打を浴びせて、この回、3点。自らのタイムリーで気を良くした上原はその裏のペタジーニ,中井美穂の旦那・古田,岩村、そして続く3回の寿司職人ラミレスまで4者連続三振を奪う快投を展開。その後、二死二塁の場面を迎えるも、ここで真中も三振に斬ってとり、このピンチも脱出。3−0の儘、迎えた4回、巨人は先頭のソーサ元木がレフト前に弾き返すと、一死後、福井が左中間スタンドへ4号2ランを叩き込み、5点目を追加。更に、二死後、清水がライト線へ痛打すると、すかさず二盗。ここで名手・川相が会心の一打を浴びせるも、この火の出る様な痛烈なライナーがレフト真正面に飛ぶハードラックで無念の凡退。しかし、この川相との対決で激しく消耗させられた藤井に対して、巨人は続く5回、一死から今夜の松井さんがライトスタンドへこの日2本目となる23号特大アーチを浴びせて、6点目。徐々に右手の指の痛みが増し始めた上原に対して、毎回の様にヒットを浴びせながらも、あと1本が出ないでいたヤクルトだったが、6回、先頭の真中がセンター前に弾き返すと、一死後、稲葉が左中間にポトリと落ちる二塁打を浴びせて、二、三塁。ペタジーニは3打席連続三振に倒れて、二死となったものの、中井美穂の旦那・古田がしぶとく二遊間を破るタイムリーを放ち、ようやく2点。更に、続く岩村がライト前に弾き返して、一、二塁とチャンスを広げたものの、ここで川相に一声かけられて落ち着きを取り戻した上原の渾身の投球の前に寿司職人ラミレスはレフトフライに打ち取られて、二者残塁。直後の7回、マウンドにはヤクルト3番手・石井が上がると、一死後、前の打席で痛烈な打球を浴びせて、大いに期待がかかる名手・川相の打席を迎えた所で、若大将・原監督は何を血迷ったか代打・ニックンを投入する大暴挙しかし、所詮、訳有りでスタメンから落とされていたニックンはあえなく空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。この後、マッスル千代の富士,今夜の松井さんと連打を浴びせて、一、二塁としたものの、江藤は見逃し三振に倒れて二者残塁と川相不在の弊害を大露呈2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況となった巨人は続く8回、一死から阿部,福井と連打を浴びせた後、上原が送って、二、三塁とした所で、ヤクルトバッテリーは次が名手・川相…ではなく(7回裏から守備で入っていた)黒田とあって、清水を簡単に敬遠して、2番との勝負を選択。ここで若大将・原監督は仲人を務めてやったヒットマン後藤を代打に送るも、あえなくサードへのファールフライに倒れて三者残塁とまたも川相不在の弊害を大露呈川相不在の巨人なら、まだまだ勝機はあると士気が衰えないヤクルトはその裏、一死から稲葉,ペタジーニの連打で一、二塁のチャンス。しかし、ここで川相不在のバックなどアテにはならないとばかりに強引に三振を奪いにきた上原の逆ギレ投球に中井美穂の旦那・古田,岩村と連続三振に倒れて、二者残塁。土壇場9回、巨人は一死から今夜の松井さんが歩いたものの、江藤,ソーサ元木と倒れて松井さんは一塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を大露呈。その裏、上原は城石,度会と痛打されながらも、いずれも野手の正面のライナーとなるツキに助けられ、辛くも完投勝利。名手・川相のスタメン効果により、優位に試合を進めてきた序盤の貯金で何とか逃げ切ったとは言え、川相が外れた途端に怒涛の拙攻三昧が炸裂しており、川相を外す事の恐ろしさを嫌と言う程、思い知らされた格好となったこの試合。翌日は名手・川相を信奉する極道ルーキー・真田の先発が予想されるだけに名手・川相のスタメン起用が待たれる所だが、この日、福井が3安打,ソーサ元木が2安打を放っており、ヤクルトの先発は右のホッジスが予想されるとあって、名手・川相は再びベンチに追いやられるのではないかと関係者は戦々恐々。一度は軌道に乗りかけたVロードだが、またまた脱線する危険性が出てきたと言っても過言ではないだろう。

 リナレス議員、来日初アーチ! 好投・朝倉、7勝目!
甲子園:阪神7勝8敗1分
D  400000020  6
T  000000000  0
勝:朝倉7勝7敗 負:カーライル0勝2敗
本:リナレス議員1

 求道者・前田、決勝犠飛! 長谷川、8回13Kの快投!
函館:広島7勝7敗1分
YB 000100001  2
C  00020400×  6
勝:長谷川8勝4敗 負:ホルト4勝4敗 S:玉木3勝1敗2S
本:ロドリゲス14

 大越、先制二塁打! 松中、とどめの3ラン!
東京ドーム:日本ハム9勝8敗
H  005010000  6
F  000000300  3
勝:ラジオ4勝3敗 負:下柳1勝5敗 S:ペドラザ1勝1敗15S
本:松中16、J.マッケンジー13

 西武、あわや毎回得点の猛打! 張、余裕の5勝目!
西武吹き抜けドーム:西武11勝4敗1分
M  010000000  1
L  11212410× 12
勝:張5勝1敗1S 負:薮田1勝2敗
本:メイ10、エバンス8、カブレラ28

 日高、起死回生の同点二塁打! 延長11回、五島、決勝犠飛!
大阪ドーム:近鉄11勝5敗1分
BW 00000003001  4
Bu 20100000000  3
勝:萩原2勝1敗 負:赤堀0勝1敗 S:山口2勝2敗4S
本:ローズ31


 ロドリゲス、史上52人目のサイクルヒット!
この日の広島戦でロドリゲスがサイクルヒットの快挙を成し遂げた。サイクルへ最大の難関とされる三塁打を第1打席で放ったロドリゲスは続く第2打席でレフトスタンドへ14号アーチ。更に、第3打席にはライト前に弾き返すと、最終打席で右中間を破る二塁打を放ち、記録達成。これはプロ野球史上52人目(56度目)の快挙で、セ・リーグでは同じく横浜の助っ人・詐欺師ローズ以来3年ぶり24人目(26度目)で自身も2A,3A,メキシカンリーグ時代に続く4度目の達成との事。ロドリゲスはチームの全得点に絡んだものの、試合の方はリリーフ陣が乱れて、2―6と敗れた事で、複雑な表情は隠せなかった。