球界トピックス

4月23日



若大将・原監督に全てを託される信頼感

鋭い眼光でニューマンに強烈なプレッシャーをかける名手・川相

いざと言う時に決める男・川相はカウント0−1からニューマンの2球目を痛打

痛烈な打球はレフト前への2点タイムリー

決勝ホームを踏んだマッスル千代の富士ら、ナイン総出で川相の一打を祝福

一塁ベース上で思わず万歳の川相

ヒーローインタビューで満面の笑み

カワイコールで迎えるファンに応える川相

神宮:ヤクルト1勝3敗
G  0100011115 10
S  1120010000  5
勝:酒井1勝0敗
負:ニューマン1勝3敗
本:ペタジーニ8、マッスル千代の富士3、ニックン1,2、阿部1
 
名手・川相、Bクラス転落の危機を救う起死回生の決勝2点タイムリー!
20日、V奪回へ最大のキーマンと目される名手・川相を8点のビハインドとなるまで使わないと言うこの上なく非効率的選手起用により、怒涛の拙攻拙守三昧で阪神に屈辱的大惨敗を喫した巨人。この日はセカンドには名手・川相…ではなく、背中を痛めているソーサ元木が入り、ショートには名手・川相…ではなく、ガッツな貴公子・仁志に優るとも劣らないチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮したニックンが入り、サードには名手・川相…ではなく、イースタンで僅か1安打と言う謎の新助っ人・クレスポをいきなりスタメンで使うと言う徹底した川相後回しオーダーが炸裂ソーサ元木がようやく2番に入ると言う(川相程ではないにせよ)ようやく清水の高い出塁率が生かされるオーダーへ変わったものの、所詮、川相不在である事に変わりはないとあって試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、先頭の清水が四球で出塁。ここで新2番となったソーサ元木はバントで送るのか…と思いきや、強攻策で三球三振と全く2番に座った意味のない体たらく。続くマッスル千代の富士もショートフライに倒れた後、今夜の松井さんがレフト線へ二塁打を放ち、二死二、三塁とチャンスを広げたものの、江藤はファーストへのファールフライに倒れて二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈いきなり川相不在を痛感させられ愕然とする巨人先発・カリメロに対して、ヤクルトはその裏、先頭の真中が川相不在のヘッポコ内野陣の隙をつくセカンド内野安打で出ると、名手・川相の驚異のバントテクニックを信奉する宮本がきっちり送って、一死二塁。二死後、ペタジーニがレフト前に詰まりながらもポトリと落とすタイムリーを放ち、1点を先制。早くも追う展開となった巨人は2回、謎の新助っ人・クレスポが歩くと、石川の暴投で二進。ここも送らずに強攻策に出たニックンは追い込まれたものの、セカンド,ライトの間にポトリと落ちる幸運なヒットで無死一、三塁とした所で阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のライトフェンスギリギリまで飛ぶフライとなり、クレスポが同点のホームイン。続くカリメロは三塁前にまともに転がしてしまうヘッポコバントをかまして、ニックンは二塁で封殺。続く清水がセンター前ヒットで繋いだものの、ソーサ元木がレフトフライに倒れて二者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。その裏、またも川相不在の弊害を見せつけられて落胆の色を隠せないカリメロは先頭の寿司職人ラミレスに右中間真っ二つの二塁打を浴びると、二塁への牽制を川相と違い、安定感に欠けるニックンが後逸し、寿司職人ラミレスは労せずして三塁へ。ここで城石の打球はサード頭上へのライナー。あわよくばゲッツーをも狙える打球だったが、エモやんに「ケツが重そうですよね。内野をやるには腿が太過ぎますよ」とシメられるクレスポの鈍重なジャンプが及ばずにレフト線へ抜けるタイムリー二塁打となって、勝ち越し点を献上。石川に簡単に犠打を許して、一死三塁となった所で真中はスクイズを仕掛けるも、カリメロの投球がワンバウンドとなった事が幸いし、空振り。飛び出した三塁走者・城石を三本間に挟殺して、辛くもこのピンチを脱出。またも1点を追う展開となった巨人は3回、川相不在とあって一発狙いしか頭にないのか大振りのクリーンアップはあえなく三者凡退とまたまた川相不在の弊害を露呈川相不在では一向に点を取り返してくれそうもない打線に辟易とするカリメロに対して、ヤクルトはその裏、一死から稲葉がライト前に弾き返すと、続くペタジーニがバックスクリーン右へ8号2ランを叩き込み、4点目。点差を広げられる一方の巨人は4回、先頭の謎の新助っ人・クレスポが平松氏に「こりゃ期待出来ませんね」とシメられるバッティングで甘い球をショートフライと凡退すると、ニックン,阿部もあえなく倒れて三者凡退とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。