球界トピックス
5月22日
球審の判定に珍しく不満を漏らす川相 |
スリーバントも楽に決める驚異の精神力 |
世界記録へ16個と迫る職人技が炸裂 |
甲子園:阪神4勝5敗 横浜、待望の今月初白星! 13連敗でストップ! ペタジーニ、決勝12号! 中日、9連勝ならず! 加藤、今季初の救援も失敗! 金子、サヨナラヒット! 西武、投打噛み合い4連勝! 後藤、今季初白星!
G 000000200 2
T 000001000 1
勝:武田2勝0敗
負:井川7勝2敗
S:河原1勝0敗10S
本:今夜の松井さん9
今夜の松井さん、起死回生の逆転2ラン! 名手・川相、連夜の芸術技炸裂!
前日、再三に渡る好守と神業とも言える犠打を連発し、巨人の首位堅守に一役買った上、この日の阪神の先発は井川とあって、井川キラーの名手・川相には当然、お呼びがかかると思われた。しかし、前日、同点タイムリーと言う分かりやすい活躍を見せた満身創痍のソーサ元木が対左腕では普段のクレスポ並に手玉にとられているにも拘わらず、サードでスタメン出場を果たし、ショートにはこの日も左太腿痛で欠場のニックンに代わって名手・川相…ではなく福井が入り、更に、何と2番には開幕から怒涛のチャンスブレイカーぶりを発揮して打線を寸断しまくり、嫌と言う程、2番の適性のなさを見せつけたガッツな貴公子・仁志が復帰すると言う徹底した川相後回しオーダーが復活。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は井川の前に5回までパーフェクトに抑え込まれる体たらく。一方、前回の登板で記録マニアの松井さんの執念により全球団からの勝利をゲットした借りを返したい武田は川相不在とあって立ち上がりからペース配分無視の全力投球モードで4回まで1安打の好投。しかし、飛ばし過ぎの影響で早くも疲れの色が見え始めた武田に対して、阪神は5回裏、先頭の悠久の若虎・桧山がセンター前に弾き返すと、一死後、関本が三塁線を破る二塁打。続く矢野は敬遠されて満塁となったものの、ここで井川はファーストゴロに倒れて、悠久の若虎・桧山は本塁で封殺。更に、二塁走者・関本が三塁をオーバーランする大チョンボで憤死する最悪の展開で、結局、無得点。直後の6回、巨人は先頭のソーサ元木が左腕から実に久々のヒットで井川のパーフェクトをブレイクしたものの、続く阿部は簡単に打ち上げてキャッチャーフライ。武田もヘッポコバントをかまして、ソーサ元木は二塁で封殺されると、清水もセンターフライに倒れて、結局、走者は一塁に釘付けとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。改めて川相不在を痛感させられ、落胆の色を隠せない武田はその裏、二死から濱中,アリアスと連打を浴びて、一、三塁とされると、悠久の若虎・桧山にライト前へのタイムリーを許して、ついに先制点を献上。1点を追う巨人は直後の7回、先頭打者とあって、2番と言う打順に囚われずに済んだガッツな貴公子・仁志がライト前に弾き返すと、送りバント失敗は叩かれまくるが、セーフティバント失敗ならさして叩かれないと言う狡猾なニックンの技をマッスル千代の富士がパクり、これが結果的に犠打となって一死二塁。ここで今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ9号2ランを叩き込み、逆転に成功。しかし、川相不在の巨人ならまだまだ逆転の余地はあるとばかりにその裏、阪神は巨人2番手・ジョーベ博士に対して、先頭の関本がレフト線へ二塁打を放つも、続く矢野のヘッポコバントがピッチャー前にまともに転がってしまい、関本は三塁で憤死。この後、代打・平下,ゼブラ今岡と倒れて、結局、無得点。8回、巨人は一死から阿部がファースト強襲の内野安打で出塁すると、ここでジョーベ博士に代わって、ついに名手・川相が登場。球審との相性の悪さかボールと見極めた球をストライクと判定されて追い込まれたものの、スリーバントと言う状況になろうとも全く物怖じしない熟練の技を持つ名手・川相は一塁線へ見事に打球を殺す芸術的な犠打を決めて、世界記録へあと16個と接近。しかし、続く清水が歩かされると、返る打者ではなく返す打者として打順を迎えた事で苦手の2番に対するトラウマが甦ってしまったガッツな貴公子・仁志はファーストへのファールフライに倒れて、二者残塁。その裏から名手・川相が聖域・ショートの守備につくと、3番手・岡島はとてつもない安堵感に伸び伸びとした投球を展開し、阪神の攻撃を3人でピシャリ。土壇場9回、満を持してマウンドに上がった守護神・河原に対して、粘る阪神は悠久の若虎・桧山,ホワイトの連打で一、二塁のチャンス。しかし、バックに川相がいると言う絶大な安心感に全く動揺を見せない河原は関本のバントを素早く処理して、悠久の若虎・桧山を三塁で刺すと、矢野,代打・斉藤と連続三振に斬ってとり、ゲームセット。1点を争う緊迫したゲームにおいて、名手・川相が最後の最後で聖域に座った事で勝つべくして勝った巨人だが、スタメンで起用していれば、もっと楽な試合が出来たと言わざるをえず、チーム内には不満の声がチラホラと噴出している。完全無策野放し野球が復活する前に少しでも阪神に差をつけなければならないのは明白とあって、今後も川相の積極的起用が待たれる所だろう。
横浜:横浜2勝4敗1分
C 001000000 1
YB 10100100× 3
勝:河原1勝1敗 負:佐々岡2勝2敗 S:斎藤タカシ5S
本:ロドリゲス9
ナゴヤドーム:中日3勝5敗
S 1200000001 4
D 0002100000 3
勝:五十嵐亮4勝1敗1S 負:小山0勝2敗 S:高津0勝1敗11S
本:佐藤1、福留8、詐欺師ゴメス10、ペタジーニ12
東京ドーム:日本ハム4勝6敗
M 100101000 3
F 200010001× 4
勝:建山1勝0敗 負:加藤2勝5敗
米子:オリックス2勝8敗
L 100303020 9
BW 010000100 2
勝:後藤1勝1敗 負:川越3勝5敗
本:エセネオエセ松井8