球界トピックス

４月３０日　ＹＢ−Ｓ（横浜）：雨天中止

東京ドーム：巨人３勝１敗
Ｃ　　１１０１１００００　　４
Ｇ　　００００６０１４×　１１
勝：岡島２勝０敗
負：苫米地０勝２敗
本：ディアス７、新井７、斉藤１、クレスポ１，２
　ソーサ元木、決勝２点タイムリー！　クレスポ２連発で川相長期幽閉の危機！？
前日、Ｖ奪回へ最大のキーマンと目される名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれた事で１点でも取られたら敗北確定と言う絶望感に苛まれたカリメロの怒りの投球により、何とか勝ちを拾ったに過ぎないにも拘わらず、この日もセカンドには名手・川相…ではなく背中を痛めているソーサ元木が入り、ショートには名手・川相…ではなく攻守に渡って足を引っ張りながら美味しい所だけはかっさらうニックンが入り、サードには名手・川相…ではなくヒットマン後藤が入ると言う徹底した川相後回しオーダーが炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発マウンドには、ヒゲ入来の離脱により、プロ初先発のお鉢が回ってきた三浦。プロ初先発だと言うのに、川相不在のバックを背負わされて不安感一杯の三浦に対して、広島は初回、二死からディアスがレフトポール際へ大飛球。打球はポールの左へ僅かに逸れるファールと思われたが、審判のジャッジは何とホームラン。ヒットマン後藤が執拗な抗議をかましたものの「君はあの偉大な川相選手を差し置いて出ているんだ。抗議などかます暇があったら、もっとプレーで貢献したらどうかね」などと軽く一蹴され、判定は変わらず、広島が先制点をゲット。これに動揺したのか、三浦は続くキュラソ星人に一、二塁間を破られると、緒方の頭部を直撃する死球を食らわせて、危険球として早々と退場する羽目に…。ローテの谷間で送り込んだ先発が１回もたずに消えると言う緊急事態となった巨人の２番手として急遽、マウンドに上がった酒井は苦しみながらも何とかロペスを空振り三振にとり、辛くもこのピンチを脱出。その裏、巨人は広島先発・苫米地から先頭の清水がライトフェンス直撃の二塁打で出たものの、ニックンは相変わらずの淡泊な打撃でショートゴロと進塁打すら打てず。続くマッスル千代の富士はニックンがきっちり走者を進めていれば、犠飛になったであろうレフトフライに倒れた後、今夜の松井さんが右膝上に死球を食らって、一、二塁としたものの、江藤がライトフライに倒れて、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。いきなり川相不在を痛感させられ、落胆の色を隠せない酒井に対して、広島は直後の２回、先頭の新井が左中間スタンドへ７号ソロ。更に、ヒットで出た西山が二盗と阿部の捕逸で三進したものの、苫米地，キムタクと倒れて二死。ここで東出が痛打するも、このライナーが酒井のたまたま出したグラブにすっぽり入り、結局、１点止まり。その裏、巨人は二死から阿部がレフト前に弾き返したものの、酒井はセカンドゴロに倒れて阿部は一塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。川相不在の重さを改めて痛感させられ愕然とする酒井に対して、広島は直後の３回、一死からキュラソ星人，浅井の連打で一、二塁とすると、カウント２−３から重盗を敢行。しかし、ロペスが空振りすると、浅井も二塁で憤死する三振ゲッツーとなり、一瞬にしてチェンジ。しかし、続く４回、一死からヒットマン後藤のヘッポコ悪送球で出塁した西山を苫米地が送って、二死二塁となった所でキムタクがレフトオーバーのタイムリー二塁打を放って３点目をゲット。続く５回からマウンドに上がった巨人３番手・チョコも川相不在で不安感一杯。これに対して、広島は先頭のディアスがライト線に二塁打を浴びせると、続くキュラソ星人もライト線にタイムリー二塁打を放ち、４点目。更に、浅井が死球を食らって、一、二塁となった所でロペスがピッチャーゴロゲッツーに倒れると、新井もライトライナーに倒れて、結局、１点止まり。３，４回と三者凡退と沈黙していた巨人はその裏、先頭のソーサ元木がセンター前に弾き返すと、一死後、途中から守備に入っている斉藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ２年ぶりとなる１号２ランを叩き込み、２点差。続く清水は三本間へ平凡なフライを打ち上げたが、これを捕りに行った新井と西山が激突。新井は無事捕球したものの、西山が左足首を痛めて、治療の為、試合が中断。これでリズムを崩した苫米地に対して、ニックンがショートへの内野安打で出ると、マッスル千代の富士が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、１点差。続く今夜の松井さんが敬遠されると、江藤も歩いて、満塁となった所でチョコに代わって恐怖の４割打者・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは打率.077にも満たないクレスポ。これに対して、苫米地から代わった玉木はむざむざ押し出し四球を与えて、ついに試合は振り出しに。更に、ソーサ元木がライト前に２点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功。続く阿部が死球を食らって、またも満塁となったものの、リードして気が抜けたか斉藤はファーストゴロに倒れて三者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。６回からマウンドに上がった巨人４番手・アルモンテは相変わらずの川相不在と言う絶望的布陣に葉っぱを銜えて男・岩鬼になりきる現実逃避モードを展開。これに対して、広島は一死から木村一がアルモンテを強襲する内野安打で出ると、続くキムタクが歩いて、一、二塁としたものの、東出がサードフライ、ディアスのレフトへの大飛球もフェンス手前で抑えられ、二者残塁。その裏、巨人は二死からマッスル千代の富士がセンター前に弾き返したものの、今夜の松井さんがセカンドゴロに倒れて、マッスル千代の富士は一塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の７回、この回から代わった巨人５番手・岡島に対して、広島は浅井のヒット、新井の四球で二死一、二塁のチャンスを掴むも、代打・町田が見逃し三振に倒れて二者残塁。その裏、巨人は一死からクレスポが和製オジーの二つ名がメジャーにも轟く程の偉大な男を差し置いて打席に立っていると言うのに四球ばかりセコセコと選んでいる訳にはいかないとばかりにライトスタンドへ来日初アーチを叩き込み、７点目。直後の８回から、名手・川相がセカンドに入ったものの、打席が終わったばかりのソーサ元木の所へ置かれて、この日も打席には立てない可能性大とあって、不憫に思うあまり重苦しいムードとなったのが尾を引いたか、先頭の木村一の三遊間への打球をクレスポとあわや交錯しそうになったニックンが一塁へ悪送球をかますと（記録はヒット）、一死後、東出にもセンター前ヒットを許して、一死一、二塁と一発が出れば同点のピンチ。しかし、バックに川相がいると言う安心感から落ち着いた投球を見せる岡島はディアスを空振り三振。続くキュラソ星人のセンター前へ抜けるかと言うライナーも、川相がいると言うのに何度もヘッポコエラーを見せる訳にはいかないとばかりにニックンがダイビングキャッチを見せて、このピンチも脱出。その裏、巨人は先頭の清水がヒットで出るも、好プレーを見せたばかりのニックンが投手前への小フライとなるヘッポコバントと相変わらずのムラのあるプレーを露呈。しかし、続くマッスル千代の富士のヒット、今夜の松井さんの四球で一死満塁。ここで江藤がレフトへ犠飛を放ち、貴重な８点目を追加。更に、何とか川相に回したいと必死のクレスポがライトスタンドへ２打席連続の２号３ランを叩き込んだものの、皮肉な事にこれで仕事がなくなってしまった名手・川相はそれでも執拗にファールで粘ったが、最後はセンター・キムタクの好捕に阻まれて、無念の凡退。９回からマウンドに上がったジョーベ博士は名手・川相の所へ打球を集める頭脳的な投球を展開するなど、無難に３人で締めて４連勝。川相不在で怒涛の拙攻三昧を展開しながら、頭部死球で緒方が消えた広島の１２残塁と言う巨人以上の拙攻ぶりに助けられ、辛うじて勝ちを拾った巨人だが、クレスポが２発放ってしまった事で再びスタメンに定着する可能性が高まり、名手・川相のスタメンはますます遠のく一方とあって、依然としてＶ奪回の危機と背中合わせの状態にあると言っていいだろう。

