球界トピックス

6月7日



精神を集中する様にスプレーをかける川相

鋭い眼光でプレッシャーをかける川相

初球からあっさり決める驚異の職人技

東京ドーム:巨人4勝6敗
D  000021100001  5
G  011001010000  4
勝:紀藤2勝2敗1S
負:河原1勝2敗12S
S:ギャラード0勝1敗13S
本:バンチ1、立浪6
 
名手・川相、堅実無比の犠打炸裂! 河原、まさかの被弾で延長戦初黒星!
一打サヨナラの場面で名手・川相に対して、破戒僧・清原を代打に送ると言うまるで茂雄暗黒政権を彷彿させる様な起用が、とてつもなく大きな代償となって、無惨にも3連敗を喫した巨人だが、この日もショートには満身創痍のソーサ元木が入り、2番には開幕から怒涛のチャンスブレイカーぶりを発揮した事に端を発する大スランプでトラウマを抱えているガッツな貴公子・仁志が入ると言う悪夢の川相後回しオーダーがまたもや炸裂ただでさえ、最悪の雰囲気だったと言うのに、これにより試合前からより一層重苦しいムードに包まれる事となった巨人は初回、先頭の清水が倒れると、走者なしと言う事で苦手・2番のトラウマが軽減したガッツな貴公子・仁志がセンター前ヒット。しかし、ここでマッスル千代の富士がピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で早くも川相不在の弊害を露呈。一方、逆境でないと力を発揮出来ない訳ではないにも拘わらず、逆境に強いからと理不尽な理由で毎度毎度、川相不在と言うとてつもない逆境を背負わされて、憤懣やるかたない巨人先発・桑田は初回、いきなり先頭の井端を歩かせると、続くブレットをゲッツーに取ったものの、福留に二塁打を浴びるなど、苦しい展開。ここは辛くも切り抜けたが、続く2回には立浪にヒット,ピンキー井上に四球を与えると、谷繁の犠打の後、森野も歩かせて、一死満塁とまたまた大ピンチ。しかし、やはり逆境には燃える桑田。初球、スクイズを仕掛けてきたバンチを空振りさせて、三塁走者・立浪を挟殺すると、この後、バンチを空振り三振に斬って取り、このピンチも脱出。その裏、川相をないがしろにしての拙攻三昧を予期し、自分が何とかするしかないと早出特打ちを行った今夜の松井さんがライト前ヒット。続く斉藤,江藤と打ち上げた後、阿部が歩いて一、二塁となった所で、ソーサ元木が三遊間突破のタイムリーを放ち、1点を先制。しかし、川相不在では強引にでも先の塁を狙うしかないと焦った一塁走者・阿部が一気に三塁を狙う大暴走をかましてタッチアウトとなり、1点止まりとまたも川相不在の弊害を露呈。続く3回には「(川相さんがいない打線はまるでアテにならないので)今日はバッティングでも貢献したいんですよ」と試合前に悲壮な面持ちで語っていた桑田がサード・立浪を強襲して出塁(記録はエラー)。この桑田の気迫が乗り移ったか、続く清水もライト前ヒット。ここで送りバント失敗は叩かれまくるが、セーフティバント失敗ならさして叩かれないと言う狡猾なニックンの技をガッツな貴公子・仁志がパクり、これが結果的に犠打となると、マッスル千代の富士がまたもや死球を食らって、一死満塁。ここで川相をないがしろにしての拙攻三昧を予期し、自分が何とかするしかないと早出特打ちを行った今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のセンターフライとなり、タッチアップで桑田が生還。なおも一、二塁のチャンスだったが、斉藤は簡単に打ち上げてしまい、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。突き放す為にも、一気に畳みかけないといけない4回にはあえなく三者凡退とまたまたまた川相不在の弊害を露呈相変わらず、頼りない味方打線に辟易とする桑田は3回には二死一塁、4回には無死一、二塁とピンチの連続。5回にも井端,ブレットと連打を浴びて、無死一、二塁のピンチを迎えると、福留にレフト線への2点タイムリー二塁打を浴びて、試合は一気に振り出しに。更に、続く詐欺師ゴメスにもレフト前に弾き返され、4連打となったが、ここからが逆境に燃える桑田の真骨頂立浪のセンター前へ抜けるかと言う痛烈な打球を素晴らしい反応でキャッチすると、ピンキー井上,谷繁と打ち取って、このピンチを脱出。しかし、続く6回、一死からよりにもよって投手のバンチに広い福岡ドームで今季初アーチを叩き込まれて、ついに勝ち越し点を献上。続く井端のファーストゴロを川相不在でリズムを崩した江藤が十八番のヘッポコ守備で弾いたものの、このこぼれ球を川相不在のバックはアテにならないとばかりに桑田が素晴らしいカバーリングでキャッチすると、その儘、ベースへローリングタッチを決めるスーパープレイを展開リードを許してもなお衰えない闘志を見せる桑田だったが、若大将・原監督は何故か、この場面で河本組長を投入し、桑田の勝ち星はまたもやお預け。何とか桑田の黒星だけでも消したい巨人はその裏、先頭のマッスル千代の富士が二塁打。今夜の松井さん,斉藤と倒れて二死となったものの、ヘッポコ守備を桑田にフォローして貰った借りを返したい江藤が泳がされながらもレフト線へのタイムリー二塁打を放ち、マッスル千代の富士が同点のホームイン。更に、阿部が歩いて一、二塁となったものの、ソーサ元木は三球三振に倒れて二者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の7回、川相不在とあって不安感一杯の河本組長は先頭の福留にライト線へ二塁打を浴びると、二死後、立浪にセンター前タイムリーを許して、またも勝ち越し点を献上。その裏、巨人は先頭のアルモンテに代わって名手・川相…ではなく川中が登場するも、あえなくライトフライに倒れて、士気を削ぐと、清水,ガッツな貴公子・仁志も倒れて三者凡退とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く8回には中日2番手・岩瀬に対して、先頭のマッスル千代の富士がセンター前ヒットを放つと、今夜の松井さんが空振り三振に倒れた所で、斉藤に代わり、ついに名手・川相が登場120%バントと警戒されながら、名手・川相は初球をいともあっさりと打球を殺す堅実無比の犠打を決めて、世界記録へあと13個と接近すると、続く江藤が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライト前へタイムリーを放ち、マッスル千代の富士が同点のホームイン。ここで阿部を代えてまで、破戒僧・清原を投入するも、ショートゴロに倒れて、1点止まり。土壇場9回、ソーサ元木がサードへ、江藤がファーストへ回り、そして名手・川相がショートの聖域につくと、巨人4番手・岡島は絶大な安心感からブレット,福留と連続三振に斬ってとると、詐欺師ゴメスもキャッチャーフライに打ち取る快投を展開。しかし、その裏、巨人は三者凡退に終わり、試合は延長に突入。迎えた10回、この回からマウンドに上がったM.T.チョンには先頭の立浪に右中間突破の二塁打を浴びると、ピンキー井上の犠打の後、谷繁に死球を食らわせ、一、三塁のピンチ。しかし、川相に一声かけられ落ち着きを取り戻したM.T.チョンは荒木をサードゴロに打ち取ると、川相がいる事で守備のリズムがいいソーサ元木すかさず三塁走者・立浪にタッチし、その儘、一塁へ転送する好プレーでゲッツーを完成させ、ピンチを脱出。11回途中にはチョコを挟んで、12回から、いよいよ守護神・河原を投入した巨人だったが、中日は一死からこの日4安打の立浪がライトポール際へ6号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。その裏、満を持してマウンドに上がった中日守護神・ギャラードに対して、川相がいる事で最後まで勝負を諦めない巨人は先頭の清水がセンター前ヒット。ここでバントを命じられたガッツな貴公子・仁志は苦手・2番のトラウマがまたもや甦ったのか、はたまたバントをしたくないが為か、2球のヘッポコバントをかまして追い込まれると、一転して、強行策に切り替え、三塁線を破る二塁打を放ち、無死二、三塁。マッスル千代の富士が空振り三振に倒れた所で中日バッテリーは今夜の松井さんを歩かせての満塁策を選択。絶好の場面で回ってきた名手・川相だが、ないがしろにされた「破戒僧・清原ショック」以降、幽閉気味で試合勘が薄れていたのか、ファールで粘るのが精一杯で最後はファーストへのファールフライと無念の凡退。続く江藤もライトフライに倒れて、ゲームセット。あまりにも遅過ぎた川相投入が大きく響き、怒涛の拙攻三昧で好投・桑田をまたも見殺し川相ないがしろ戦略の後遺症を露呈した形で敗れた巨人はこれでついに4連敗サヨナラの場面でないがしろにされた川相がサヨナラ打を放つ事が出来たなら、後遺症は一気に払拭出来たのだろうが、その間、幽閉されていたとあってはそうそう都合良くいく筈もなく、ナインはまるで最下位に転落でもしたかの様な沈痛な面持ちで球場を後にしたこの儘では首位戦線どころか、3位転落も時間の問題とあって、一刻も早い川相のスタメン復帰が待たれる所だろう


