球界トピックス
7月25日
初球をあっさり決め、通算500犠打達成 |
確実に打球を殺す芸術的バントが炸裂 |
大記録樹立で祝福の花束を受け取る川相 |
甲子園:阪神8勝10敗
G 000001021 4
T 400000001× 5
勝:バルデス3勝2敗14S
負:M.T.チョン0勝1敗
本:平下1、今夜の松井さん20
名手・川相、職人技炸裂で通算500犠打達成! 今夜の松井さん、9年連続20号!
前日、名手・川相の投入が遅れて、怒涛の拙攻拙守を展開した挙げ句に屈辱のサヨナラ負けを喫した巨人。ガッツな貴公子・仁志が左脇腹を痛めて登録抹消となった事により、当然、名手・川相がスタメン起用されると思われたが、2番ショートの聖域には手首の痛みが癒えないニックンが入り、23日に受けた死球の影響から破戒僧・清原が下がったファーストには手首を痛めている江藤が入り、サードには名手・川相…ではなく、ソーサ元木が入り、そして、仁志の抜けたセカンドには何と西武からトレードで獲得した黒田が移籍後初の一軍昇格即スタメンで入ると言う徹底した川相後回しオーダーがまたしても炸裂。次代のストッパー候補と期待されていた内薗を放出してまで獲得した黒田は、やはり川相幽閉策の刺客として準備していた茂雄の先兵だったのか!?と、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、阪神先発・ムーアに対して、二死からマッスル千代の富士,今夜の松井さんと連打を浴びせると、江藤が歩いて、満塁。しかし、ソーサ元木は平凡なライトフライに倒れて、三者残塁と早くも川相不在の弊害を大露呈。黒田を使ってまで、川相を起用しようとしない無謀なオーダーにハナからテンションの低かった巨人先発・ヒゲ入来だが、追い打ちをかけるかの様にいきなり川相不在の重さを痛感させる大拙攻をかまされた事ですっかり意気消沈。これに対して、阪神はその裏、一死から田中シュータがライト線へ二塁打を浴びせると、二死後、アリアスが三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。更に、濱中がレフト前にタイムリーを放つと、続く平下がライトスタンドへ今季初アーチとなる2ランを叩き込み、早くも4点をゲット。いきなり大量ビハインドとなった巨人は2回、阿部がファーストゴロに倒れると、川相を差し置いて出場の黒田もサードゴロと凡退。続くヒゲ入来も倒れて、三者凡退とまたも川相不在の弊害を大露呈。悪い事は続くもので、初回の打席で自打球を右膝に当てた清水がその裏の守りからベンチに下がり、レフトには弘田元コーチ曰くど素人外野手の福井が入る非常事態が発生。川相も清水もおらず、本職でない選手が外野を守ると言う、正に、茂雄暗黒政権を彷彿させる不吉極まりない布陣となった事で巨人はますます意気消沈。続く3回、1番からの打順とは言え、1番・清水,2番・川相の2枚も欠けているとあっては、好打順などとはお世辞でも言えず、あっさり三者凡退に倒れる体たらくでまたまた川相不在の弊害を大露呈。4回には先頭の今夜の松井さんがライト前に弾き返し、江藤,ソーサ元木,阿部とあえなく凡退し、結局、無得点とまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。川相を差し置いて出場の黒田から始まった5回もあえなく三者凡退とまたまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。続く6回にはニックン,マッスル千代の富士の連打で無死一、三塁のチャンス。しかし、今夜の松井さんはショートゴロ併殺崩れの間にニックンを返すのが精一杯で、江藤,ソーサ元木も淡泊な打撃で凡退し、結局、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを大露呈。続く7回には先頭の阿部が死球で出塁。ここでネクストバッターズサークルに名手・川相が登場し、大観衆は大きな期待を寄せたものの、川相を差し置いて出場の黒田はよりにもよってサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。二死走者なしとなってしまった事で名手・川相は出番を奪われると、その儘、打席に入ったヒゲ入来もショートライナーに倒れて、結局、3人で攻撃終了とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。あまりの拙攻続きにストレスは溜まる一方のヒゲ入来はその裏、二死からアリアスの背後2〜3mの所へ、明らかにスッポ抜けの大暴投をかますと、まるで体に当たる危険もなかったボールにも拘わらず、激昂したアリアスがマウンドへ。ただでさえ、川相不在のバックを背負わされて、イライラが募っているヒゲ入来はインネンをふっかけてきたアリアスの行為にぶち切れ、グラブを叩き付けて挑発すると、ベンチのメンバーは勿論、ブルペンの投手も全員駆け付ける大乱闘に突入。破戒僧・清原
vs
星野監督等、乱闘のスペシャリストがぶつかり合うゴールデンマッチが展開された末、結局、アリアスとヒゲ入来は退場処分に。直後の8回、巨人は一死からニックンが歩くも、マッスル千代の富士は空振り三振。しかし、ここで今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ9年連続となる20号2ランを叩き込み、ムーアをKO。更に、代わったバルデスから江藤が三遊間を破るヒットを放ったものの、続くソーサ元木はセカンドゴロに倒れて、江藤は一塁に釘付けとまたも川相不在が故のツメの甘さを大露呈。土壇場9回、巨人は先頭の阿部がレフト前に弾き返すと、ここでようやく名手・川相が代打で登場。明らかにバントと警戒されている中で、名手・川相は初球をいとも簡単に打球を殺す堅実無比の芸術的バントを決め、日本球界前人未踏となる通算500犠打の大記録を樹立。この職人技に掛布氏は「こういう場面でこれだけボールが動くピッチャーに対して、攻撃のリズムを崩さない1球目のストライクで決めると言うのが素晴らしいですね。完璧なバントですよ」と大絶賛。二死後、代打・ヒットマン後藤が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりに詰まりながらもセンター前に落とすタイムリーを放ち、阿部が同点のホームイン。更に、ニックン,マッスル千代の富士と連続四球で二死満塁となったものの、今夜の松井さんはショートフライに倒れて、勝ち越しならず。その裏、名手・川相がセカンドの守備につくと、この回からマウンドに上がった巨人3番手・M.T.チョンは絶大な安心感から伸び伸びとした投球を展開。先頭の矢野にはヒットを許したものの、続くバルデスを見逃し三振。続くシャア少佐をセカンドゴロに打ち取り、ゲッツー…と思いきや、突然、大きく跳ねたバウンドにさしもの和製オジーたる守備力を誇る名手・川相でも止められずにライト前ヒットとなって、一、三塁。ここで田中シュータを敬遠する満塁策をとったものの、続く沖原の打球は完全に詰まりながら、無情にもライト前にポトリと落ちるタイムリーとなり、2夜連続のサヨナラ負け。ツキに見放された格好でまさかの敗戦となった巨人だが、名手・川相の職人技が一時は同点劇に繋がった事でその凄まじく大きな存在価値が改めて認識された事は間違いなく、実のない白星が長々と続いていた中、久々に価値ある黒星だったと言えよう。この黒星を今後の糧にするか否かは、翌日からの川相の起用法に懸かっていると言っても過言ではなく、V奪回へ向けてのキーポイントとなりそうだ。
キュラソ星人、先制アーチ! 高橋、5安打完封! |
メカゴジラ、先制打! 吉見、6勝目で新人王に名乗り! |