球界トピックス

5月23日


甲子園:阪神5勝5敗
G  000021001  4
T  24011102× 11
勝:谷中4勝2敗
負:ワズディン1勝4敗
本:矢野3、斉藤1、斉藤4
 名手・川相、絶好の機会に無念の途中交代! 屈辱的大惨敗で連勝ストップ!
前日、川相不在のオーダーであわやパーフェクトの危機に陥った巨人だが、この日は2番で大スランプに陥ったトラウマが甦ってしまったガッツな貴公子・仁志は再び7番に戻り、6番にはファーストで斉藤。そして、名手・川相が2番ショートの聖域でスタメン復帰。これにより、試合前から意気上がる巨人だったが、この日の先発は予想されていた桑田ではなく、右腕に張りを訴えて二軍でリハビリモードだったワズディン逆境に燃える桑田を川相がスタメンの時に使うのは勿体ない…などと言う理不尽な理由かどうかはともかく、この病み上がりのワズディン起用が裏目に出たか、初回、一死から斉藤を歩かせると、濱中にセンター前へ弾き返されて一、三塁のピンチ。更に、この濱中に二盗を許した所でアリアスにレフト前へ2点タイムリーを浴びて、先制点を献上。阪神は2回にも先頭の矢野がバックスクリーン左へ3号ソロを叩き込むと、続く谷中が三遊間へ痛打。完全にレフト前へ抜けると思われたこの打球を名手・川相が素晴らしいフットワークで追い付いたものの、体勢を崩しながらの送球が僅かに逸れると、本職でないファーストの斉藤が一塁ベースを気にして思いきり身体を伸ばせずにこれを後逸。エラーが斉藤ではなく川相についた事で、記録員に対して激昂し集中力を乱したワズディンは一死後、斉藤にレフトスタンドへプロ初アーチとなる2ランを浴びて、5点目を献上。更に、続く濱中にも二塁打を浴びると、二死後、悠久の若虎・桧山にセンター前へタイムリーを浴びて、この回、4失点。6点を追う巨人は3回、ガッツな貴公子・仁志,阿部の連打で無死一、二塁とするも、ここでワズディンに代わって出てきたのが、何故か1割打者のクレスポ。クレスポは相変わらず、しみったれた打撃でサードフライに倒れると、続く清水は何とかチャンスで川相に回そうと気負い過ぎてしまったのが裏目に出て、セカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く4回には先頭の名手・川相が得意に粘りを見せてフルカウントまで持ち込むと、6球目を痛打。ショート真正面に飛んだこの打球だが、あまりにも強烈過ぎたが為にグラブをえぐられた斉藤が弾き、川相は一塁に生きたものの、続くマッスル千代の富士がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く今夜の松井さんも倒れて、結局、この回も無得点。巨人2番手・S.M.チョーは3回こそ名手・川相に打球を集める頭脳的な投球を見せていたものの、続く4回、斉藤に四球、濱中にサードへの内野安打を許して、一、二塁のピンチ。続くアリアスを川相の所へ打たせる頭脳的投球でゲッツーをとったものの、好調・悠久の若虎・桧山にライト前へタイムリーを浴びて、7点目を献上。巨人は5回、先頭の江藤がセンター前へ弾き返すと、続く斉藤がライトスタンドへ4号2ランを叩き込み、反撃を開始。川相のいる巨人相手とあって、何点取ってもセーフティリードとは言えないと油断の欠片も見えない阪神はその裏、二死二塁からゼブラ今岡がレフト線へタイムリー二塁打を放ち、8点目。直後の6回、先頭の清水がセンター前に弾き返して、次は名手・川相とあってビックイニングの予感が漂ったが何を血迷ったか若大将・原監督は仲人を務めてやったヒットマン後藤を代打に起用する大暴挙川相を差し置いてまで打席に入り、結果を出せないとあっては仲人を務めてくれた若大将・原監督の面目が潰れてしまうと悲壮感たっぷりの形相で臨んだヒットマン後藤は左中間への二塁打を放つと、続くマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトフェンス手前まで飛ぶ犠飛としては十二分の当たりで清水がタッチアップで生還。更に、谷中の暴投でヒットマン後藤は三塁を陥れたものの、今夜の松井さんが空振り三振。ここで代わった福原の前に江藤も力ないレフトフライに倒れて、結局、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈もう2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況に落胆の色を隠せない巨人3番手・アルモンテに対して、阪神は濱中,アリアスの連打で一、三塁とすると悠久の若虎・桧山のセカンドゴロゲッツーの間に濱中が返って9点目。再び6点のビハインドとなった巨人は直後の7回、先頭の斉藤がレフト前に弾き返すも、続くガッツな貴公子・仁志が簡単に打ち上げて一死。川相不在では繋ぐ攻撃は期待出来ないと焦った斉藤が二盗を仕掛けて憤死した直後に阿部がセンター前ヒットを放つと言うチグハグな展開の後、代打・福井が空振り三振で阿部は一塁に釘付けと川相不在の弊害を露呈川相が抜けた事ですっかり緊張感がなくなった巨人は8回裏、二死一塁の場面で田中シュータのセカンドへのゴロをガッツな貴公子・仁志が後逸すると、更に、この打球を川相不在でリズムを崩したマッスル千代の富士までが後逸するダブルエラー打球が転々とする間に一塁走者ばかりか打った田中シュータまでが長躯生還する無様な展開でとどめの2点を献上。土壇場9回、巨人は今夜の松井さん,江藤の連打で一、三塁のチャンスを作るも、斉藤のショートゴロゲッツーの間に1点を返すのがやっと。この後、ガッツな貴公子・仁志の四球,代打・ソーサ元木のヒットで一、三塁としながら、福井はサードゴロに倒れて二者残塁と最後の最後まで川相不在の弊害を露呈して、ゲームセット。ビッグイニングになりうる好機に名手・川相が下げられると言う悪夢の展開で敗れるべくして敗れた巨人の連勝は4でストップ。完一気に阪神に差をつける機会をむざむざ逃した事でチーム内には不満の声もチラホラと噴出しており、今後も川相の積極的起用が待たれる所だろう

 マイケル、決勝タイムリー! 横浜、今季初の連勝!
横浜:横浜3勝4敗1分
C  010000000  1
YB 01002001×  4
勝:竹下1勝0敗 負:鶴田2勝2敗 S:斎藤タカシ6S
本:ロペス4、小池1

 連夜の延長! 寿司職人ラミレス、勝ち越し2ラン!
ナゴヤドーム:中日3勝7敗
S  00101003002  7
D  02001200001  6
勝:五十嵐亮5勝1敗1S 負:ギャラード0勝1勝9敗 S:高津0勝1敗12S
本:神野2、宮本3、寿司職人ラミレス7