 ムーア、9失点の大乱調! 阪神、4連勝でストップ!
大阪ドーム:阪神7勝2敗
C  310050000  9
T  040001000  5
勝:高橋5勝4敗 負:ムーア6勝4敗
本:町田2

 寿司職人ラミレス、決勝2点打! ホッジス、4連勝!
横浜:横浜3勝6敗
S  000000502  7
YB 000002000  2
勝:ホッジス7勝2敗 負:吉見3勝3敗
本:ヤング1

 松中、2発4打点! 若田部、6回KOも2勝目!
ナゴヤドーム:オリックス5勝4敗
H  000300001  4
BW 000100000  1
勝:若田部2勝0敗 負:川越3勝6敗 S:ペドラザ1勝1敗10S
本:松中10,11

 大友、サヨナラタイムリー! 好救援・豊田、2勝目!
西武吹き抜けドーム:西武6勝2敗1分
M  0001002100  4
L  0010021001× 5
勝:豊田2勝0敗10S 負:小林宏3勝3敗
本:エセネオエセ松井10、カブレラ16

 パウエル、2戦連続完封! 近鉄、破竹の6連勝!
ひたちなか:日本ハム5勝4敗
Bu 000130100  5
F  000000000  0
勝:パウエル6勝3敗 負:シールバック4勝4敗


 新助っ人・ホルト投手の入団を発表! もう一人の新助っ人・ヤングは即スタメン初アーチ!
この日、横浜はロッキーズ傘下の3A・コロラドスプリングズに所属していたクリス・ホルト投手(30=193cm,93kg 右投右打)を正式に獲得した事を発表。年俸は6000万円(推定)で背番号は「49」に決定。ホルトはメジャー通算5年間で133試合に登板し、28勝51敗1Sの成績。この日、木塚がぎっくり腰で登録抹消となるなど、ただでさえ苦しい台所事情の投手陣が更に弱体化している中、ホルトはローテーション投手として期待されており、初モノに弱い巨人戦での先発登板(20日)をメドに調整を行う予定。また、同日、ホルトと共に、支配下選手登録されたヤング外野手は同時に一軍出場選手登録されて、即スタメン出場。第3打席では来日初アーチとなる先制2ランを叩き込んだが、逆転負けを喫し、空砲に終わった。