更に、5回も淡泊な攻撃で三者凡退とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人は6回、先頭のマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ3号ソロを叩き込み、2点目を追加。しかし、その裏、ヤクルトは先頭の寿司職人ラミレスがレフト前ヒットを放つと、城石がきっちり送った後、代打・池山がセンター前へタイムリーを放つと言う理想的な攻撃で再び3点差。直後の7回、この回から代わった五十嵐亮に対して、巨人は先頭のニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ今季初アーチを叩き込み、3点目。一死後、カリメロの打順を迎えた所でついに名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは斉藤。しかし、斉藤はあっさり打ち上げて凡退すると、士気を削がれた清水もファーストゴロに倒れて結局、1点止まりとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く8回、巨人はヤクルト3番手・石井に対して、名手・川相を差し置いて2番に入ったソーサ元木が完全なボール球に手を出して空振り三振。続くマッスル千代の富士がセカンドへの内野安打で出ると、今夜の松井さんがセンター前ヒット。ここで川相不在では1つでも先の塁を狙うしかないとマッスル千代の富士が一気に三塁へ。暴走ともとれる走塁だったが、マッスル千代の富士の決死のヘッドスライディングで間一髪三塁を陥れると、この隙に松井さんも二塁へ進み、一死二、三塁。続く江藤はあえなくショートゴロに倒れたものの、この間にマッスル千代の富士が生還。なおも二死二塁の場面だったが、謎の新助っ人・クレスポがボール球に手を出して空振り三振に倒れ、松井さんは二塁に釘付けとまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。その裏から、クレスポに代わって名手・川相がサードに入ったものの、打席を終えたばかりのクレスポの所に置かれてしまっては、まず間違いなく守護神・高津が出てくるであろう9回に川相抜きで追い付かなくてはならないと言う絶望的な状況に愕然とする巨人2番手・チョコは先頭の岩村にヒットを浴びて降板。ここで代わったジョーベ博士もここを0点に抑えた所で川相抜きでは一発が出る以外、追いつく術はないと思うとモチベーションが上がらず、寿司職人ラミレスにレフト線への二塁打を浴びると、一死後、代打・副島が出てきた所で登場の3番手・岡島も同様にモチベーションが上がらず、副島を歩かせ、満塁のピンチ。しかし、ここで絶対に勝負を諦めない男・川相に声をかけられ、生気を取り戻した岡島は気力の投球で真中,宮本を打ち取り、辛くもこのピンチを脱出。そして、土壇場9回、案の定、マウンドに上ったヤクルト守護神・高津に対して、巨人は一死から阿部が川相に回らないなら一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ起死回生の今季初アーチを叩き込み、ついに同点。その裏、巨人4番手・酒井は先頭の稲葉にライト前ヒットを浴びると度会の犠打で一塁が空いた為、中井美穂の旦那・古田を敬遠。しかし、川相がバックにいる安心感から集中力が持続する酒井は粘られながらも岩村を空振り三振。続く寿司職人ラミレスには一、二塁間をしぶとく破られ、二塁走者・稲葉は三塁を蹴ったものの、川相がいる事で守備のリズムに乗っているマッスル千代の富士の好返球と阿部の好ブロックで本塁を死守し、試合は延長に突入。勢いに乗る巨人は10回、ヤクルト5番手・ニューマンからソーサ元木,マッスル千代の富士,今夜の松井さんの3連打で無死満塁。ここでこの日ブレーキとなっている江藤がサードゴロに倒れたものの、ケガの功名かクレスポに代わり6番に入っていた名手・川相がレフト前へ会心の2点タイムリーを放ち、ついに勝ち越し! 感動に酔いしれるレフトスタンドはスタンディングオベーションで怒涛の川相コール! 更に、代わった坂元に対して、川相が決めた試合を落とす訳にはいかないとばかりにニックンがレフトスタンドへこの日2本目となる2号3ランを叩き込み、この回、5点。その裏、セーブのつかない場面ながらも登板した守護神・河原がバックに川相がいる安心感から伸び伸びとした投球で浜名,三木,真中と三者三振に抑える快投でゲームセットとなり、酒井はプロ初勝利をマーク! 名手・川相の「V奪回へ最大のキーマンと目される男」と言われるが所以をまざまざと見せつける活躍により勝つべくして勝った巨人はBクラス転落の危機を回避。だが、今後、勢いに乗れるかどうかは、翌日のスタメンにかかっていると言っていいだろう。決勝アーチを放った翌日に福井を使った様に、この日、見事に決勝打を放った「チームに繋がりと勝利への執着心をもたらす男」名手・川相を起用するのか、はたまた平松氏,エモやんにダメ出しを食らったクレスポをまたしても起用するのか、この選択は今シーズンの巨人を占う一戦となりうるかもしれない

