球界トピックス
7月26日
鋭い眼光でプレッシャーをかける川相 |
三塁線へこれ以上ない絶妙のバント炸裂 |
厳しいシフトも川相の職人技には通用せず |
神宮:ヤクルト8勝9敗
G 102001052 11
S 101000000 2
勝:カリメロ6勝6敗
負:石川6勝6敗
本:今夜の松井さん21、ペタジーニ25、マッスル千代の富士13、江藤10
名手・川相、久々のスタメン出場! ビッグイニングを呼ぶ職人技炸裂!
前日、名手・川相の投入が遅れて、怒涛の拙攻拙守を展開した挙げ句に連夜のサヨナラ負けを喫した巨人。しかし、前人未踏の500犠打と言う偉業を成し遂げて、同点劇に結びつけるなど、チームを活気付けた名手・川相は8番と言う持ち味を全く生かせない不遇な打順ながらも、セカンドの守備で実に久々のスタメン出場。これにより、試合前から意気上がる巨人は初回、ヤクルト先発・石川に対して、二死からマッスル千代の富士,今夜の松井さんと連打を浴びせて、一、三塁とすると、江藤がショートへのタイムリー内野安打を放ち、早くも1点を先制。不調ながらも、バックに川相がいると言う安心感を糧に気力の投球を展開する巨人先発・カリメロに対して、ヤクルトはその裏、二死から稲葉にセンター前へ弾き返すと、続くペタジーニはレフトフェンス直撃の大飛球。稲葉は一気に本塁をついたものの、川相がいる事で守備のリズムにもキレがある巨人野手陣のスムーズな中継プレーの前にタッチアウト。直後の2回、巨人は先頭の阿部がセンター前ヒットで出塁。ここで打席が回ってきた川相は本来ならば、当然、バントを決めて、世界記録へ前進する所なのだが、次がカリメロと言う不遇極まりない打順に置かれてしまっては強攻策に出るしかなく、この所、幽閉劇が続いていた事から試合勘が欠落気味だった事も影響して、無念の空振り三振。あまりの不憫さに士気を削がれたカリメロはサードゴロと凡退。続く清水はファーストへの内野安打で繋いだものの、インケツパワーが充電しきっていないニックンはレフトフライに倒れて、結局、無得点。この攻撃に落胆の色を隠せないカリメロに対して、その裏、ヤクルトは中井美穂の旦那・古田,岩村のヒットで一死一、三塁とすると、城石の打球はカリメロのグラブを弾き、名手・川相の完全に逆をつく方向へと転がる幸運なタイムリーとなり、中井美穂の旦那が同点のホームイン。しかし、ここで川相に一声かけられて落ち着きを取り戻したカリメロは石川のスクイズを見破って、ウエストボールで空振りをとると、打ち直しとなった石川をピッチャーゴロに打ち取り、三塁走者・岩村を挟殺。続く真中もレフトフライに打ち取って、このピンチを脱出。追い付かれた巨人は直後の3回、マッスル千代の富士がレフトオーバーの二塁打を浴びせると、今夜の松井さんがライトスタンドへ2試合連続の21号2ランを叩き込み、再び勝ち越しに成功。しかし、その裏、ヤクルトは二死からペタジーニが左中間スタンドへ25号ソロをぶち込んで、1点差。突き放したい巨人は直後の4回、先頭の名手・川相が初球を積極果敢に打って出るも、いかんせん希薄になっている試合勘の影響は否めず、ショートゴロと無念の凡退。川相を打ち取った事で調子に乗る石川の前に巨人は4,5回と三者凡退。その裏、ヤクルトは先頭の真中がレフト前に弾き返すと、宮本がきっちり送って、一死二塁。しかし、川相のいるバックを信頼するカリメロの渾身の投球の前に稲葉はファーストへのハーフライナー,ペタジーニは見逃し三振に倒れて、真中は二塁に釘付け。ピンチを脱した巨人は直後の6回、先頭の江藤が左中間を真っ二つに破る二塁打を放つと、続くソーサ元木が詰まりながらもセンター前へタイムリーを放ち、江藤が返って、4点目。