球界トピックス

3月19日
オープン戦結果:S3−0D YB2−9F BW4−8T L2−3Bu M2−11H


松山:広島1勝1敗
G  000022001  5
C  000011001  3
勝:ヒゲ入来1勝0敗
負:長谷川1勝2敗
S:岡島1S
 またも名手・川相の無駄使い! いつまで続く暗黒采配!?
V奪回へ最大のキーマンと目される名手・川相が外され続けて低迷極まる巨人だが、この日も2番には「1番の打撃スタイルを変えるつもりは毛頭ない!」と暴言を吐いているガッツな貴公子・仁志、ショートには体調不良のソーサ元木が入り、名手・川相はベンチに追いやられる絶望的な布陣。案の定、4回まで毎回走者を出しながら、一向に先取点が奪えない拙攻三昧。一方、先発・ヒゲ入来も毎回の様に走者を出す苦しい投球ながらも何とか要所を抑えて、両軍ゼロ行進の儘、5回に突入。ここで巨人は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したガッツな貴公子・仁志のあわやスタンドインと言うタイムリー二塁打でようやく2点を先制。しかし、その裏、先頭の新井の三塁線へのゴロを川相不在で守備のリズムを崩した江藤が弾く(記録はヒット)と、二死三塁となった所で野村のセンターフライをこれまた川相不在で守備のリズムを崩した今夜の松井さんが目測を誤り、タイムリー二塁打としてしまうボーンヘッドをかまして、1点差。直後の6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したソーサ元木のあわやスタンドインと言うタイムリー二塁打でまたまた2点を追加。しかし、依然として、川相不在の為にピリっとしないヒゲ入来はその裏、新井にタイムリー二塁打を浴びて、2点差に。7回裏から、名手・川相はようやくセカンドの守備固めとして登場。どのみち、いかな川相と言えども、シーズン中にガッツな貴公子・仁志の守備固めとしてとって代わる可能性は殆どありえない為、三遊間ではなくセカンドに入る意味が果たして、どれだけあるのか?と再三再四、疑問視されている起用法ながらも、流石に、川相のもたらす安心感はズバ抜けており、武田,西山,小野仁と言ったリリーフ陣が次々と安定した投球を展開。4−2の儘、迎えた9回、巨人は一死三塁とダメ押しの絶好のチャンス。非レギュラークラスでは、一早く開幕一軍内定のお達しを貰った鈴木に対して、4番手・酒井はネクストバッターズサークルに控える名手・川相の強烈なプレッシャーに気圧されるかの様に甘い球を投じてしまうと、ここで鈴木はセンターへ犠飛を打ち上げて、5点目を追加。しかし、皮肉な事にまたも二死走者なしと言う一発を狙うしかない場面で回ってくる事になってしまった川相は本領を発揮しようがなく、無念の凡退。その裏、岡島がディアスに犠飛を許したものの、後続を断って、逃げ切りに成功。辛くも勝利を収めたとは言え、万全とは程遠い試合内容に不安要素はぎっしりで、開幕までに残された課題は山積み状態だ

 新井、怒りの猛打賞で破戒僧・清原を一蹴! ライトで開幕スタメンか!?
打撃絶好調にも拘わらず、ベンチウォーマーの危機に瀕している新井が本来のサードではなく、ライトで出場。前日、親交の深いキュラソ星人と破戒僧・清原(巨人)のコンビに加わって、会食をした際に「お前の腕はマッチ棒みたいやな」と清原にシメられた新井「わしゃ、われの様に格闘家たぁ違うんじゃけぇ、ウェイトトレーニングばかり取り組んで腕を太くする必要やらないんじゃ〜、ボケェ!」と怒り心頭で、打撃はパワーだけあってもダメとばかりに破戒僧・清原の目の前で2本の二塁打を含む3安打1打点の大爆発。これで打率は4割に乗り、打点,本塁打の二冠をキープと、その勢いは留まる所を知らない。サードは野村で確定しており、外野も緒方,キュラソ星人,求道者・前田の布陣が理想形とあって、依然として、スタメンの座は約束されていないものの、足に不安を残す求道者・前田の状態次第では、新井をライトで起用するプランも現実味を帯びてきた。松原打撃コーチは「(求道者・前田との)力の差がはっきりしていたら、こんな事はしない」と新井の成長に嬉しい悲鳴をあげている。

 山本監督、ご乱心! オープン戦では20年ぶりの監督退場劇!
今年は指揮官乱心がブームなのか、この日は山本監督がご乱心ジョニー黒木の復帰が6月以降までずれ込みそうな状況で、開幕投手本命のミンチー姉さんが17日に6失点KOされたばかり。この日は、もう一人の開幕投手候補である小野が先発登板したものの、2回に先制を許し、続く3回には3連打の後、連続押し出し四球をかました挙げ句にJ.マッケンジーにグランドスラムを叩き込まれて、一挙に6点を献上する大乱調。火に油を注ぐかの様に新ストライクゾーンへの曖昧な判定が続き、山本監督の苛立ちはピークに達しつつあっった。ここで続く大道のサードゴロが際どい判定で内野安打となると、ついにぶち切れた山本監督は脱兎のごとく一塁の川口塁審に駆け寄ると「しっかり見ろよ、このタコ!」と暴言をかまし、退場処分を食らってしまった。先日、ローズ(近鉄)が退場になったばかりだが、監督のオープン戦退場となると、阪神・安藤監督以来、20年ぶり2人目と言う異例の事態となった。