【名手・川相のスーパーヒーローインタビュー】
−−−素晴らしい一打、川相選手です。おめでとうございました。
はい、有難うございます。
−−−自分としては素晴らしい一打だったでしょう?
いやぁ、何か自分ではない様なね。ピッチャー陣が、特に酒井がサヨナラの場面で頑張ってくれて…
自分が打ったと言うよりも、ベンチのみんなとかファンの人が打たせてくれた様な自分でない様な感じがちょっとしましたね。
−−−一死満塁で何を一番考えられました?
その前で江藤が打てなかったんで、いつも出てる江藤が打てないんだから…って言うくらいのある意味、気楽な気持ちで打席に入れたんで
まぁ、タイミングだけ早く取って、凄いカットボールが多いんで、前で捌こうかなと思ったのがたまたま当たってくれました。

−−−川相健在、ベテラン健在と言う感じだったと思うんですけど?
いやぁ、どうですかね(笑)。監督もあの場面で守備固めで出してくれたって言うね。
それがいいチャンスで回ってきたんで非常に有難く思ってます。
−−−一塁に駆け込んで万歳をしましたね?
久しぶりだったんで、思わず出てしまいました。
−−−嫌なムードのゲーム、だったと思うんですけど、どうですか?
粘り強いですね、今年は…。試合の中盤から終盤にかけて、いつも結構僅差のゲームになってきたりするんでね。
そうなると自分も出る幕があるんで、やっぱりとにかくしぶとくね。
清原と仁志がいませんけど、粘り強く戦っていく事が一番いいんじゃないかなと思います。
−−−清原と仁志がいない分、頑張ろうと言うムードはチームにありますか?
そうですね、チームのみんなで、全員ベンチに入ってるみんなで頑張っていかないと、なかなか二人の力を補えないんで
とにかく二人が帰ってくるまで頑張ってやりたいと思います。
−−−まだまだ出番あると思いますんで…。おめでとうございました。
有難うございます。


 ピンキー井上、逆転二塁打! バンチ、完投で3勝目!
札幌ドーム:横浜1勝3敗
D  020000340  9
YB 100000001  2
勝:バンチ3勝1敗 負:ハマのチンピラ2勝3敗
 

 安藤、8失点KOでプロ初黒星!
広島:広島1勝2敗
T  000023020  7
C  05300012× 11
勝:長谷川1勝0敗 負:安藤1勝1敗
本:キムタク1、緒方4、悠久の若虎4、ディアス5

 杉内、無念の5回降板! 松坂に甲子園の借り返せず!
福岡ドーム:ダイエー1勝3敗
L  000010300  4
H  010001000  2
勝:霊感投手・松坂4勝0敗 負:飯島2勝1敗1S
本:バルデス6

 隼人、白星ゲットも完封目前で無念のKO!
東京ドーム:日本ハム4勝1敗
Bu 000000002  2
F  10020000×  3
勝:隼人1勝0敗 負:前川0勝2敗 S:井場1勝1敗3S
本:大村4、ローズ10

 相川、決勝1号3ラン! 戎、プロ初セーブ!
千葉マリン:ロッテ1勝4敗
BW 000013201  7
M  100001000  2
勝:戸叶2勝2敗 負:小野0勝1敗 S:戎1S
本:相川1


 ハマのチンピラ、谷繁に3点二塁打! 公園掃除の罰ゲーム確定!
FAで横浜から中日へ移籍した谷繁に対して、「打率1割台,本塁打&打点0に抑えられなければ、横浜公園の掃除でも何でもする」と高らかに宣言していたハマのチンピラは11日の初対決でいきなり2安打を浴びるなど、打率1割台へ苦しいスタートを切っていたが、この日は第1打席をセンターフライ、第2打席を三振と抑え込む好投。しかし、満塁のピンチで迎えた7回、よりにもよってセンターオーバーの走者一掃タイムリー二塁打を浴び、3打点を献上。これにより、「打率1割台」以前に「打点0」の公約に失敗し、公園掃除の罰ゲーム実行が決定となった。

 悠久の若虎・桧山、史上218人目の通算100号!
2−8と6点ビハインドで迎えた6回、悠久の若虎・桧山はバックスクリーン横への追撃の4号2ラン。
これが
史上218人目となる通算100号となった。尚、初本塁打は1993年5月29日の広島戦で長冨から。