しかし、続く阿部はセカンドゴロゲッツーに倒れ、二死走者なしで次がカリメロと言う、またもや持ち味を全く生かせない状況で回ってきた川相は執拗にファールで粘ると言う真価を徐々に見せながらも、最後は中井美穂の旦那の美技に阻まれて、無念の凡退。続く7回、この回から代わったヤクルト2番手・松田に対して、川相が持ち味を発揮出来ないのは84打席無安打と言う自分の不甲斐なさが原因、と自責の念に駆られたカリメロは一塁前へ執念のバントヒットを決め、日本記録の90打席無安打を目前にしながら、記録をストップ。更に、清水のバントを処理した石川が焦って一塁へ悪送球を犯して、無死一、二塁。ここで本来ならば、2番ショートの聖域に入る名手・川相がきっちりバントを決めて、世界記録へ前進する所なのだが、実際にはバントの下手さっぷりには定評のあるニックンが入っているとあっては、若大将・原監督も強攻策を指示するしかなく、結局、ニックンはライトフライと進塁打すら打てない相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、2番としての適性の低さを大露呈。続くマッスル千代の富士のファーストゴロで走者はそれぞれ進塁し、一塁が空いた事で今夜の松井さんは敬遠されて、二死満塁。ここでヤクルトは松田から河端にスイッチすると、江藤は空振り三振に倒れて、三者残塁。続く8回、ヤクルト4番手・ニューマンは全く制球が定まらず、ソーサ元木,阿部と連続四球。ここでヤクルトは寺村にスイッチするも、打席にはようやく持ち味を発揮出来る場面が回ってきた名手・川相。120%バントとあって、ヤクルトは必死のバントシフトを仕掛けるも、達川氏の「今の川相の技術だと、幾らシフトを敷いても必ず成功させますよ」と言う言葉通り、名手・川相はいとも簡単に三塁線へこれ以上ないと言う芸術的な犠打を決めて、世界記録へあと10個と接近。川相のバントで球場全体が大きな拍手と歓声に包まれ、士気の高まった巨人はカリメロに代わって登場した破戒僧・清原が敬遠されて満塁となった後、6番手・山本から清水がライト前へタイムリーを放ち、5点目を追加。更に、インケツパワーがようやく充電されたニックンがレフトへ犠飛を打ち上げると、続くマッスル千代の富士もライトポール際へ13号3ランを叩き込み、この回、大量5点のビッグイニングを形成。その裏からマウンドに上がった岡島が一死からペタジーニを歩かせた所で、若大将・原監督はやはり万全を期すならば、聖域には名手・川相を置くしかないと思い立ち、名手・川相をショートに回して、セカンドには黒田を入れて、インケツ続きのニックンをベンチへ下げさせる絶妙な采配を展開。セカンドにいてさえ十分だった川相の安心感がショートに回った事で計り知れないものとなり、腕が大きく振れ出した岡島は中井美穂の旦那・古田,寿司職人ラミレスと打ち取り、このピンチを脱出。川相が聖域についた事で意気上がる巨人は土壇場9回、先頭の江藤がレフトポール際へ10号ソロを叩き込むと、二死一塁から途中出場の堀田が右中間真っ二つのタイムリー二塁打を浴びせて、ダメ押しの2点を追加。その裏、岡島は名手・川相の所へ打球を集める頭脳的投球を展開するなど、余裕の表情でヤクルト打線を三者凡退に斬ってとり、ゲームセット。若大将・原監督に「あれが大きかった」と言わしめた名手・川相の職人技が炸裂し、勝つべくして勝った巨人は連夜のサヨナラ負けのショックを一掃。価値ある白星にV奪回へ大きく前進した巨人だが、Vロードを驀進する為にも一刻も早く名手・川相の2番ショートの聖域復帰が待たれる所だ。
蔵本、痛恨の後逸! 阪神、3戦連続サヨナラ勝ち! |
青波の長瀬、史上初のシーズン3度目スイッチ弾! |
代打・林、古巣相手に劇的サヨナラアーチ! |
エセネオエセ松井、逆転弾! 星野、3年振り白星! |