球界トピックス

７月７日

東京ドーム：巨人９勝６敗
Ｔ　　０２０１００７００　１０
Ｇ　　０００００００１１　　２
勝：井川10勝４敗
負：真田０勝１敗
本：矢野４、ニックン８
　名手・川相、悪夢のフル欠場！　怒涛の拙攻拙守で真田のデビュー戦をぶち壊し！
前日、度重なる幽閉劇に試合勘が薄れつつある名手・川相が（失敗に終わりながらも）決死のスクイズで福原を粉砕し、ワンサイドゲームへの狼煙を上げた事で５連勝を飾った巨人。この日は入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田がプロ初登板初先発とあって、当然、名手・川相がスタメン起用されると思われたが、２番ショートの聖域にはリハビリモードを終えて一軍に上がったばかりのニックンが入り、江藤が下げられたにも拘わらず、サードには井川キラーの名手・川相…ではなく福井が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたしても炸裂し、巨人ベンチは試合前から重苦しいムード。デビュー早々、川相不在と言うとてつもない逆境マウンドを強いられ、強心臓の極道ルーキーも不安感一杯で、いきなり先頭のゼブラ今岡にレフト線へ二塁打を浴びると、続く田中シュータには簡単に犠打を許して、一死三塁のピンチ。しかし、続く片岡のセカンドゴロでゼブラ今岡が無謀にも本塁へ突っ込んで憤死する暴走をかました事で、少し落ち着いたのか、続くアリアスを空振り三振に斬ってとり、このピンチを脱出。その裏、巨人は阪神先発・井川に対して、清水，ニックンの連打で無死一、三塁のチャンス。しかし、マッスル千代の富士のセカンドゴロで川相不在では強引に点を獲りに行くいかないと焦って突っ込んだ清水が本塁憤死すると、今夜の松井さんもセンターフライと凡退。続く破戒僧・清原がナベツネ曰く「当たり屋」の本領を発揮して死球を食らい、満塁となったものの、名手・川相，江藤を差し置いてスタメンの福井が中途半端なバッティングでファーストゴロに倒れて三者残塁と早くも川相不在の弊害を大露呈。いきなり川相不在の重さを見せつけられて落胆の色を隠せない真田に対して、阪神は直後の２回、二死から平下が三遊間へ痛打。飛び付けば十分に追いつけるこの打球を中腰の儘、捕りに行ってグラブに当てながら後逸するニックンの怠慢プレーにより、ヒットにされてしまった事で名手・川相なら…と思ってしまった真田の心の隙を見逃さず、矢野が右中間スタンドへ４号２ランを叩き込み、先制。これだけ劣勢にありながら、一向に川相の出てくる気配がない事に愕然とする真田は４回、一死から平下に死球を食らわせると、二死後、矢野を歩かせて、一、二塁とまたまたピンチ。ここで井川をサード後方へのファールフライに打ち取るも、川相不在で守備のリズムを乱したニックンと清水が譲り合って、ファールとしてしまう有様。それでも、この後、セカンドゴロに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、川相不在で守備のリズムを崩したガッツな貴公子・仁志が一塁へとんでもない悪送球をかまして、ボールが転々とする間に平下が３点目のホームイン。続く５回には一死から片岡にセカンドへの内野安打を許したものの、続くアリアスをサードゴロゲッツーに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、この打球を塁審のコールも聞かずに勝手にファールと判断した福井がどこにも投げずにオールセーフとしてしまう大チョンボ。一、二塁とピンチが広がってしまったが、真田は気力の投球で悠久の若虎・桧山をショートゴロゲッツーに打ち取り、今度こそピンチを脱出。川相不在で粘りにも繋がりにも欠ける巨人打線は２回以降、一人の走者も出せない体たらくが続いていたが、その裏、一死から小田が死球を食らって出塁。ここで真田は早くもベンチに下げられ、いよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは江藤。しかし、江藤はあえなく空振り三振に倒れて士気を削ぐと、清水もセカンドゴロに倒れて、小田は一塁に釘付けとまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く６回には一死からマッスル千代の富士，今夜の松井さんが連打を浴びせて、一、三塁のチャンスを掴むも、破戒僧・清原のライトへのフライ浅過ぎて犠飛にならず、続く福井も空振り三振に倒れて二者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の７回、川相不在で不安感一杯の巨人２番手・ジョーベ博士は一死から平下にライト線への二塁打を浴びてＫＯ。マウンドには河本組長が上がったが、ここで三盗を仕掛けた平下を刺そうとした小田が川相不在で守備のリズムが狂ったか、ワンバウンド送球を犯し、これを江藤が簡単に後逸するヘッポコ守備でボールがレフトへ転々とする間に平下は一気に返って、４点目。更に、川相不在のヘッポコバックに不安感一杯の河本組長は片岡を歩かせると、アリアスにはレフト線へ二塁打、そして悠久の若虎・桧山も歩かせて、満塁のピンチ。ここで濱中にセンター前へ２点タイムリー，代打の神様・八木にレフト前タイムリーを浴びて、ＫＯ。ここで代わったアルモンテも川相不在とあって不安感一杯で矢野にセンターオーバーのタイムリー二塁打を浴びると、二死後、ゼブラ今岡にレフト前への２点タイムリーを浴びて、１０点目を献上。巨人は８回、ニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ８号ソロを叩き込んで、ようやく１点。土壇場９回には、９点差ありながら、守護神・バルデスを投入してくる容赦ない阪神の継投に対して、川中，代打・ヒットマン後藤，代打・斉藤の３連打で１点を返すと、代打・ソーサ元木も四球を選んで、無死満塁。しかし、江藤は空振り三振に倒れると、清水，ニックンとサードゴロに打ち取られて三者残塁と最後の最後まで川相不在の弊害を露呈して、ゲームセット。ベンチ入り野手で唯一、名手・川相だけが出ないと言う人外魔境の展開で、怒涛の拙攻拙守が展開された事により、敗れるべくして敗れた巨人の連勝は５でストップ。デビュー早々、川相不在と言う万全でない布陣で足を引っ張りまくって試合をぶち壊し、今後の真田の選手生命に拘わりかねない程、心に深い傷を負わせてしまったとあって、巨人ナインは最下位に転落したかの様に重苦しいムードで球場を後にした。この最悪の危機的状況を脱する為にも一刻も早い名手・川相のスタメン起用が待たれる所だろう。

