球界トピックス

6月10日


 天秤打法の近藤和彦氏、多臓器不全で死去!
「天秤打法」でファンを魅了した元大洋ホエールズ(現横浜)の近藤和彦氏がこの日の午前3時55分、東京都目黒区の国立病院東京医療センターにて、多臓器不全の為、死去した。享年66歳。大阪府出身。1958年、明治大から大洋に外野手として入団した近藤氏は1960年から3年連続リーグ打率2位となるなど、天秤棒を担ぐ様に頭上に寝かせて構えたバットを回しながらタイミングを取り、一瞬、両手を離す独特の「天秤打法」を駆使したシュアな打撃で活躍。1961年には盗塁王を獲得し、ベストナインにも7度受賞。1973年に近鉄に移籍し、同年引退すると、以後は大洋,日本ハムでコーチを務め、近年は野球評論家として活躍していた。現役16年間の通算成績は打率.285、1736安打、109本塁打、483打点、159盗塁。

 井出、決勝二塁打! ミラバル、ハーラートップ7勝目!
福岡ドーム:ダイエー6勝6敗
F  000002200  4
H  100100000  2
勝:ミラバル7勝2敗 負:田之上1勝5敗
本:柴原1、J.マッケンジー12

 延長12回、金村弟、決勝犠飛! 西武、7連勝!
GS神戸:オリックス2勝9敗
L  001100000001  3
BW 001000010000  2
勝:豊田3勝0敗10S 負:嘉勢0勝2敗
本:エバンス3

 阿部、先制打含む3打点! 近鉄、完封リレーで8連勝!
千葉マリン:ロッテ3勝8敗
Bu 010010006  8
M  000000000  0
勝:岩隈3勝3敗 負:名手?川井1勝1敗


 J.マッケンジー、右鎖骨骨折で前半戦の復帰は絶望的!
首位戦線から遠ざかる一方と苦戦を強いられているダイエーに激震が走った。この日の日本ハム戦において、5回表、田中幸のファウルチップがJ.マッケンジーの右肩に直撃。一旦は応急処置のアイシングを受けて、マスクを被ったが、痛みが酷く、6回の守りから退いた。即福岡市内の病院でレントゲン検査を受けた所、右鎖骨骨折で全治6週間との診断。この日のJ.マッケンジーは中押しとなる12号ソロを放ち、5回まで先発・田之上を引っ張る好リードで無失点に抑えるなど攻守に渡って活躍を見せていたが、退場後に逆転負けを喫するなど踏んだり蹴ったり。翌11日に改めて精密検査を受ける模様だが、前半戦の復帰は絶望的。打率はチーム1位,本塁打,打点もチーム2位と言う中心打者であると同時に全試合にマスクを被ってきた司令塔を失う緊急事態に陥ったダイエーは杉山を昇格させる事を決定した。