球界トピックス

4月6日


横浜:横浜1勝1敗
G  005220000  9
YB 000050000  5
勝:上原1勝0敗
負:ターマン0勝1敗
本:今夜の松井さん2,3、清水1
 
今夜の松井さん、2打席連発! 完全無策の一発攻勢で辛くも逃げ切り!
前日、V奪回へ最大のキーマンと目される名手・川相がフル欠場に追い込まれた事による拙攻拙守拙走三昧で屈辱的大惨敗を喫したにも拘わらず、この日も名手・川相はベンチに幽閉され、試合前から重苦しいムードが漂う巨人は1,2回とあえなく三者凡退。3回には打順を入れ替えたソーサ元木,阿部の連打で無死一、二塁としたものの、ここで例によって、上原がピッチャー前にまともに転がすヘッポコバントをかましてしまい、ソーサ元木は三塁で封殺。これに愕然とし、焦りを隠せない清水は完全なボール球に手を出して凡フライに倒れ、またも無得点かと思われた所で、ここまで大不振のガッツな貴公子・仁志が何とかレフト前に弾き返して、阿部が先制のホームイン。続くマッスル千代の富士のショートゴロを捌いた石井タクローが二塁へまさかの大悪送球をかまし、ボールが外野を転々とする間に一気に二者が生還。更に、今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2号2ランを叩き込み、この回、一挙5点。川相不在では5点あっても逆転されかねないと攻撃の手を緩められない巨人は続く4回、二死二塁から清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ1号2ランを叩き込むと、続く5回には無死一塁から今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2打席連続となる3号2ランを放ち、9点目。更に、破戒僧・清原,ソーサ元木のヒットで一死一、二塁とチャンスを広げたものの、阿部がショートゴロゲッツーと川相不在が故のツメの甘さを露呈。9点差がついた事で、巨人はその裏から、試合前から右足に張りを訴えていた江藤がベンチに下がり、サードには名手・川相…ではなくショートからソーサ元木が入り、ショートには名手・川相…ではなくニックンが入ると言う信じがたい布陣を展開。ただでさえ、川相不在が故に初回からペース配分無視の全力投球モードで飛ばしてきた事で疲労困憊の上原はこの布陣に愕然とし、先頭のマイケルに三遊間をしぶとく破られると、続くメカゴジラにもサード,ショート,レフトがお見合いするテキサスヒットを許す有様。立て続けにショートへの打ち取った打球がむざむざヒットにされた事で、川相が入っていればと言う思いをますます強くして失意の上原は、更に、相川,代打・中根,石井タクローと3連続タイムリーを浴びた上、暴投をかました後、金城には簡単に犠飛を許して、一気に5点を献上と、正に、清水,今夜の松井さんの危惧が的中する形となった。巨人は7回、先頭のマッスル千代の富士がマイケルのエラーで出るも、今夜の松井さん,破戒僧・清原と打ち上げてしまうと、川相を差し置いて出場のニックンもバットを叩き折られてのセカンドゴロに倒れ、マッスル千代の富士は一塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。続く8回には先頭のソーサ元木がヒットで出るも、阿部は空振り三振。上原が今度は辛うじて犠打を決めた後、清水が歩いて、一、二塁となったものの、ワンヒットで十分だと言うのに、相変わらず、振り回しているガッツな貴公子・仁志はあえなくセカンドフライに倒れて二者残塁とまたまた川相不在の弊害を露呈そんな拙攻三昧に心を痛めながらも上原は粘りの投球で何とか4点のリードを守りきり、昨年、6月以来の完投勝利をマーク。名手・川相がフル欠場に追い込まれながらも辛うじて勝ちを拾ったとは言え、石井タクローの大悪送球と言う幸運に恵まれ、完全無策の一発攻勢がたまたま実を結んだに過ぎず川相不在による拙攻三昧は相変わらずとあって、依然としてV逸の危機と背中合わせの状況と言えるだろう。

 矢野、先制2号ソロ! ムーア、来日初完投!
神宮:ヤクルト0勝2敗
T  011000010  3
S  000000001  1
勝:ムーア2勝0敗 負:ニューマン1勝1敗
本:矢野2、ホワイト3

 朝倉、粘りの投球で悲願のプロ初勝利!
広島:広島1勝1敗
D  301120100  8
C  000011031  6
勝:朝倉1勝1敗 負:黒田1勝1敗 S:ギャラード2S
本:詐欺師ゴメス3、谷繁1

 パルデス、2発4打点! 田之上、完投で初勝利!
GS神戸:オリックス0勝1敗
H  001330012 10
BW 010000101  3
勝:田之上1勝0敗 負:ヤーナル0勝2敗
本:青波の長瀬1、バルデス3,4

 ミンチー姉さん、4回KO! 打線沈黙で開幕6連敗!
千葉マリン:ロッテ0勝1敗
Bu 041200000  7
M  100000000  1
勝:高村1勝0敗 負:ミンチー姉さん0勝2敗
本:中村2

 霊感投手・松坂、11K三振の力投で2連勝!
東京ドーム:日本ハム0勝1敗
L  101200000  4
F  010000020  3
勝:霊感投手・松坂2勝0敗 負:ガンちゃん0勝1敗 S:豊田1S
本:エセネオエセ松井1、オバンドー2、井出1


 ロペス、求道者・前田に暴行! 二軍降格が決定!
試合中、ベンチ裏でロペスが求道者・前田に殴りかかる大暴挙に打って出た。2回一死二塁,8回無死二塁の場面で、いずれもセンター前にヒットを放ったロペスだが、この時、二塁走者だった求道者・前田がいずれも三塁でストップした事に対して、打点重視のインセンティブ契約を結んでいる事から2打点損したと激昂した模様。会心と思えるホームランを打っても滅多な事では満足せず、あくなき向上心で完璧を求め続ける男・前田が決して手を抜く様な選手ではない事は誰もが知っており、生還出来なかった原因は両足アキレス腱に抱えている爆弾の影響である事は言うまでもない。そんな事も配慮出来ず、よりにもよってチームの精神的支柱でもある求道者・前田へのこの暴挙に対して、山本監督は「自分の成績だけを考えてプレーする者はチームにとって必要ない人間。勝つ為にやっているのにそういう態度が見えた」と、チームの和を大いに乱すものとしてロペスに二軍降格を命じた。ここまで好調を維持してきたロペスがこの様な形で離脱する事は手痛いが、これで野村,新井が共にスタメンに名を連ねる事が可能となり、プラス効果をもたらす可能性も出てきた。

 止まらぬ快進撃! 球団タイの開幕7連勝!
この日も投打が噛み合った阪神は破竹の開幕7連勝。これは1リーグ時代の1938年春以来となる球団タイ記録
7戦全て敵地、前年度最下位チームでの達成はいずれも史上初の快挙となった。
星野監督は「嬉しくて、嬉しくて立ってられへん。こんな事なら甲子園に帰らん方がええか」と大喜び。