球界トピックス

7月13日


オールスターゲーム/東京ドーム:全セ60勝71敗7分
全パ 220000000  4
全セ 000100100  2
全パ…○パウエル(Bu)−若田部(H)−金田(BW)−隼人(F)−豊田(L)
全セ…●ホッジス(S)−人斬り抜刀斎(D)−上原(G)−小山田(C)−岡島(G)−石井(S)
本:新井(C)
 全セ、川相不在による怒涛の拙攻三昧で大惨敗! 的山、2安打1打点でMVP!
初の四国開催となった球宴第2戦だが、世界に君臨しようとしている名手・川相(巨人)のスーパープレイを楽しみにしていた四国の野球ファンは、ただでさえ巨人は四国に遠征に来ないと言うのに、茂雄の陰謀により、この貴重な機会をも奪われた事でブーイングの嵐を浴びせる大荒れの展開で開始となった。全セの先発は両リーグトップの11勝をマークしているホッジス(ヤクルト)だったが、川相が常時出場していれば、巨人キラーどころか、巨人は大の苦手となったであろう事を熟知しており、味方にすればこれ程、頼もしい男はいないと共にプレーする事を心待ちにしていた事でまさかの川相欠場にとてつもない精神的ダメージを受けたのか、初回、先頭のエセネオエセ松井(西武)にいきなり死球を食らわせると、すぐさま暴投を犯して、無死二塁のピンチ。ここでガッツ(日本ハム)にショートへの内野安打を許すと、パ・リーグのホームランダービーを独走中のローズ(近鉄)に右中間真っ二つに破られるタイムリー二塁打を浴びて、あっと言う間に先制点を献上。更に、続く中村(近鉄)にもセンターへ簡単に犠飛を打ち上げられて、この回、2失点。その裏、全セはハーラーダービートップの全パ先発・パウエル(近鉄)から、先頭の清水(巨人)が死球を食らうと言う表の攻撃と同じ展開になったものの、ここで名手・川相の驚異的テクニックに敬意を表している宮本(ヤクルト)はどん詰まりのピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。福留(中日)はセカンドゴロに倒れて、結局、3人で攻撃終了といきなり川相不在の弊害を露呈川相不在の重さを見せつけられて、落胆の色を隠せないホッジスに対して、全パは直後の2回、松田さん(オリックス),金子(日本ハム)と連打を浴びせると、鎖骨骨折で出場辞退となったJ.マッケンジー(ダイエー)の代替選手として出場の的山(近鉄)も一、二塁間をしぶとく破るタイムリー。なおも無死一、三塁の場面で井口(ダイエー)のセカンドゴロ併殺崩れの間に金子が返って、4点目。その裏、全セは6年連続アーチの新記録を目指す今夜の松井さん(巨人)が記録以前に川相不在ではどのみち一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間フェンスを直撃する二塁打となり、無死二塁のチャンスを作ったものの、悠久の若虎・桧山(阪神),中井美穂の旦那・古田(ヤクルト),片岡(阪神)とあえなく凡退し、松井さんは二塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。続く3回には、11年目にして初出場となる全パ2番手・若田部(ダイエー)に対して、新井(広島)がセンター前に弾き返したものの、続くゼブラ今岡(阪神)はライトフライ。ここで新井は川相不在では強引に先の塁を狙うしかないとばかりに一塁からタッチアップを仕掛ける好走塁で二塁を陥れると、清水のファーストゴロで三進。しかし、ここで名手・川相の神業とも言える堅実無比のバントに舌を巻いている宮本(ヤクルト)はどん詰まりのセカンドゴロに倒れて、新井は三塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を露呈。4回には福留がレフト線へ二塁打を浴びせて、4イニング連続で先頭打者が出塁。ここで6年連続アーチの新記録を目指す今夜の松井さんが記録以前に川相不在ではどのみち一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、これまた右中間フェンスを直撃するタイムリー二塁打となり、福留が返って、ようやく1点目。松井さんはこれで球宴新記録となる5試合連続打点をマーク。なおも無死二塁のチャンスだったが、悠久の若虎・桧山,中井美穂の旦那・古田,片岡がまたもあえなく凡退し、松井さんは二塁に釘付けとまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の5回、全セ3番手としてマウンドに上がった上原(巨人)は川相不在の頼りないバックはアテにならないとばかりにガッツ,ローズ,中村を三者三振に斬ってとる力投を展開。その裏、全セは全パ3番手・金田(オリックス)から新井が三遊間を破って、またも先頭打者が出塁したものの、ゼブラ今岡,代打・寿司職人ラミレス(ヤクルト)と簡単に凡退。更に、名手・川相の芸術的な職人技を絶賛してやまない宮本(ヤクルト)はファーストへのファールライナーに倒れて、新井は一塁に釘付けとまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。6回には一死から今夜の松井さんのセンターフライを強い逆風で戻された為か松田さんが落球。代打で出てきた前夜のヒーロー・アリアス(阪神)は空振り三振に倒れた後、矢野(阪神)がレフト前に弾き返して、一、二塁となった所で破戒僧・清原(巨人)が代打で登場するも、あえなく空振り三振に倒れて二者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く7回、全パ4番手・隼人(日本ハム)に対して、2打席連続安打しながら、後続を断たれた事で業を煮やした新井が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ一発をぶち込んで、2点目を追加。しかし、これで勢いづかないのが川相不在の全セ。続くゼブラ今岡がどん詰まりのサードゴロに倒れると、寿司職人ラミレスの右への打球は何故かライトに入っている小久保(ダイエー)の不慣れが故の危なっかしいスライディングキャッチに阻まれ、代打・マッスル千代の富士(巨人)も当てただけのバッティングのショートゴロで結局、1点止まりとまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く8回、一死となった所で6年連続アーチへ最後の望みを賭ける今夜の松井さんが打席に入ったが、センター正面の痛烈なライナーに終わり、記録は5年連続でストップ。続くアリアスも倒れて、三者凡退とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、全パのマウンドには抑えとして豊田(西武)が登場。これに対して、全セは谷繁(中日),立浪(中日)と連続三振に倒れると、前の打席で一発を放っている新井もショートゴロに倒れて、最後の最後まで川相不在の弊害を露呈した儘、ゲームセット。MVPはタイムリー1本を含む2安打を放った的山が選ばれ、200万円をゲット。優秀選手には2回を無失点に抑えて勝利投手となったパウエル3人でピシャリと締め括った豊田川相不在により、怒涛の拙攻三昧が炸裂し、破れるべくして敗れた全セからは一発含む3安打の新井タイムリー含む2本の二塁打を放った今夜の松井さんが選ばれた。