　織田裕二、２年ぶり完封！　悠久の若虎、３打点！
甲子園：阪神２勝２敗１分
Ｄ　　０００００００００　　０
Ｔ　　１００１０２００×　　４
勝：織田裕二４勝０敗　負：小笠原３勝１敗
本：濱中３、悠久の若虎６

　延長10回、ガッツ、決勝犠飛！　隼人、粘りの２勝目！
ＧＳ神戸：オリックス０勝５敗
Ｆ　　０００００１０００１　　２
ＢＷ　００１０００００００　　１
勝：隼人２勝０敗　負：山口１勝２敗　Ｓ：井場１勝１敗５Ｓ
　

　ダイエー、打線爆発で快勝！　ルーキー・杉内、２勝目！
千葉マリン：ロッテ０勝５敗
Ｈ　　１０５００００３２　１１
Ｍ　　０００１１００４０　　６
勝：杉内２勝１敗　負：小野０勝２敗
本：バークハート８

　中村、逆転３ラン！　前川、ようやく初白星！
西武吹き抜けドーム：西武３勝２敗
Ｂｕ　０００００１３００　　４
Ｌ　　０００１０１１００　　３
勝：前川１勝２敗　負：ミャオ１勝３敗　Ｓ：岡本２勝０敗３Ｓ
本：中村６
　本格派右腕・張誌家投手の入団を正式発表！
この日、西武は台湾大連盟・誠泰太陽隊に所属していた張誌家投手（２１＝179cm,80kg　右投右打）の入団を正式に発表した。契約金１億2000万円、年俸1200万円（いずれも推定）の１年契約で背番号は「９９」。昨年１１月に台湾で行われた野球Ｗ杯の３位決定戦で日本を完封した本格派右腕の張は一時期、巨人も獲得を図っていたが、郭泰源氏のアドバイスで西武入りを決めたとの事。記者会見の席で張は「日本でプレーするのが小さな頃からの夢だった。（無免許運転をかましながら、いけしゃあしゃあと替え玉を出頭させる）霊感投手・松坂（の図太さ）を目標にしている。打者では今夜の松井さん（巨人）と対戦してみたい（が、西武は水島新司とやら言うパ・リーグ撲滅漫画の作者から呪われているらしく、日本シリーズでの対戦は難しいかもしれない）」と語った。