球界トピックス

5月29日



初回、平松氏も驚愕の職人技が炸裂

一塁線へあっさり転がす芸術的バント

きっちり仕事を果たし、笑顔を見せる川相

第3打席では低めの厳しい球を捉える

腕を畳んだコンパクトなスイング

打球はレフト線を襲う会心のヒット

神宮:ヤクルト6勝5敗
G  000000001  1
S  000000002× 2
勝:藤井4勝1敗
負:河原1勝1敗11S
本:今夜の松井さん11、寿司職人ラミレス9
 
名手・川相、堅実無比の職人技炸裂! 河原、初のリリーフ失敗で首位陥落!
前日、V奪回へ最大のキーマンと目される名手・川相がフル欠場に終わり、怒涛の拙攻拙守炸裂により、好投・カリメロを見殺しにする屈辱的大惨敗を喫した事で懲りたか、この日は名手・川相が2番ショートの聖域でスタメン出場。これにより、試合前から意気上がる巨人は初回、先頭の清水がショート・宮本のエラーで出塁。ここで名手・川相が初球をいともあっさりと一塁線に転がす芸術的な送りバントを決めて、世界記録へあと14個と接近し、「本当に見事ですね、このバントは…。川相はバットの角度でどう出せばどう転がるかを完璧に分かっているんでしょうね。簡単そうにやりますけど、(並の選手では)そんなに簡単には出来ませんよ!」と平松政次氏も大絶賛。更に、3番に戻ったマッスル千代の富士も三遊間を真っ二つに破り、一、三塁となったものの、ただでさえオープン戦紛いのメンバーだと言うのに、川相の作ったチャンスを生かされてはここで試合は終わってしまうと悲壮な覚悟を見せるヤクルト先発・藤井の気力の投球の前に今夜の松井さん,江藤と内野フライを打ち上げてしまい、二者残塁。続く2回には先頭のソーサ元木がライト前に弾き返すも、無死一塁と言う状況に苦手・2番のトラウマが甦ってしまったガッツな貴公子・仁志はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く阿部もセカンドライナーに倒れて、結局、無得点。3回には一死から清水がライト前へ弾き返すと、内容のない凡退はしない男・川相はフルカウントまで持ち込む得意の粘りを見せ、最後は叩き付けるバッティングで高いバウンドのサードゴロを放ち、清水を二塁へと進める進塁打。しかし、続くマッスル千代の富士はセカンドゴロに倒れて、無得点。藤井の気力の投球の前に4,5回と3人で倒れた巨人だが、6回、一死から名手・川相が2−0と追い込まれながら低めの難しい球をうまく掬ってレフト線へ持っていく職人技のヒットで出塁。しかし、続くマッスル千代の富士の右中間に落ちるかと思われた打球をライト・副島に好捕されると、今夜の松井さんは空振り三振に倒れ、川相は一塁に釘付け。一方、左内転筋痛が癒え、1ヶ月ぶりのマウンドとなった巨人先発・ヒゲ入来は川相がバックにいると言う絶大な安心感に初回から安定した投球で5回まで僅かに2安打の好投。6回には一死から宮本に右中間突破の二塁打を許すも、続く副島を空振り三振,中井美穂の旦那・古田を名手・川相の所へ打たせる頭脳的投球で、このピンチを軽々と脱出。続く7回には先頭の寿司職人ラミレスにセカンドへの内野安打を許すも、続く岩村を4−6−3と名手・川相を絡めたゲッツーで打ち取る頭脳的投球を展開。続く度会にライト前へのポテンヒットを浴びるも、慌てる事なく土橋を名手・川相の所へ打たせる落ち着いた投球でこの回も無失点で切り抜ける好投。直後の8回、巨人は一死から、昨年、連続打席無安打記録を更新したヒゲ入来が自らセンター前に弾き返す執念の一打で出ると、ここで何と清水がバントを敢行。これは惜しくもファールとなり、強行策に切り換えた清水は執拗にファールで粘ったものの、最後は空振り三振。何とか繋ごうと言う清水の意気に応えたい名手・川相はライトへの大飛球を放つも、フェンス手前で副島に抑えられ、無念の凡退。しかし、0−0の儘、迎えた9回、巨人は一死から今夜の松井さんがライトスタンドへ弾丸ライナーで飛び込む豪快な11号ソロを放ち、ついに均衡を破る先制点をゲット。二死後、ソーサ元木に代わって、破戒僧・清原が登場。球場は大いに沸き上がったものの、破戒僧・清原はあえなく三振に倒れて、1点止まり。その裏、満を持してマウンドに上がった守護神・河原だが「9回一死に勝ち越してからテンションを上げ始めた事に不安がある」と言う達川光男氏の不吉な予感が見事に的中。先頭の副島こそ空振り三振に斬ってとったものの、中井美穂の旦那・古田にセンター前へ弾き返されると、続く寿司職人ラミレスを追い込みながら、右中間スタンドへ逆転9号2ランを浴びて、まさかのサヨナラ負け名手・川相が1安打1犠打の活躍を見せ、病み上がりのヒゲ入来が川相の好守に引っ張られて8回無失点の好投。そして、今夜の松井さんが主砲の面目躍如たる値千金の一発を放つと言う最高の展開で試合を進めながら、最後の最後で不沈艦ストッパー・河原がサヨナラ弾を浴びると言う衝撃の結末で巨人は首位陥落ショックの残る形の敗戦となったが、収穫も多く、今後も川相を積極的に起用する事で締まった試合が出来るとナインは思ったよりサバサバした様子。目先の首位奪回に躍起になって、川相を外すと言った下手なテコ入れがされない事を祈るばかりだ


 悠久の若虎、決勝打! 阪神、逆転勝ちで首位返り咲き!
甲子園:阪神9勝2敗
YB 020000000  2
T  00100110×  3
勝:福原1勝0敗 負:前田0勝3敗 S:バルデス11S
本:濱中7

 両軍合わせて19点の乱打戦! 新井、サヨナラ9号!
仙台:広島6勝4敗
D  020014200   9
C  310102201× 10
勝:小林1勝1敗 負:霊感投手・落合0勝1敗
本:キュラソ星人5、立浪4,5、井端2、新井9

 霊感投手・松坂、5回KO! 寺原、2失点で3勝目!
福岡ドーム:ダイエー4勝6敗
L  000200000  2
H  01200000×  3
勝:寺原3勝1敗 負:霊感投手・松坂6勝2敗 S:ペドラザ1勝1敗8S
本:松中9、バルデス11

 ソロ3発で逆転5連勝! 芝草うちゅー、連夜のセーブ!
東京ドーム:日本ハム9勝2敗
BW 002000000  2
F  00002100×  3
勝:隼人4勝1敗 負:ヤーナル3勝5敗 S:芝草うちゅー0勝1敗6S
本:田中幸8、DTクローマー9、金子2

 水口、決勝タイムリー! 中村、とどめの3ラン!
大阪ドーム:近鉄7勝3敗
M  000100000  1
Bu 01004000×  5
勝:高村5勝2敗 負:ミンチー姉さん3勝7敗
本:中村19


 中村、史上209人目の通算1000安打!
5回、水口のタイムリーで勝ち越した直後、中村がバックスクリーン右へ2試合連続の19号3ランを叩き込み、史上209人目となる通算1000本安打を達成。ダメ押し弾がメモリアルアーチとなった中村は「1000本と言うのは通過点。ただホームランで決められたと言う事に意義がありますね」と満足気に語った。尚、初安打は1992年6月18日の対日本ハム15回戦(藤井寺)でゲンちゃんから記録しており、この時も3ランだった。