　緒方、先制２ラン！　長谷川、完投で７勝目！
広島：広島７勝４敗
Ｓ　　０００１０００００　　１
Ｃ　　２０２０００００×　　４
勝：長谷川７勝２敗　負：坂元１勝５敗
本：緒方12、キュラソ星人11

　谷繁、決勝12号アーチ！　中日、７連敗でストップ！
金沢：中日10勝５敗
ＹＢ　００００１００００　　１
Ｄ　　０００１００１１×　　３
勝：遠藤３勝１敗　負：細見０勝１敗　Ｓ：ギャラード０勝１敗17Ｓ
本：立浪９、内川１、谷繁12

　井口、先制タイムリー！　ラジオ、２ヶ月ぶり白星！
福岡ドーム：ダイエー10勝３敗
Ｍ　　０００００１０００　　１
Ｈ　　２０００１２０１×　　６
勝：ラジオ３勝３敗　負：加藤３勝９敗
本：小久保19、井口11

　犬伏、決勝二塁打！　ハンニバル、７回１失点の好投！
札幌ドーム：西武６勝７敗
Ｂｕ　０１０００００００　　１
Ｌ　　０００１００２０×　　３
勝：ハンニバル４勝１敗　負：前川３勝６敗　Ｓ：豊田４勝１敗14Ｓ
本：吉岡10、ベンちゃん10

　シェルドン、起死回生の同点アーチ！　爆走・松田さん、４盗塁！
ＧＳ神戸：オリックス５勝９敗１分
Ｆ　　０００００２００００００　　２
ＢＷ　００１００００１００００　　２
本：シェルドン８
　霊感投手・松坂、無念の球宴出場辞退！
ファン投票選出が確実となった段階から、右肘痛でリハビリモード中であるにも拘わらず、強行出場を志願していた霊感投手・松坂が球宴出場を辞退する事を決定した。
無理をさせたくないと渋っていた伊原監督を一時は熱意で口説き落とした霊感投手・松坂だったが、ここに来て、ようやく投球練習を始めたばかりと言う調整遅れに
「無様な投球は見せたくない」と、やむなく出場を断念し、この日、伊原監督に辞退する旨、電話で伝えたとの事。
これでパ・リーグの出場辞退選手は右鎖骨骨折のＪ．マッケンジー（ダイエー）に続いて２人目。